このところ、
言葉選びの大切さを痛感しています。


ひとつの事を伝えたい時に
言葉の選択を間違えると
全く逆の意味に捉えられてしまう
という事があります。


普段の生活、子育て、
人と人との関わりにおいてもそうですが、
レッスン時での言葉選び、
更には声楽レッスンにおいては
それがかなり重要だなとつくづく思います。


例えば、

[楽に声を出す]
[楽に歌う]

私が伝える[楽に]と、
生徒さん達が捉える[楽に]は
全く違う可能性があるという事。


この[楽に]の捉え方の違いで、
求めている声と全く正反対の声が
返ってくる事もあります。

言葉選びを慎重に、
別の言い方、別の言い方と手繰り寄せる。


そうして昨日のレッスンでは
2人の声楽生徒さんのレッスンで
やっぱりそうだった!
声が驚く程変わりました。


やはり言葉選びはこんなに重要なのだと
痛感した1日でした。


そして、私の中で
『感覚的に』捉えていたものを
生徒さんがより理解出来るように噛み砕いて
『言葉で』伝えようとする事で、


『なんとなく』だった事が『確かなもの』
になり、より私自身が
コントロール出来るようになった事が
多々あります。


子育ては親育て


というフレーズをたまに耳にしますが、
ピアノ・声楽を教える私にとっては


教える事は、教えられる事


この言葉も同じくらい身に沁みます。