父の涙 | 人生楽しんだもん勝ち♪

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40半ばでもまだまだ落ち着かない主婦たまに占い師。
カウンセリングもやります。
あなたのモヤモヤ晴らします。


わたしが高校生のとき

クラスに馴染めず

一時期不登校になった

(といっても1週間か10日くらい?)



友達ができず

居場所がなくて



孤独と孤立している恥ずかしさで

いたたまれなくなったのが

原因だ



今から考えると

無視されていたワケでも

人間関係が

それほど険悪だったワケでもないが



相手とうまく話せなくて

会話が続かなかったり



女子高生特有のノリに

ついていけなかったりで



だんだん疎外感を感じるようになり



そのうえ

「友達がいない」

という人目が耐えきれず



学校に行くのが

とても苦痛になったのだ



学区外で行ったから

知り合いは誰もいないって

分かってたでしょ


それでも行きたいって

自分で選んだ学校なのに


母親からはとても責められたので



家にいるのは許されない雰囲気で

どこにも居場所ないなぁと感じて



横浜の祖父母の家に

泊まらせてもらったりしていた



このまま学校辞めたいなぁ

でも家にいるのもイヤだなぁと

思っていたときに



母親から突然

「ちょっとパパと話してくれる?」

と言われた



うちの父親は天真爛漫というか



子煩悩ではあると思うが

家事育児に一切口出しをしないし

休日は自分の好きな

DIYに没頭するようなタイプの人で



父子2人で話したことも

長らくなかったので

ものすごく驚いた




学校行けってすごい怒られるのかな、と

緊張しながら応接間に入ると

父がソファに座っていて



「学校行きたくないんだって?」

とだけ聞かれた



わたしが

「うん」

と答えると



父は

「パパ達は若くて結婚したし

今までこれっていうこともしてきてやれなかった。それなのに、まゆみがここまで立派に育ってくれてパパは嬉しい。本当に嬉しいよ」と

涙を流していた



学校行かないことを

責められるかと思っていたのに



父親の方が泣いてる?

それも私のことを立派だって



びっくりしすぎしたので

話の詳細はあまり覚えていないが



あー、パパは

若くて結婚して必死にやってきたけど

あまり手をかけてやれなかったって

思ってるんだなぁ



そして私のことを

「立派に育った」と

思ってくれてるんだなぁ



ということが初めて分かって



胸を打たれた



そして


この人を泣かせるようなことを

しちゃいけないな


16歳のわたしは思って



高校は辞めなかった



あのとき

親の声を無視して退学してたら

どんな人生だっただろうと

想像したりもするが



結果的に辞めなくて良かったと

今でも思っている



父の涙を見たのは

そのときが最後だ

(私の結婚式でも多分泣いてなかったし)



男親の愛は深い



そして

お父さんに泣かれると

わたしは弱い笑い泣き



多分何でも

言うこと聞いてしまう気がする笑い泣き



お父さん

あのときはありがとね



おわりコアラ



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