薄曇りの週明けです。
先週はオミクロン対応のワクチン、打ってきました。
副反応を恐れていたのですが、
ほとんどなく…拍子抜けしました。
(それだけ年とったのかなぁ)
副反応警戒して、予定も入れず、
図書館で本を借りていたのですが、
大した影響もなかったのでサクサク読んでしまいました。
山本文緒さんの「シュガーレスラブ」…
題名からすると、何かほろ苦い恋愛物かと思いきや、
それぞれ病気を抱えて苦労している女性の話を集めた短編集です。
不眠症、アルコール依存症、便秘、突発性難聴など…
即、命に関わる病気ではないにしても、
当人にしてみれば生活の質を下げてしまう悩ましい病気…
なおかつ、ご想像がつくかと思いますが、
どれもストレスが原因と片づけられてしまう一面も持った病気です。
それぞれの話は読んでいただければよいかと思いますが、
「完全に健康であること、完璧に愛し合うことを理想に生きる必要はないのかもしれない」という言葉、
今の私には身に染みました。
首の手術をして、四肢麻痺という危機からは解放されたけれど、
やっぱり痛い日もあるし、痺れる日もあるし…
でも完全を求めてはいけないのかもしれません。
それは「完璧に愛し合う」ということもね。
もうひとつ、面白かったのが、
義理の娘が病院に担ぎ込まれ、母は娘の部屋に着替えなどを取りに行くのですが、
部屋にはところ狭しと洋服があるのに、冷蔵庫はスカスカ…
冷蔵庫って今のその人、その家庭の状況を一番反映しているところかもしれません。
我が家の冷蔵庫、昔はパンパンだったのに、
今では、バターやジャム、牛乳とヨーグルト、そして漬け物…
あとは調味料とそんなものしか入っていません。
冷蔵庫が大きいのでかなりスカスカ…
あぁ、これまた当たってるなぁと思いました。
さて、そんな本を今朝返却…
まだ図書館が開いていないので、ブックポストへ返します。
それを不安そうに眺める2わん