心理療法の手法の1つ~解決構築アプローチ~に興味をもち、昨年からほそぼそとお勉強を始めています
何か問題が起こったときに、その原因を追究するのではなく、問題はたしかに問題としてあるのだけど、その中でうまくいっていることは何か問題を解決してどうなりたいか
さらに、うまくいくには
といったことに目を向けて、うまくいっていることを増やして望ましい方向に変化を積み重ねて解決していこう
というのが解決構築アプローチの大きな考え方。
このポジティブな考え方に惹かれお勉強をはじめたものの、自分の生活に取り入れていくにはなかなかついつい原因探しをして他人のせいにしたり、あれも出来ていない、これも出来ていないと自分にダメ出しばかりで凹んだり…
とにもかくにも、繰り返し繰り返しこの手法を勉強して少しでも身についていけばいいなと思い、先日、セミナーに参加してきました。
この手法を使って対人援助のお仕事をされている心理職の方や、心理学を学ぶ学生さんの参加がほとんどのこういったセミナーで、事務職の私が浮いているのは毎度のこと…でも、よりよい生き方の前には恥はかきすてです
この手のセミナーではグループワークがつきもので、初対面の方と色々お話したり意見交換をするのはとっても苦手な私…毎回あらんかぎりの我慢と努力で乗りきっているのですが今回は「自分が良かったこと、身についたこと、うまくいったこと、成長したこと、コツコツやってきたを10個以上
書き出して」から、二人一組になって発表しあうというワークが…
思わず、趣味で続けているピアノについて、初対面の方に熱く熱く語ってしまいました
ピアノを続けてきた中で…
自分の一生の趣味を見つけることができたこと。
友達がふえたこと。
先生と長いお付きあいをもつことができたこと。
いろんな曲を弾いてみたい、と思うと元気ヤル気が出てくること。
演奏を失敗しても落ち込むだけでなく次につなげていけるようになってきたこと。
ステージでの失敗を、リカバリーできるようになってきたこと。
伴奏の機会など新たなチァレンジや出会いをもてたこと。
ピアノを通して作曲家や曲に対して勉強することができること。
生活にメリハリがつくこと。
気分転換の時間をもつことができること。
指をケガしたりしないよう注意深く家事をするようになってきたこと。
が、私が書き出したギリギリ10個の、続けてきたことから思う良かったことで、それをペアになった方が優しい笑顔と頷き、そして「すごいですね」と称賛しなが聴いてくださって「ピアノを通して、とてもいい出会いや広がりがあったのですね
」など一生懸命に返してくださるものだから、ますます私も誠実に話さねば
と燃えてしまいました。
聴いていただきながら思ったのが、ほんと、私、ピアノを通してたくさんの出会い(アメーバで仲良くしていただいている皆さまや、いつもブログにお邪魔させてもらっている皆さまのピグのお顔を思い描いてました)をもらって、伴奏など新しい出来事にもチャレンジできたなぁ~、そして、私の話を否定も批判もせず肯定的に聴いてもらえるのって、なんて良い気分~
と、いうこと。
ワークに入る前に、現在の自分の気分を10点満点でつけたら何点?というのをつけていたのですが、ワーク後は見事にアップしてました
ワークの中で「中学や高校といったタイミングでピアノをやめて、そのままという人も多いと思うけど、大人になって仕事や家事もあって、やめようとは思わなかったのですか」と質問され、自分を振り返る時間を持つこともできました。
う~ん。
幼稚園の年長組さんの時からピアノを習い始め、一度は音大受験を志したものの高校2年の夏に受験をやめ、ピアノもやめたのですが…
その時は、また就職してお給料をもらうようになったら自分でピアノを再開しようと決心していて。学生時代はボランティアでピアノを弾いて、社会人になって習い事としてのピアノを再開し、途中、転職したり、父親が倒れたり、専門学校に行ったりと自分の都合でレッスンをお休みした時期も所々あるものの、ピアノをやめることは思いつきもしなかったなぁ~というのが私の気持ちでした。ここまできたら、意地というかいまさら、ピアノをやめるのはモッタイナイというか
そんな気持ちも聴いてもらい、次のワークへ…