良いシーズンを終えた前田、オナイウの両選手が訪れた三ツ沢。自滅に近い形で勝ち点を積み上げられなかった2試合を経て、勝ち点3が欲しい京都戦を迎えた。
前半は圧倒。集中力を保ち、良い距離感でパスをつなぎ、時に高岳選手の中長距離の正確なフィードも活かし京都守備網を粉砕した。シュート数は二桁を超え半数程度は枠内を捉えていたかと思う。ただ得点が奪えない。相手キーパー若原選手の好守はあったにしろ、むしろエースを欠く中、最後の精度に課題が残った。
嫌な空気を変えたのは小池選手のゴール。
ゴールを狙う、シュートを打つという行為は本質的に利己的なプレーのはずだ。
けれど小池選手のゴールは、チームを助けたいという利他的な気持ちを感じるものが多いように感じる。
後半も押し込みながら追加点を奪えない展開は続くが、相手にもチャンスらしいチャンスは作らせず安定した試合運び。
宮市選手の2つ目のアシストから松原選手の今季初ゴールが決まった後は相手の足も止まり、怪我人による数的不利も感じさせない見事なゲームの締めくくりを見せた。
MIPは小池選手。得点だけでなく90分を通し攻守に躍動。
ただこのゲームにおいては交代選手を含め、出場した全員が素晴らしいメンタリティとプレーを見せてくれた。試合終了時に強く感じたのは このチームを応援出来て本当に幸せだな という感情だった。選手、チーム関係者の方々に感謝をしたい。
最後に。前節の結果を受けて、Aロペス選手に7月まで、6試合の出場停止の裁定が下った。良い集団に属することが出来るのは当たり前のことではない。
彼が戻ってきた時、チームに寄与し、個人としても集団としてもより良い景色が見られることを期待し、また応援したい。