一昨日 郷里 北海道に住む母方の叔母(母の姉)の訃報が届きました

享年102歳 世間では「大往生だね」と言われる年齢です
数年前 今回亡くなった叔母の上の姉も亡くなりました 享年100歳でした

母の兄弟は女性は長生きです 皆 100歳を超えています
男の兄弟は皆60歳・70歳台 80歳まで生きた人はいません。


母は11人兄弟の末っ子です 男5人 女6人の兄弟姉妹です
そして 今回亡くなった一番年の近い姉とも8歳離れています

母の甥や姪には 母より年上の人達がいっぱいいます

一昨日亡くなった叔母の記憶が余りありません

ずーっと北海道で暮らしていて あまり 出歩いたり 旅行をしたりすることが好きではなかったのだと思います 
あと経済的な事も有ったように感じます

30年近く前になりますが 妹の結婚式に出席してくれたはずなのですが、私も父を亡くし父の代行役をしていたので 緊張していて よく覚えていないのです

この叔母が亡くなる数年前に もう一つ上の叔母が亡くなりました
享年100歳でした

この叔母たち2人は共通点が有り共にご主人がいらっしゃらなかったのです

実は母も嫁いで3日で旦那さんはあの大戦で散っていきました
少佐だったそうです 其の3日間 愛情を注いだのでしょう 私には父違いの兄が居ます

母の再婚の時に母の実家に養子縁組され戸籍上は母の弟・私の叔父ですが小さい時から高校卒業まで一緒に暮らしていました
良い兄です・素晴らしい兄です

上の叔母は金持ちに嫁いだのでずーっと養育費や慰謝料なんかを分割で貰っていたようですが 今回亡くなった叔母の御主人は職業軍人だったような事を聞いた事が有るような気がします

それも将校では無かったようで恩給?年金?良く解りませんが公的に支給されるお金も 決して贅沢できる額では無かったのでは無いかと想像します

それでも この叔母2人には小学生の頃毎年 お年玉を頂いた記憶が有ります




今回の訃報を受け 何故か この叔母がお別れの挨拶に我が家に来ているような 錯覚がしました それもかなり強く意識したのです

私は恥ずかしくて居たたまれませんでした

何故なら前回・前々回の記事にUPしたように うちの家族は 家族の体をなしていないからです



同じうちに住みながら 30年近い仮面夫婦ののち ここ数年は家庭内別居の妻・夜は眠れず昼中具合の悪い極度の睡眠障害の私・そして94歳の母に毎日家事一切をして貰っている家庭・・・

家族全員が一つ屋根の下それぞれが孤独な生活をしている現状・・・

こんな家庭を叔母が見たらなんと嘆くでしょう
安心して成仏できないのではないかと思います


叔母さん・・・私 こんな家庭しか作れませんでした どうか許してください



母様・・・もう少し時間が有ります どうか諦めず 見捨てず今後の私の奮起に期待してください




母がぽつりと言いました

「11人も兄弟が居たのにね~最後の一人になっちゃったわ 今度は私の番ね 淋しいわ」と・・・



淋しいままでお母様の人生を終わらせないよう頑張りますから
今は 堪えて下さい


最後には「あ~楽しかった お前を生んで良かった」って言って貰えるよう・・・
必ず言って貰えるよう 頑張りますから・・・




約束しますから・・・・             YOU