前にブログでも少し触れましたが、私のブログ記事が摂食障害の方に悪影響を与えるというご指摘を受けた事があります。
自分自身、摂食障害で悩んでる時期はあちこちネット検索をしてなるべくリアルな情報が欲しかったので嘘なくリアルに書きたいと思っていました。
そして、こんなどん底からでも這い上がれたから希望を捨てないで欲しい事を伝えたかったんですが、伝え方と捉え方の行き違いでそう感じさせてしまったんだと思い、謝罪させていただきました。
ただ。
あなたみたいに摂食障害も治らず、パートナーにも恵まれず、子供ももてなかった人がいる。環境に恵まれなくて完治せず苦しんでる人がいる。
あなたは恵まれてるからいいけど、環境に恵まれなくて治療もうまくいかずに入退院を繰り返してる人もいる事を知ってください。
というような言葉が、すごく引っかかってしまいました。
この方には一体私がどんなふうにみえたんだろうか。
と、思いました。
(ブログでは表面的な部分しか見えないし、私が書かなければわかるわけもない話なので、その方を責めているとかそうゆう話ではないです。)
この件で、少し自分の事をブログに書こうと思いました。
遡ると、もう幼少期からの話になります。
ここから私の事を書きます。
子供時代、気性の荒い父親からは、酒の瓶を投げつけられて割れたビンの破片を拾えと怒鳴られ、泣きながら手で拾ったりしていました。小学校低学年の時です。
何度怒鳴られたかわかりません。
40過ぎた今でも男性の大きな声を聞くと動悸がします。
小さい頃にアダルトビデオも見せられました。
容姿をさんざんバカにされました。(これが後の摂食障害につながっています)
子供の頃、愛されてると感じられず、
自分以外の兄弟を羨ましく思いながら過ごした幼少期でした。
どんなに勉強ができても運動ができても褒められた事はありません。
他の兄弟が買ってもらった高いゲーム機も大きなピアノも、私にはありませんでした。
そして、中3の終わりから働いてます。高校だって行ってません。
(私以外の兄弟は高校卒業後に進学してます)
10代の時、自分の居場所が欲しいと思い、服だけを持って。誰にも告げず夜中にコッソリ家を飛び出し遠く離れた都会に行き、そこから1人で生活しました。
未成年で保証人もなく行き当たりばったりで仕事も決まってなかったので家探しに苦戦し、家が決まるまでは駅のトイレで荷物を抱えて眠りました。
私が消えても、家族にも誰にも探される事はなかったです。
その後20代前半で結婚しましたが1度目のパートナーはお酒が入ると豹変する人でした。
足を包丁で刺されたこともあり、今でも傷跡が残ってます。
ガラス窓にぶん投げられて割れたガラスで怪我をして縫ったことも。
肋骨も折りました。
私と違いすごく社会的地位のある人だったし、お酒が入らなければ穏やかな人だったので、彼の同僚や身内に相談したけど信じてもらえず。
逆に当時の義理の親からはあなたの育ちが悪いから、親に愛されてない子は根性が曲がるんだと言われました。(私は自分の身の上話を義理親に何も話してないので当時のパートナーがそう話したのでしょうね)
すがる気持ちで兄弟に相談も一度しましたが、
「我慢すれば良いだけの話。みんな我慢して生きてるんだから。」
と言われただけでした。
無知で若かった事もあり、然るべき機関に相談するなんて事も頭に浮かばず。
手の甲ににヒビが入った時に看護師さんのすすめで病院でもらった診断書は持っていたものの、その切り札をそこからどうしていいかわからずにいました。
そして、その結婚生活の中の辛さから逃げたい一心で摂食障害を発症しました。
離婚してもらえなかったので小さかった子供を連れて内緒でアパートを借り、夜逃げ同然でそこで暮らしました。
子供の預け先がなく入院する事ができなかったので、独身時代の貯金を切り崩し子供を育てながら1人で克服しました。
死の宣告もされていたし、1日に何度も気を失う状態で、もう頑張れないかもしれない。明日は生きてないかもしれない。と、夜中にアルバムや貯めてきたお金の通帳を整理してまだ字も読めない子供宛に手紙を書いた日の事を今でも忘れられません。
自分との戦いみたいな荒いやり方で運良く回復する事ができましたが、何かが少しでも違えば死んでいたと思います。
そもそも摂食障害に関しては、
環境に恵まれてるから治る。
環境に恵まれてないから治らない。
って話でもないと思ってます。
周りがどうとかではないと思う。
献身的にサポートしてくれる家族がいたって、自分の心の傷が癒えなければ意味がない。
逆に病気というポジションに甘えて居心地良くなってしまってもいけないと思う。
家族のサポートはとても大事だと思いますが、それだけでどうにかなる問題でもないと思ってます。
その後、地域の民生委員の方や色々な人が絡み、離婚する事ができましたがこの話は長くなるのでまた今度…。
正直なーんも恵まれてなんかないです。
自分が辛かったとか苦労したなんて言うつもりは全く無いですが、恵まれてる部類ではないと思ってます。
今書いた事もほんの一部。
底辺でしょ。笑
今は、大事な家族がいるし。
あんまり友達は多くないけど、絶対的に信頼できる親友もいます。
だけど、今幸せだから過去に苦しんでないという事にはならないし、逆に過去があるから今があるんだとも思ってます。
元々、たまたま良い環境に生まれて、いい人に出会えて、ぬくぬくと生きてきたというわけでは決してないです。
過去は消せません。消えません。
でも、学歴も何もないけど仕事も今まで特に困らずにしてきました。
なんでも話せて辛い時には助けてくれる家族も今はいます。
40近くなってからようやく自分の事認めてあげられるようになり生きるのが楽になりました。
そう考えたら今はとても穏やかに暮らしています。
歯の事は今もやっぱりそりゃ不安にはなるし死にたいほどの悩みではありましたが、それも数年かけて今ようやく受け入れて前向きに治療できるようになりました。
今は歯に支配されて鬱になる事もなく過ごせています。
私のブログは決してポジティブな楽しいブログじゃないです。
だってそんなキラキラした人生じゃないし。
マイナー発言も多々ありますし、読んでて暗くなったり嫌な気持ちになる事もあるかもしれません。
今回のこの内容も、読む人にとっては気分が悪かったりマイナスな感情に引っ張られたり、精神的に嫌だとか苦痛に感じるかもしれません。
そう感じさせてしまったらごめんなさい。
でも、どんな状況からでも人は幸せになれると私は思ってます。
生きてたら自分でどうにもできなくて苦しい事もあると思うけど、共存していくしかないもんね。
人間はみんな弱いもんです。
強くなろうとか前向きになろうとか、戦う必要はなくて、これが現実だと受け入れるだけでも楽になるんですよね。
逆に、どんな恵まれた環境に産まれて親に愛されて育っても自分の生き方次第で人生なんかぶっ壊れる。
ニュースで事件の犯人の生い立ちなんかを見てもあるじゃないですか?
「裕福な家庭に生まれて両親に愛されて育って、幼少期はとてもいい子でした。まさかあんな事件をおこすなんて。」みたいな。
自分の考え方や行動ひとつで、良くも悪くも変わる。
幸せに基準はないし、人が決めるもんでもない。
自分がそう感じられるか、それに気づけるかどうかだと思う。
確かにこうやって過去を思い出したら気持ちが沈む時もあるけど、それはそれで引き連れて生きてます。
とまぁ話がだんだんズレてしまいましたが、途中から自分の吐き出しになってしまいました。
申し訳ないです。
今の私のブログでは、歯は最悪だけど他は幸せなんだろうなーとか、恵まれてるなー。って見える事でしょう。
実際今はそうです。
歯の事以外はさほど問題ないです。
(お金が足りないぐらい笑。)
人生80年と仮定して、ようやく折り返し地点あたりから自分を大切にする事ができるようになったんです。
私は歯で悩み出してからブログを始め、本当に皆さんに救われてきました。
初めてこんなに自分のダークな部分を話してしまったので後から後悔するかもしれませんが…笑
でも、なんだか話したくなってしまったので。
聞いていただきありがとうございます。
ただ、聞いて欲しかったのかもしれません。
スーパー長文ですみません。汗
身バレ防止で、もしかしたらこの記事はいずれ消すかもしれません…
(リアルでは私のこの過去を知ってる人はかなり少ないのでバレないかもだけど、過去がどうのより歯が無い事がバレるのが不安なので。笑)