2011.3.11から1年半後の今日、録画していたTV番組「 “花は咲く”スペシャル~一つの歌がつむぐ物語~ 」を観た。

 NHKで復興支援ソングとして流れている、“花は咲く”。


 


 あの日から1年半が過ぎようとしている被災地で、花の持つ力や、この“花は咲く”という歌が持つ力、花と人とのつながり、そして、人と人とのつながりを観て・・・

 改めて、あの日のことを忘れてはいけないということ。

 を、強く感じた。

 同時に、花のある景色=色のある景色の尊さも、心に迫ってきた。

 震災後、がれきに覆われグレー一色になった街の色を見て、今まで色のある景色がアタリマエであったけどアタリマエの景色ではなかったと分かった・・・ 

 震災後、いつものように咲かなかった花が、今年は咲いたのを見て「生きてたんだ~」と感激したということ・・・

 このような言葉を番組の中で耳にし、アタリマエがアタリマエにある大切さをかみしめると同時に、一歩一歩と未来へ続いていく時の流れを感じた。

 毎日毎日、部活動の最後には必ずこの歌を歌うという中学校の合唱部。のびやかに澄みわたる歌声に寄り添う、辻井伸行さんのピアノ伴奏。

 花の持つ力と同時に、歌が持つ力・音楽が持つ力に、心がふるえた。


  $つれづれ♪ちゃぴん

 花は 花は 花は咲く
 いつか生まれる君に
 花は 花は 花は咲く
 わたしは何を残しただろう

   (花は咲く 詞:岩井俊二 曲:菅野よう子 歌:花は咲くプロジェクト より)