【8年前のFBより】

学校薬剤師の仕事をしている。私の住む地方を襲ったM7.3の地震は多くの住民を避難所に集めることとなった。本日は先日実施した地震に伴う避難所開設後学校再開に向けた飲料水の調査についての報告書を携えて小学校に行った。 保健室に行くと、養護教諭の先生がいらっしゃらなかったのでどなたかに預けようと職員室に向かったいたら、校長室に校長先生が在室だったので直接説明を加えて手渡した。 「先生、これはありがたい!心強いです!」とおっしゃってくださった。 自分が行った仕事に対して、それを記録することはとても大切なこと。その記録が後々役立つことも多い。 今回持参した報告書には学校再開に向けた飲料水についての助言に特化したが、この調査で、初めて確認した事項があった。 以前はこの小学校には貯水槽と高架水槽があり、別なことでそれを調査したことがあったが、それ以来特に問題がなかったので気に留めないでいた。 そして今回このような事態になったため養護教諭と貯水槽と高架水槽を探し回ったが見当たらない!昨年老朽化したプールが新設されるまでは確かこの辺りにあったはずだが…おかしい!見つからない! 学校中を必死で探し回った…すると校庭の西側に面白い形をしたタンクを見つけた。「何だろう?」いや、貯水槽ではない。するとその横に貯水槽らしき真新しいタンクガ…「あれ?これも違う!」 それにしても高架水槽はどこ?屋上を探しても見当たらない!そこでそれに詳しい教諭に養護教諭が電話をして確認してくださった。「高架水槽は今はない」ということだった。 気に留めないうちにこんなに変わっているのだということをまざまざと知らされた。 結論は、貯水槽が今は“受水槽”と名前を変え、まさにこの非常時に役立つ機能を共有していた。 また、もうひとつのタンクは防火用のタンクだった。本当の非常時には生活用水として使用できるか? これらは担当校が“避難所”となっているからだと考えられる。 この事項に対しても報告書を作成しようと考えている。