ぉだぁぁぁだぁん
君はいつもそうやって大声でママを呼ぶんだね。
でもなぜだろうね。君のママは世界でたった一人だけなのに、君がぉだぁぁぁだぁんと呼ぶと世間様が皆振り返るね。ぉだぁぁぁだぁんがたくさんいるのかなと思ったけれど、違うよね。間違いなく君が
うるさいから
だよね。大声で、ぉだぁぁぁだぁんを呼ぶ、クソガキ改め"ファッキンボクちゃん”は
君だね
という刺すような視線が君に向けられているのだけれど、振り返った世間様が現実に戻る瞬間を君は知っているかい?
あ・・・・・
双子か・・・・
しゃ~ないな・・・・・
大変やもん・・・・・
世間様は理解があってよかったね。そんな理解のある世間様に対していつもママは心から謝罪するのだよ。
おぅ、すんまへん
そして世間様が、「あんたが、このファッキンボクちゃんの”ぉだぁぁぁだぁん”か」と、記念に見ておこう的な扱いを受ける時、ママはいつもこう思っているのです。
おぅ、ワシやがな。
君はまた、そうやって大声でぉだぁぁぁだぁんを呼ぶんだね。
ぉだぁぁぁだぁんが
ぁだぁぁぁだぁん
になったり
ぅだぁぁぁだぁん
になったりしているね。
五段変格活用かな。
じゃあ、ママも五段変格活用を使ってみようかな。
うるさい。
うるさいな。
うるさいで。
うるさいわ。
うるさいんじゃ。
できれば、今回は静かにしてくれるかな。
だって
夜中の3時。
だからね。
そして何度もぉだぁぁぁだぁんを呼ばなくてもいいんだよ。ママは聞こえていないのではなく、熟睡しているのでもないからね。
シカト
しているだけなんだよ。なんだかんだで1号も起きちゃったね。寝起きのプリンセス1号はまるで
X JAPANだね。
君たちは素直だね。
君たちは良い子だもんね。
君たちは頑張り屋さんだからね。
起こしてしまったママに迷惑をかけないように、何とか寝かせようとするんだね。
ママの左右で添い寝して
一生懸命布団をかけて
お腹をトントントントンして
子守唄を歌って
頑張る双子に見守られながら、ママは幸せです。でもね一言だけ言わせて下さい。
君たちが寝た方が早いね。
だからママは必死で寝たふりをするのだけれど、君たちは本当に研究熱心だよね。
ママは本当に寝たのか、じ~~~~~~っと見学するよね。まるで
変死体扱いだね。
動いたらまた一からやり直しだからママも必死で寝たふりをするんだ。
ママが寝た・・・・・と本気で信用した君たち。
なぜだろうね。
ママの顔で日本語教室を開催するのは。いつもいつも1号が先生で2号が生徒だね。
1号:めぇ(目)
2号:んめ
つつくね。
1号:ぅあな(鼻)
2号:なな
つつくね。
1号:ぷちぃ(口)
2号:ちち
つつくね。
1号:まんま、どうぢょ(ご飯、どうぞ)
2号:んまんま、どーど
つつくね。
1号:ぱっぷん、ぱっぷん(パクパク)
2号:んぱんぱ
つつくね。
変死体にエサを与えないで下さい。
しばらく変死体を演じたママは、タイミングを見計らっているのだよ。
本気で、本当に、真剣にママが寝たと思う瞬間をね。
そしてママが「がおぉぉぉっ!」と叫んで起き上がると君たちが本気でビックリするね。
楽しいね。
ウケるね。
君たちにとっては・・・・・変死体が生き返る瞬間・・・・
ゾンビだね。
ふと思ったんだよ。ママと君たちは
どっちもどっちだね。