こんなふうに生きられたら(姉のはなむけ日記)|岸田 奈美 グループホーム入居を目指し、ダバダバと奮闘する姉と弟の記録。前回のお話はこちら。 始まりのお話はこちら。 一ヶ月間の、弟のグループホーム体験入居が終わった。 「良太。ほんまに、あそこで暮らせそう?」 母には「うん」と答えたらしいが、何度かたずねると、たまに「うーん」と首をひねっている。そりゃそうだ。生活が大きく変わる、人生の節目。 弟とふたりで話してほしい、と母から頼まれた。 「良太はな、奈美ちゃんといるときはめっちゃ笑うねん」 そんなアホな。 しかし、母が自撮りして送ってくるツーショットでは、弟はいつも仏頂面である。 「体験入居中、良太 note.kishidanami.com 岸田奈美さんのまんまの言葉が大好きだ。まんま、といえども数多ある中からしっかりと選ばれて紡がれた言葉達のなにもかもが本当に心地よくてステキでいつも楽しみに更新を心待ちにしている。今日は途中から涙でぐしゅぐしゅになってしまった。ことばのひとつひとつが本当に愛おしくてせつなくて行間もろとも抱きしめたくなった。岸田奈美さんのお母様がわたしよりお若い、と知って若干(いや、本当は結構)ショックを受けた事もちょっぴり晒しておこう、 と。※お写真noteより拝借しました。m(_ _)m