昨日やった福岡の特養の番組。ホントに良かった。私の概念を覆してくれたよ。普通の民家で色んな椅子やテーブルでくつろぐ人たち。家に帰りたいと騒ぐ人に付き合って、車椅子で家まで行って鍵がかかっていることを確認して(泣いていたけど)、帰ってくる……そのやり取りを毎回は無理だろうけど、やろうとする取り組み。1番衝撃だったのは、ここで最後を迎えたい気持ちに沿ってホームでみんなでお見送りをしてる場面。認知症の方が多いけど、共同体の繋がりの中で人間らしい生活をしてる。やり方によってはこういう運営もできるんだ……とただただ感心した。ホームページの職員募集のところに、「100歳のおじいちゃんが人生初のスタバに行きたい思いに付き合ってくれる人。鍵のないリスクより外に出たい気持ちに寄り添ってくれる人。自分とは違う時間軸の中で生きて奇想天外な発想をするお年寄りを一緒に面白がってくれる人……などなど」すごく素敵な募集の言葉が並んでた。きれいごとでいかないことも裏もあるだろう。でも、自分の先々の居場所を考える時、こうやって「人間として」関わろうと思ってくれるスタッフがいたらきっとつらさも半減するだろうと思った。


お笑い三昧だった私の年末年始もいい具合いにリセットされた〜