そんなSさんがまさかの車椅子から転倒の2連続
ショックを落ち込み、認知がかなり進んじゃって
今まで90歳と高齢なのに、認知を感じさせないくらい
自分の意思がはっきりしていたのに、意味不明な事を言ったり
意味不明な行動をとったりと不安定
ふさぎこんでずっと部屋にこもりっぱなし
脳までやってしまったかとも思っていた。
それでもリハビリは仕事だし、毎週やらないといけないわけで。
運動は全然やる気がしないとおっしゃっていたので、ひとまず気分転換にと
ひたすら今の気持ちや思いを聞くことに決めた。
ほんの20~30分だけどおはなしを聞いていった。
今まで見たことなかった涙を流しながら、家族の死や息子たちのどうしようもなさを話してくださった。
話す時間も終わる頃には、何故だか表情が穏やかになっていた。
更には「やっぱり一人で部屋でふさぎこんでもダメなんだよな。動かないとな。また宜しくね。」と前向きになっていた。
そう言ってくれたことが本当に嬉しくて嬉しくて。短い時間だったけど、話をただ聞くだけでもすっきりすることもあるんだよね。無理矢理リハビリに連れ出すよりもSさんにとっては元気になる近道だったのかも。
ちょっとずつ元気になってくれればいいんだよ。
普段から自分の気持ちを表現できないってことが、いかにつらいのかってことも感じたなぁ。言葉や感情は使ってなんぼ。溜め込むもんじゃあない。
まぁいつでもどこでも、なんでもやっていいわけではないけど、感情表現をできる、言葉を吐き出せる人が近くにいるっていうのは幸せな事なんだ。
大事にしなきゃ、関わる相手のことを。
塞ぎ込むのは簡単だもの。
よし!今日も出来ることを精一杯やろう!