本日(2016年6月21日7:30頃) 夏至。
春分と同じく、Ascは獅子座。「自分の輝き、創造性を生きる」テーマが続きます。
獅子座の支配星である太陽は、11ハウス蟹座0度で夏至を迎えます。太陽のすぐ近くに金星があり、自分が愛情を持てる対象を保護し美しいものへと育てたい、あるいは、なにもかも自分の中に取り込みたい、そんな欲求が高まります。
春分からの毎日を過ごす中で、こここそ居心地がいい!こここそ自分が輝ける!
そんな場所や関わりたい人を見つけた人は、そこへの愛情がますます深まり、そこと協力することで自分の人生の可能性を拡大させていくことでしょう。
注意が必要なのは、自分が愛情を持てる対象を大切に思うあまり、この状況を「素晴らしいものと思わなければならない」「愛情を持っているのだから頑張らなければならない」と自分に思い込ませる危険性について。
あるいは、なにもかも取り込むあまり自分の内に生じる意思は本当に自分のものなのか、自分が愛情をもっている人からの投影なのか・・・
バランスが崩れた依存関係から生じる歪んだ現実を本当の現実と思い込んでしまうこと。
金星にオポジションしている山羊座6ハウスの月が、他者への強い働きかけを強調しています。
山羊座6ハウスの月は、自分がまめに働くことで安心感を得ることができます。この「働くこと」は、実際の仕事でもいいし、なにか集中して取り組むことができるテーマでもなんでもいい。多様化が進む現代社会の中で私たちが達成できる喜びを知り心地よく過ごしていくためには、個人が責任をもって活躍できる仕事の場を持つことだけでなく、何か仕事以外の取り組めるテーマや趣味、情熱を注げる対象といったものを持つことの価値が、より高まっていきます。
双子座11ハウスには水星。水星は双子座の支配星なので、知的な学びや他者とのコミュニケーションを力強く応援してくれています。射手座5ハウスにある土星がオポジションなので、深い叡智や伝統的なものへの興味が高まります。伝統的なものへの興味が高まる中、私たちが生まれ育った国、日本がもつ風土の美しさへの関心も高まる、そんな配置です。
そこに魚座8ハウスにある海王星が関係しTスクエアを形成。自分が興味関心をもつものへ向かうタイミングを困惑させたり、ふわふわと夢見心地で興味の対象を拡散させたり・・・何か興味関心を持って情熱を注げる対象を見つけたいのだけど、なかなかこれといったものが分からない、出会えない、そんなもどかしさを感じることも多くなりそうです。
乙女座2ハウスにある木星は、ドラゴンヘッドとコンジャンクション。目標を決めて実現を目指していくことを乙女座らしい生真面目さでより発展的に拡大してくれています。ここに春分の日と変わらず山羊座6ハウスの冥王星がトラインなので、新しい感覚の発達や自分らしく過ごす軸の成長をより強力に推し進めてくれます。
春分の日に試された新しい世界へ飛び込むためのお試しともいえるようなことが、この夏至の時期には何らかの形で現実化します。その中でも自分が本当に目指したいことは何か、自分が居心地よく過ごすことができることはどういう場所でどういう人との関わりの中で生まれるのか・・・自分の内面に問いかけて自分を見つめ直す。そんな時間を持つことが、次の秋分の日へと続く流れを方向づけていくでしょう。
一見、自由な選択のように見える新しい世界への挑戦ですが、宇宙の深淵、また、私たち個人の無意識では誰しもが新しい世界への挑戦を望んでいるため、一年のなかにある春分・夏至・秋分・冬至という季節の切り替えポイントでは、毎回、新しい世界へ勇気ある一歩を踏み出すのかどうか?自分の意志として、意識的に一歩を踏み出すのかどうか?問いかけられ、サポートの手が差し伸べ続けられています。