ソウルメイトってよく分からないし、特別に探したいとか会いたいとは思わない。

 

でも過去に出会った人の中で3人、もしかしてそれだったのかなと今になって思う人がいる。

 

そのうちのお一人は、昔の職場でお世話になった10歳上の女性の先輩。

一応雇用形態としてはその方はパートさんで自分は正社員だったけど、私は就職2年目の部署異動で初めて配属になった場所で新人そのもの。

その方は職歴も長くてベテラン、そしてお仕事に向かう姿勢から常に眩しい笑顔を絶やさないことをはじめとする人柄、全てが私にとって尊敬で憧れだった。

人生でも大先輩で、そして…生まれて初めて「母性的な頼もしさ」を自分が感じた人でもあった。

 

その方は若い頃に夢があって専門学校に通われていたけど、お父さんが急死されてしまったことで夢を断念。また、母親がアルコール中毒(だったと思う)で、おばあちゃんの介護を妹さんと交代でしながら、私と同じ部署で働かれていた。

 

それなのに誰よりも朝早く出勤し、一日中全力で元気に走り回って働いてらっしゃった。

 

 

私は、どんなに明るく見える人だって悩みがあったり苦労されたりしているものだろうといつも思っている。

だからその方が明るいのをその方の全てだろうとは初めから思ってはいなかった。

 

でも生い立ちをだんだん知ることになり、このような人こそ本当に報われて欲しいと泣けてきてしまった。

 

ある日その方のお母さんが亡くなってしまい、すごくいつも元気なその方が落ち込んでらっしゃった。そんな、辛いの当たり前ですよって何か元気づけられる言葉を言いたかったけど、口下手な私には言えなかった。

 

それで、自分が知っている音楽の中から、その方が自分の気持ちを受け止めたり、癒されたりできるような曲、私は見守っていますと伝えられるような曲を探して数曲プレゼントした。

 

それまでに自分が撮りためた写真の中から雰囲気に合いそうなものを選び、歌詞もピックアップしてそれらを組み合わせて冊子を作り、それも一緒にお渡しした。

 

その時に記録用にちょっとコピーしておいた1ページが以下。

 

 

その方はいつも率先して動いて本当に素晴らしいけど、背負い過ぎてしまって、力になれない自分がもどかしくもあった。

 

そしてこの歌詞の曲が以下。サウンドが心地よくて、その方の悲しみや心の痛みがほんの少しでも軽くなったらと願いをかけた。

 

 

少ししたら介護していたおばあちゃんも亡くなり、その方は寿退社された。

 

やっと自分の幸せを優先できるようになったのかなって思った。

私が知っている中で、最も幸せであって欲しい人の一人。

 

今も大好きです。尊敬しています。ずーっとお幸せに。

 

 

 

 

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