発表会で弾く曲の決め方は
教室によって様々です。


私が子供の頃は、有無を言わさず
[先生が決めてくださった曲を弾く]
のが当然でしたので、先生に
『この曲が弾きたい』
とは口が裂けても言えませんでした🤣


私の教室では

私が決めた課題曲を仕上げ、
その後期間的に余裕がある場合のみ
本人希望の自由曲を受け付けています。


本人が希望する曲を演奏出来る事は
メリットもデメリットもあります。


メリットはやはり
本人の練習する意欲が増す事。
それによって、読譜力であったり
技術力が一気に伸びる子が増えます。



デメリットは‥‥

希望した曲がその子にとって
まだ到底難し過ぎる場合、

今回はまだこの曲では難しすぎるから
やめておきましょう

と提案した時に、

『この曲が弾けないなら
発表会は出ない』

というようなご意見や、

『それならピアノ辞めます』

とまで言われる方が数年に1度
いらっしゃる事。
でも私も断固としてその脅しには乗りません。



今年は弾けない


のであって、このまま続けていれば
いつかは弾けるのに、どうして
今年弾けないなら辞める
という選択をしてしまうのか。


こういう事があると、
やはり自由曲は受け付けるべきではないのだろうなと思うのだけど、


自分の弾きたい曲を
弾けるようになった子達の笑顔は
やっぱり尊いのですよね。

この笑顔を見ると、
やっぱり自分の弾きたい曲も
弾かせてあげたい
と思うのです。


毎年悩むところであります。