さて、やって参りました俺デュエル。黒羽のサバイバルモード 遊戯王編第2話、予告どおりの対戦カードでございます。
前回に続いてより見える部分を減らそうと思います。手札もアンノウンにしときます、なんで初めからこうしなかったんだろうか?
キャラ設定は
キャラ設定1、
キャラ設定2、
キャラ設定3
をどぞ。
では、本編をお楽しみください。
カードターミナル。。さまざまなカードゲームプレイヤーがゲームごとに仕切られたスペースに集まる、カードゲームプレイヤーにとって憩いの場である。
そしてここは、ツインタワーの片方、二つ以上カードゲームをプレイするマルチプレイヤーの集まるマルチ塔である。折衷試合などと言うかつてないことをやっていると言う話が広まり、この物語のメインメンバーたちの周囲には 常に人だかりができるようになっていた。
「さてっと。次は誰と戦うかな?」
見回す黒羽。さりげなく右手を挙手している麻郷が目に入る。
「……戦いたい、と?」
頷く麻郷。
「うしわかった。じゃ準備してくれ」
「うん。黒羽とデュエルするの、久しぶり」
すでにユウゴが席を空けており、そこに来た麻郷。そう言いながら自らのデッキをケースから取り出した。
「そうだな。ま、楽しく行こうぜ」
言いながら互いにデッキを渡し、シャッフルを開始する二人。
「……目が、そう言ってない」
まっすぐに目を見て言う麻郷。そんな麻郷に黒羽は、
「はは、麻郷にはまいったぜ」
と苦笑する。
「おっし。こんなもんだろ」
「シャッフル完了」
言いながらお互いにデッキを持ち主に返す。
「さて、始めるぜ」
「うん」
そうして二人はデッキをディスクにセットした。
「デュエル!」「デュエル」
[ターン1]
「わたしのターン、ドロー。メインフェイズ1、魔轟神ウルストス 召喚」
ーー カードデータ ーー
レベル4 光属性 悪魔族
魔轟神ウルストス
ATK1500 DEF200
自分の手札が2枚以下なら、自分魔轟神の攻撃力400アップ。
「自分フィールドに魔轟神がいることで手札のグリムロの効果。墓地へ送ってデッキから魔轟神1枚サーチ。グリムロ でもう一回グリムロ効果、ディアネイラをサーチ。
続けて永続魔法 波動キャノン発動」
麻郷のフィールドに一つ、巨大な砲塔が出現した。
「これからわたしのスタンバイフェイズを通過ごとに、波動キャノンに1000のダメージが蓄積。さらに速攻魔法、魔導書整理。
自分デッキの上から三枚を入れ替える……よし、さらにカードを一枚セット。ここでウルストス効果、わたしの手札が2枚以下なら 自分魔轟神の攻撃力400上昇。ターンエンド」
ウルストス、ATK1500+400=1900
「流石の安定感だぜ麻郷。俺のターン、ドロー! けどな、俺の安定感もバカにできないんだぜ。
メインフェイズ1。まずはカードを1枚セット、そしてドラグニティピルム 召喚!」
ーー カードデータ ーー
レベル3 風属性 ドラゴン族 チューナー
ドラグニティ・ピルム
ATK1400 DEF1000
1:通常召喚に成功した時、手札のドラグニティ鳥獣を一体特殊召喚しこれを装備できる。
2:これを装備したモンスターは、攻撃力を半減させてダイレクトアタックできるようになる。
「ピルムの効果、通常召喚に成功した時 手札のドラグニティ鳥獣を呼び出してピルムが装備される。俺の手札にいるのはこいつだ、ドラグニティミリトゥム 特殊召喚」
ーー カードデータ ーー
レベル4 風属性 鳥獣族
ドラグニティ・ミリトゥム
ATK1700 DEF1200
ターン1回、自分魔法トラップのドラグニティを一つ特殊召喚できる。
「そしてミリトゥムにピルムを装備。さらにミリトゥムの効果で装備を解除」
「なるほど……」
ここから先の展開がわかっているので、麻郷はさらに先を考える。
「行くぞ、レベル4のミリトゥムにレベル3のピルムをチューニング!」
おなじみの動作で宙へと舞い上がる二つの力。
「天空を走る二つの翼、今 交わりて疾風の果てより来たれ! シンクロ召喚! 伝説の三本槍、ドラグニティナイト・トライデント!」
ーー カードデータ ーー
レベル7 風属性 ドラゴン族 シンクロ
ドラグニティナイト・トライデント
ATK2400 DEF1700
ドラゴン族チューナー+チューナー以外の鳥獣族一体以上
ターン1回、自分フィールドカード3枚までを墓地へ送り、その枚数まで相手エクストラデッキのカードを墓地へ送れる。
「トライデントの効果。セットカードを墓地へ送って、お前のレビュアタンを墓地へ遅らせてもらうぜ」
「了解」
三本の槍と呼ばれる鳥の竜騎士は、自らの得物をあらぬ方向へ投擲。なにかに命中したそれは、手元に一匹のモンスターを串刺しにした常態で戻って来る。
引き抜かれた魔轟神の王は、その力に体が耐え切れずに爆散する。
「バトルフェイズ! トライデントでウルストスを攻撃!」
ドラグニティナイトトライデントATK2400 VS ウルストス、効果でATK1900
新生した竜騎士は、手にしたその槍で今しがた粉砕した相手の手下をも貫いた。
「くっ……」
麻郷、LP8000-500=7500
「ターンエンドだ」
麻郷、手札2
モンスターゾーン、なし
魔法トラップゾーン、波動キャノン セット1
墓地、グリムロ グリムロ 魔導書整理 レビュアタン ウルストス
LP7500
黒羽、手札3
モンスターゾーン、ドラグニティナイト・トライデント
魔法トラップゾーン、なし
墓地、ピルム ミリトゥム やりくり上手
LP8000
[ターン2]
「わたしのターン、ドロー。スタンバイフェイズ 波動キャノンチャージ1、メインフェイズ1にモンスターをセット ターンエンド」
「俺のターン、ドロー。(まずいな、波動キャノンがある以上 早いとこけりつけねえと8ターン持ちこたえられたらそれで終わりだ)……よし、メインフェイズ1 バスタービースト 召喚」
「まずい」
ーー カードデータ ーー
レベル4 地属性 獣戦士族
バスター・ビースト
ATK1900 DEF1200
手札から墓地へ送ることで、デッキからバスターモード1枚を手札に加える。
「バトルフェイズだ、バスタービーストで攻撃!」
バスタービーストの拳を受けて、翼の生えた少女 トピーが顔を出す。しかしその守備力で獣の一撃に耐えられるはずはなかった。
「次、トライデントでダイレクトアタックだ!」
槍を後ろに引いた竜騎士は、突撃と同時にそれを突き出した。
「ぐっ……!」
麻郷、LP7500-2400=5100
「ターンエンド」
「ならエンドフェイズにリバースカード。ロスト、ピルムを除外して」
「OKだ」
少しでも相手の手を潰そうと躍起になっている麻郷。波動キャノンのダメージは、現状まだまだ勝利には遠い。
麻郷、手札2
モンスターゾーン、なし
魔法トラップゾーン、カウント1波動キャノン
墓地、グリムロ グリムロ 魔導書整理 レビュアタン ウルストス トピー ロスト
LP5100
黒羽、手札3
モンスターゾーン、ドラグニティナイト・トライデント バスタービースト
魔法トラップゾーン、なし
墓地、ミリトゥム やりくり上手
除外、ピルム
LP8000
[ターン3]
「わたしのターン、ドロー。スタンバイフェイズ 波動キャノンチャージ2、メインフェイズ1 モンスターセット ターン終了」
「俺のターン、ドロー。……勝ったぜ、メインフェイズ1 ドラグニティ・パルチザン 召喚」
ーー カードデータ ーー
レベル2 風属性 ドラゴン族 チューナー
ドラグニティ・パルチザン
ATK1200 DEF300
1:通常召喚に成功した時、手札のドラグニティ鳥獣を一体特殊召喚しこれを装備できる。
2:これを装備したモンスターはチューナーになる。
「俺の手札にはこいつがいる。ドラグニティドゥクス 特殊召喚だ!」
「……!」
息を呑む麻郷。
ーー カードデータ ーー
レベル4 風属性 鳥獣族
ドラグニティ・ドゥクス
ATK1500 DEF1000
1:これの攻撃力は、自分フィールドのドラグニティ掛ける200アップする。
2:通常召喚に成功した時、自分墓地のレベル3以下ドラグニティのドラゴン一つを装備できる。
「これでドゥクスはチューナーになった。いくぜ! レベル4のバスタービーストにレベル4のドゥクスをチューニング!」
さきほどと同じ動作で上空へと飛翔する三つの影。
「孤高背負いし闇の龍。天地揺るがす咆哮と共に灼熱の息吹にて破滅を齎せ! シンクロ召喚、豪熱の魂 レッド・デーモンズ・ドラゴン!」
星の輪が消えたその後、現れるは破壊の紅龍。
ーー カードデータ ーー
レベル8 闇属性 ドラゴン族 シンクロ
レッド・デーモンズ・ドラゴン
ATK3000 DEF2500
チューナー+チューナー以外1体以上
1:相手守備表示を戦闘破壊したダメージステップ後、他相手守備表示を全て破壊する。
2:エンドフェイズ時、これ以外で戦闘しなかった自分モンスターを全て破壊する。
「いくぞ、バトルフェイズ。まずはトライデントで攻撃だ!」
さきほどのように槍を突きたてる竜騎士。そして見えたのは少女、悲しげな視線を残し 彼女は槍の餌食となった。
「さらに、レッドデーモンズでダイレクトアタック! アブソリュートパワーフォース!」
その灼熱を拳に宿し、紅の魔龍は麻郷を遠慮も容赦も躊躇もなく 全力で殴りつけた。
「ぐうっ……ッ!」
麻郷、LP5100-3000=2100
「ターンエンド」
「このままじゃ……パーフェクト負け……」
麻郷、手札2
モンスターゾーン、なし
魔法トラップゾーン、カウント2波動キャノン
墓地、グリムロ グリムロ 魔導書整理 レビュアタン ウルストス トピー ロスト
LP2100
黒羽、手札2
モンスターゾーン、ドラグニティナイト・トライデント レッドデーモンズドラゴン
魔法トラップゾーン、なし
墓地、ミリトゥム やりくり上手 バスタービースト ドゥクス パルチザン
除外、ピルム
LP8000
[ターン4]
「わたしのターン、ドロー。スタンバイフェイズ 波動キャノンチャージ3、メインフェイズ1 波動キャノン、発射!」
勢いよく黒羽を指差す麻郷。その指示で波動キャノンに蓄積されたエネルギーが解放され、黒羽に襲い掛かる。
「ぐぅぅっ……!」
黒羽、LP8000-3000=5000
「モンスターセットしてターンエンド」
「ふぅ、波動キャノンだけだったか。俺のターン、ドロー。いっきにバトルフェイズ、まずはトライデントで攻撃だ!」
疾風のごとき速度で駆け抜けた槍兵は、なにもせず定位置に戻った。いや、戻ったように見えた。定位置に戻ったそれと同時に、なんと麻郷フィールドに隠れていたゾウ型のモンスター、魔轟神獣ガナシアが爆砕したのだ。
「じゃ いくぜ。レッドデーモンズでとどめだ! クリムゾン! ヘル! フレア!!」
指示を受けている間、紅蓮の魔龍は深く息を吸い込み、そして攻撃名の宣言と共にそれを凄まじい灼熱の吐息として吐き出したのだ。
「ッ……!!」
麻郷、LP2100-3000=0
声にならない声を揚げて弾き飛ばされる麻郷。受身を取ることがなんとかできたおかげで、大したダメージにはならなかった。
「おっし快勝!」
「……完敗」
肩を落とす麻郷に、姉の蓮花が「ま そう気を落としなさんな。次にフルボッコにしてやればいいじゃない」と肩を叩いて励ました。
「ありがとう」
「いえいえ。さて、ってなわけで次はこの姉がリベンジを」
とデッキを持ち出そうとしたところ、
「いいえお姉さま。妹様の敵はわたくしが打ちますわ」
とズイっと盟が一歩前に出た。
「オッケ。ならあたしは麻郷と盟の敵をとるとしましょうか」
了承はしたものの、そんな風におどける蓮花であった。
「あ、あんまりですわお姉さま~。いいですわ、お姉さまがわたくしをそうまで過小評価するのでしたら、その汚名は挽回いたしましょう!」
力強く言うと、盟はデッキを準備し黒羽と向かい合った。
はい、速攻で片が付いてしまった第一試合。まさかグニティトライデントとレモンが並ぶことになろうとは。
続きまして第二試合でございます。果たして盟はお姉さまからの過小評価と言う汚名を返上できるのか。
中篇前半へ(別窓開きます)。
前回に続いてより見える部分を減らそうと思います。手札もアンノウンにしときます、なんで初めからこうしなかったんだろうか?
キャラ設定は
キャラ設定1、
キャラ設定2、
キャラ設定3
をどぞ。
では、本編をお楽しみください。
カードターミナル。。さまざまなカードゲームプレイヤーがゲームごとに仕切られたスペースに集まる、カードゲームプレイヤーにとって憩いの場である。
そしてここは、ツインタワーの片方、二つ以上カードゲームをプレイするマルチプレイヤーの集まるマルチ塔である。折衷試合などと言うかつてないことをやっていると言う話が広まり、この物語のメインメンバーたちの周囲には 常に人だかりができるようになっていた。
「さてっと。次は誰と戦うかな?」
見回す黒羽。さりげなく右手を挙手している麻郷が目に入る。
「……戦いたい、と?」
頷く麻郷。
「うしわかった。じゃ準備してくれ」
「うん。黒羽とデュエルするの、久しぶり」
すでにユウゴが席を空けており、そこに来た麻郷。そう言いながら自らのデッキをケースから取り出した。
「そうだな。ま、楽しく行こうぜ」
言いながら互いにデッキを渡し、シャッフルを開始する二人。
「……目が、そう言ってない」
まっすぐに目を見て言う麻郷。そんな麻郷に黒羽は、
「はは、麻郷にはまいったぜ」
と苦笑する。
「おっし。こんなもんだろ」
「シャッフル完了」
言いながらお互いにデッキを持ち主に返す。
「さて、始めるぜ」
「うん」
そうして二人はデッキをディスクにセットした。
「デュエル!」「デュエル」
[ターン1]
「わたしのターン、ドロー。メインフェイズ1、魔轟神ウルストス 召喚」
ーー カードデータ ーー
レベル4 光属性 悪魔族
魔轟神ウルストス
ATK1500 DEF200
自分の手札が2枚以下なら、自分魔轟神の攻撃力400アップ。
「自分フィールドに魔轟神がいることで手札のグリムロの効果。墓地へ送ってデッキから魔轟神1枚サーチ。グリムロ でもう一回グリムロ効果、ディアネイラをサーチ。
続けて永続魔法 波動キャノン発動」
麻郷のフィールドに一つ、巨大な砲塔が出現した。
「これからわたしのスタンバイフェイズを通過ごとに、波動キャノンに1000のダメージが蓄積。さらに速攻魔法、魔導書整理。
自分デッキの上から三枚を入れ替える……よし、さらにカードを一枚セット。ここでウルストス効果、わたしの手札が2枚以下なら 自分魔轟神の攻撃力400上昇。ターンエンド」
ウルストス、ATK1500+400=1900
「流石の安定感だぜ麻郷。俺のターン、ドロー! けどな、俺の安定感もバカにできないんだぜ。
メインフェイズ1。まずはカードを1枚セット、そしてドラグニティピルム 召喚!」
ーー カードデータ ーー
レベル3 風属性 ドラゴン族 チューナー
ドラグニティ・ピルム
ATK1400 DEF1000
1:通常召喚に成功した時、手札のドラグニティ鳥獣を一体特殊召喚しこれを装備できる。
2:これを装備したモンスターは、攻撃力を半減させてダイレクトアタックできるようになる。
「ピルムの効果、通常召喚に成功した時 手札のドラグニティ鳥獣を呼び出してピルムが装備される。俺の手札にいるのはこいつだ、ドラグニティミリトゥム 特殊召喚」
ーー カードデータ ーー
レベル4 風属性 鳥獣族
ドラグニティ・ミリトゥム
ATK1700 DEF1200
ターン1回、自分魔法トラップのドラグニティを一つ特殊召喚できる。
「そしてミリトゥムにピルムを装備。さらにミリトゥムの効果で装備を解除」
「なるほど……」
ここから先の展開がわかっているので、麻郷はさらに先を考える。
「行くぞ、レベル4のミリトゥムにレベル3のピルムをチューニング!」
おなじみの動作で宙へと舞い上がる二つの力。
「天空を走る二つの翼、今 交わりて疾風の果てより来たれ! シンクロ召喚! 伝説の三本槍、ドラグニティナイト・トライデント!」
ーー カードデータ ーー
レベル7 風属性 ドラゴン族 シンクロ
ドラグニティナイト・トライデント
ATK2400 DEF1700
ドラゴン族チューナー+チューナー以外の鳥獣族一体以上
ターン1回、自分フィールドカード3枚までを墓地へ送り、その枚数まで相手エクストラデッキのカードを墓地へ送れる。
「トライデントの効果。セットカードを墓地へ送って、お前のレビュアタンを墓地へ遅らせてもらうぜ」
「了解」
三本の槍と呼ばれる鳥の竜騎士は、自らの得物をあらぬ方向へ投擲。なにかに命中したそれは、手元に一匹のモンスターを串刺しにした常態で戻って来る。
引き抜かれた魔轟神の王は、その力に体が耐え切れずに爆散する。
「バトルフェイズ! トライデントでウルストスを攻撃!」
ドラグニティナイトトライデントATK2400 VS ウルストス、効果でATK1900
新生した竜騎士は、手にしたその槍で今しがた粉砕した相手の手下をも貫いた。
「くっ……」
麻郷、LP8000-500=7500
「ターンエンドだ」
麻郷、手札2
モンスターゾーン、なし
魔法トラップゾーン、波動キャノン セット1
墓地、グリムロ グリムロ 魔導書整理 レビュアタン ウルストス
LP7500
黒羽、手札3
モンスターゾーン、ドラグニティナイト・トライデント
魔法トラップゾーン、なし
墓地、ピルム ミリトゥム やりくり上手
LP8000
[ターン2]
「わたしのターン、ドロー。スタンバイフェイズ 波動キャノンチャージ1、メインフェイズ1にモンスターをセット ターンエンド」
「俺のターン、ドロー。(まずいな、波動キャノンがある以上 早いとこけりつけねえと8ターン持ちこたえられたらそれで終わりだ)……よし、メインフェイズ1 バスタービースト 召喚」
「まずい」
ーー カードデータ ーー
レベル4 地属性 獣戦士族
バスター・ビースト
ATK1900 DEF1200
手札から墓地へ送ることで、デッキからバスターモード1枚を手札に加える。
「バトルフェイズだ、バスタービーストで攻撃!」
バスタービーストの拳を受けて、翼の生えた少女 トピーが顔を出す。しかしその守備力で獣の一撃に耐えられるはずはなかった。
「次、トライデントでダイレクトアタックだ!」
槍を後ろに引いた竜騎士は、突撃と同時にそれを突き出した。
「ぐっ……!」
麻郷、LP7500-2400=5100
「ターンエンド」
「ならエンドフェイズにリバースカード。ロスト、ピルムを除外して」
「OKだ」
少しでも相手の手を潰そうと躍起になっている麻郷。波動キャノンのダメージは、現状まだまだ勝利には遠い。
麻郷、手札2
モンスターゾーン、なし
魔法トラップゾーン、カウント1波動キャノン
墓地、グリムロ グリムロ 魔導書整理 レビュアタン ウルストス トピー ロスト
LP5100
黒羽、手札3
モンスターゾーン、ドラグニティナイト・トライデント バスタービースト
魔法トラップゾーン、なし
墓地、ミリトゥム やりくり上手
除外、ピルム
LP8000
[ターン3]
「わたしのターン、ドロー。スタンバイフェイズ 波動キャノンチャージ2、メインフェイズ1 モンスターセット ターン終了」
「俺のターン、ドロー。……勝ったぜ、メインフェイズ1 ドラグニティ・パルチザン 召喚」
ーー カードデータ ーー
レベル2 風属性 ドラゴン族 チューナー
ドラグニティ・パルチザン
ATK1200 DEF300
1:通常召喚に成功した時、手札のドラグニティ鳥獣を一体特殊召喚しこれを装備できる。
2:これを装備したモンスターはチューナーになる。
「俺の手札にはこいつがいる。ドラグニティドゥクス 特殊召喚だ!」
「……!」
息を呑む麻郷。
ーー カードデータ ーー
レベル4 風属性 鳥獣族
ドラグニティ・ドゥクス
ATK1500 DEF1000
1:これの攻撃力は、自分フィールドのドラグニティ掛ける200アップする。
2:通常召喚に成功した時、自分墓地のレベル3以下ドラグニティのドラゴン一つを装備できる。
「これでドゥクスはチューナーになった。いくぜ! レベル4のバスタービーストにレベル4のドゥクスをチューニング!」
さきほどと同じ動作で上空へと飛翔する三つの影。
「孤高背負いし闇の龍。天地揺るがす咆哮と共に灼熱の息吹にて破滅を齎せ! シンクロ召喚、豪熱の魂 レッド・デーモンズ・ドラゴン!」
星の輪が消えたその後、現れるは破壊の紅龍。
ーー カードデータ ーー
レベル8 闇属性 ドラゴン族 シンクロ
レッド・デーモンズ・ドラゴン
ATK3000 DEF2500
チューナー+チューナー以外1体以上
1:相手守備表示を戦闘破壊したダメージステップ後、他相手守備表示を全て破壊する。
2:エンドフェイズ時、これ以外で戦闘しなかった自分モンスターを全て破壊する。
「いくぞ、バトルフェイズ。まずはトライデントで攻撃だ!」
さきほどのように槍を突きたてる竜騎士。そして見えたのは少女、悲しげな視線を残し 彼女は槍の餌食となった。
「さらに、レッドデーモンズでダイレクトアタック! アブソリュートパワーフォース!」
その灼熱を拳に宿し、紅の魔龍は麻郷を遠慮も容赦も躊躇もなく 全力で殴りつけた。
「ぐうっ……ッ!」
麻郷、LP5100-3000=2100
「ターンエンド」
「このままじゃ……パーフェクト負け……」
麻郷、手札2
モンスターゾーン、なし
魔法トラップゾーン、カウント2波動キャノン
墓地、グリムロ グリムロ 魔導書整理 レビュアタン ウルストス トピー ロスト
LP2100
黒羽、手札2
モンスターゾーン、ドラグニティナイト・トライデント レッドデーモンズドラゴン
魔法トラップゾーン、なし
墓地、ミリトゥム やりくり上手 バスタービースト ドゥクス パルチザン
除外、ピルム
LP8000
[ターン4]
「わたしのターン、ドロー。スタンバイフェイズ 波動キャノンチャージ3、メインフェイズ1 波動キャノン、発射!」
勢いよく黒羽を指差す麻郷。その指示で波動キャノンに蓄積されたエネルギーが解放され、黒羽に襲い掛かる。
「ぐぅぅっ……!」
黒羽、LP8000-3000=5000
「モンスターセットしてターンエンド」
「ふぅ、波動キャノンだけだったか。俺のターン、ドロー。いっきにバトルフェイズ、まずはトライデントで攻撃だ!」
疾風のごとき速度で駆け抜けた槍兵は、なにもせず定位置に戻った。いや、戻ったように見えた。定位置に戻ったそれと同時に、なんと麻郷フィールドに隠れていたゾウ型のモンスター、魔轟神獣ガナシアが爆砕したのだ。
「じゃ いくぜ。レッドデーモンズでとどめだ! クリムゾン! ヘル! フレア!!」
指示を受けている間、紅蓮の魔龍は深く息を吸い込み、そして攻撃名の宣言と共にそれを凄まじい灼熱の吐息として吐き出したのだ。
「ッ……!!」
麻郷、LP2100-3000=0
声にならない声を揚げて弾き飛ばされる麻郷。受身を取ることがなんとかできたおかげで、大したダメージにはならなかった。
「おっし快勝!」
「……完敗」
肩を落とす麻郷に、姉の蓮花が「ま そう気を落としなさんな。次にフルボッコにしてやればいいじゃない」と肩を叩いて励ました。
「ありがとう」
「いえいえ。さて、ってなわけで次はこの姉がリベンジを」
とデッキを持ち出そうとしたところ、
「いいえお姉さま。妹様の敵はわたくしが打ちますわ」
とズイっと盟が一歩前に出た。
「オッケ。ならあたしは麻郷と盟の敵をとるとしましょうか」
了承はしたものの、そんな風におどける蓮花であった。
「あ、あんまりですわお姉さま~。いいですわ、お姉さまがわたくしをそうまで過小評価するのでしたら、その汚名は挽回いたしましょう!」
力強く言うと、盟はデッキを準備し黒羽と向かい合った。
はい、速攻で片が付いてしまった第一試合。まさかグニティトライデントとレモンが並ぶことになろうとは。
続きまして第二試合でございます。果たして盟はお姉さまからの過小評価と言う汚名を返上できるのか。
中篇前半へ(別窓開きます)。