今回も摂食障害のお話なんですが。
摂食障害と脳について書きます。


摂食障害で低体重や低栄養が続くと、脳の皮質が薄くなるというデータがあるそうです。

通常の脳に比べると劇的な変化があり、

皮質の厚さ、皮質下の体積にかなりの減少が見られ、知能の低下に繋がるんだとか。

俗に言う、脳の萎縮ってやつですかね。(老人の脳に見られるような脳の萎縮があるらしいです)


これは精神疾患の中でも拒食が1番著しく減少するようで、統合失調症や鬱、強迫性障害などよりも深刻なんだそう。


私も拒食ピークの時は酷かったです。

まず、今考えるとマトモな思考ではなくなりますし。記憶力が低下しました。ついでに鬱や強迫生障害にもなっていました。


なぜか当時はバイキンが気になって、狂ったように毎日掃除してましたね。

特にカビが怖くて仕方なかったんです。(今考えると本当に謎なんですけど…)

浴室なんか水滴が1粒でも残ってるのが許せなくて、入浴後は水分がなくなるまで浴槽や洗い場をタオルで拭いてました。

(元々はズボラで大雑把な性格なんで、今はもうズボラに戻っております。風呂掃除も私がやると雑だから、ママはやらないで。と言われて旦那や子供がやってくれます。笑)


そして、物忘れもひどかったです。当時は朝の出来事が夕方には思い出せない感じでした。

何かを考える時、頭で整理してもグチャグチャになってしまうから紙に書いて一つずつ整理して考えたり。

朝にした事、出した食事などもカレンダーに書き込んでました。

(物忘れがひどかったので毎日、日記もつけていました。)



ですが、これらの脳が受けたダメージは体の回復と共に治るそうなんです。

(あまりにも長期間の症例についてはわからないそうです)


私も今は多分大丈夫です。笑

元々がおっちょこちょいで忘れたりするタイプなんですけど…

ただ、普通に仕事もしながら日常生活も送る中で何か不便を感じる事は無いのできっと脳も回復したのかなと思います。

仕事で経理なんかもしてますから知能にも多分今のところ問題はありません。(元々頭が良くはないのであくまでも多分。ですが。笑)

鬱や強迫性障害も体重増加と共になくなりました。(歯でこの10年気分は鬱ですが。笑)


ついでに生理についても、何年も止まると卵巣が萎縮すると言われました。

私は一度だけ生理について病院で相談した事がありますが、

体重が◯kgにならないと薬も使えない。

薬が使えるようになっても生理が自然に来る事はないかもしれない。(もう排卵ができなくなる可能性がある)


と言われました。

それから生理に関しては治療してませんが、体重が増えてきたら自然と戻りました。


生理が止まっていた時は、来るべき生理が止まってしまうので更年期障害によく似た症状もあり、ホットフラッシュに悩まされました。

カーっと顔が熱くなり冷や汗が出てきたり。

まだギリギリ20代の時だったと思います。




本当に、ただ体力や気力が無くなるだけでなく体に色んな症状が出てしまうんですよね。

一時的なものでいずれは回復するかもしれませんが生理に関しては戻らない方も結構いらっしゃると聞きました。

ほんと、痩せて良い事なんか一つも無かったなって今となれば心底思います。

けどその真っ最中にいる時って頭でわかっててもどうにもできないんですよね。

でも、若い世代の方なんかはこんな事も頭の片隅においてみてほしいなって思います。