月に一度の土曜日お休み。


なかなか旅に行きにくい今日この頃。


ならば、近場でぱあ~っと豪華なランチと洒落こみましょう!と、友と素敵な日本料理店へ行ってきました。





まずは、泡から。

これからどんなお料理が運ばれてくるのかドキドキわくわく、の図。




運ばれてきた前菜(二人前)に、もう感激。

添えられた緑や菊のお花の演出に、ときめかずにはおられません。



竹の中には、南蛮漬・うなきゅう・さば寿司・合鴨ロースの上には黄身の味噌漬け。

まるで披露宴に御呼ばれしたかのような美しさ。




グラスに入っているのはインゲンと小松菜の胡麻和え。他にはキッシュ・無花果・シャインマスカット・烏賊の真砂合え。

真砂合えってなんぞや?

Google先生に尋ねたところ、魚卵のあえ物だとか。確かにプチプチ食感がたまらない一品でした。




無花果の上にはランタナのお花《食用》、シャインマスカットの上には花韮のお花が。

いつも眺めて楽しんでいるランタナのお花をパクッと。食べれるんだなぁとビックリ。そして、花韮のお花は小さいのにしっかりの韮の風味があって、またしてもビックリ。

各々のお出汁も美味しくて、飲み干してしまいました。




すりながしは冷製とうもろこし。

胡麻豆腐も、上に載せられた雲丹も、添えられたハーブ類も美味しく、冷感を増すためにかけられた何かのお野菜を凍らせて作られた白いパウダー効果で涼やかな一品。

昨日は朝からの雨があがったあと晴れ間が見えてきて、ちょっと蒸し暑い一日だったので冷製とうもろこしの涼感で生き返ります。




お造りは大間のマグロに三重県産のシマアジ。

ワサビ菜など、添えられたハーブ類と一緒にいただき絶品!




焼き物は鯛。大好きー!
後ろにあるのは、魚のすり身と枝豆が詰められた南瓜のお花を蒸したもの。

山葵仕立てのお出汁も美味しくて、この器ではお出汁を飲み干せなかったことが残念無念。




目の前で揚げられる揚げ物の香ばしい匂いにつられて、ビールを注文。

なんて美しい佇まいなのでしょう。

さくっさくの天婦羅はサラダ南瓜に椎茸に玉葱。鱧はフリットで。




隠れているけど、揚げ物の下にはお茄子のソース。これが、しっかり焼き茄子風味で絶品!さすがにお皿をなめるのはグッと我慢したけれど。

世の奥様方はご主人に内緒で、こういう素敵ランチを楽しんでおられるのね。と思いきや、同じくカウンターにおられたのはご旅行で奈良に見えられたらしいご夫婦に、個室におられたのはご家族連れ。

女子会は私たちだけでした。




お口直しは、トマトとお塩で作られたなんとか。

一品一品、丁寧に説明くださったというのに「なんとか」としか覚えていられない…。

致し方ありません、酔い子だから!




大和牛の炙りの下には牛蒡とバルサミコ酢のソース。

これでもかっ!というくらい山のように重ねて積み上げられていた大和牛。

どういただくのが正解か分からないまま、一旦、お山を崩して美味しいソースをつけながら。




ご飯は鮎ご飯!

牛蒡の炊き込みご飯の上に載せられた鮎はカリッと香ばしくて、丸ごとペロリ。

もうどのお料理も素晴らしく手が込んで美しくて、いただくのが勿体無いと言いつつもれなくしっかりきっちり完食。




ピンク色が可愛らしいデザートは、桃のソルベでした。

美味しいね~
美味しいね~

何回、友と言い合ったか。

落ち着いた空間で、ゆったりと美味しい時間を堪能。

まさに御馳走という非日常を、味わわせていただきました。