ポカラ脱出ルンビニへ | 人生あどりぶ

ポカラ脱出ルンビニへ


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バスに乗るために朝の五時に起きてチェックアウト!!

・・・しようとしたんだけど

朝早すぎてゲストハウス内、寝静まりかえっている。


どこでおっさん寝ているのか分からない。

昨日のうちに支払い済ませておくべきだった。

でも、

とてもじゃないけど昨日はラウンジに降りて行くテンションになれなかったという・・・。




ゲストハウス内を彷徨っていると

『レセプション』

って書いてある部屋を発見したので

「おぉ!ここじゃないか!!」

と、勢いよくノックしたら

中から

「ワットハップン?」

と返事があった。

ん?んん!? え、英語!?Σ( ̄□ ̄lll)


とりあえず

「チェックアウトするので支払いをしたい」

と言うと

「NO~!アイムツーリスト!」

って返ったきた( ̄□ ̄lll)



なんと!

レセプションって書いてあったのに・・・。

とても紛らわしいのである。

早くおっさんを探してチェックアウトしないとバスの時間に間に合わない。



キッチンの方へ行くといびきが聞こえてきた。

いびきの出所を追っていくと寝袋で寝ている人発見。


申し訳無いが、起こしてみるとやはりおっさんだった。

部屋代を渡し、無事チェックアウト!


にしても、部屋で寝ずに食堂に寝袋入って寝ているとは

やはり、ただ者ではないのである。



外で待たせてあったタクシーに乗り込んだ。



バスターミナルまで150ルピー。

後で思ったがこれは、めちゃ高かったなぁ。



ターミナルに着くと、

”自称バスターミナルのスタッフ”と言うおっさんが声をかけてきた。

おっさん 『どこまでだ?」

わたし 『スノウリだ。』

おっさん 『チケットはもう買ってあるか?』

わたし 『おう!これだ!』

と言って見せてやると、

おっさん、チラッと見たのか見てないのか、分からないが、

『おーけー、ならバスが来るまでこっちにかけて待っててくれ』

とチェアーを用意してくれた。


たかだかバスターミナルの係員が、こんなにも親切にしてくれるって・・・

いや、この時点でもう全然怪しい。

だって、ここは日本じゃない!

ネパールである!

これは用心用心。

と思っていたらすぐに謎がとけた。



なんてことはない。

座らせられた場所は、彼の店の前であった。

バスターミナルのスタッフの振りして自分の店に誘導しただけである。



案の定、「寒いから待ってる間、何か飲むかい?」とオーダーを聞いてくる。

う~ん。確かに寒いし、買うのは全然いのだが、

こやつの商法が気にくわねぇなぁ。

と思っていると

隣に座っていた、私より先に通されていた欧米人カップルが

「フレッシュベーカリー!GOOD!」とか言って勧めてくるのである。

なんと、この僅かな間で洗脳されてしまうほど美味いパンだというのか!?



っていうか、

この旅で思った事なのだが

欧米人のバックパッカーって

おおらかというか、

器がでかい、というか、

ボられたりする事に対して、日本人のような異様なまでの警戒心もないし

物乞いや、物売りに対しても、無視したりせずに、ちゃんと正面から接している人が多い。

で、話を聞いて断るなら断る。

買うなら普通に買う。

日本人の場合は大概そこにコミュニケーションも産まれない。

最初からボられるから、とか言って警戒ばかりしていると、せっかくの旅も詰まらなくなる。


インドに入る前にこれを学べておいて本当に良かったと後々思うことになる。

日々、ちょっとずつお利口さんになるのだ。




話戻って、

まぁ、朝飯も食べてないし、身体も温まりたいなぁ、と思い、

パン二つとマサラティーを頼む。

なんか、このオヤジの戦略に負けた気がするので気に食わないが・・・。


パンは確かに温かかったが、なんて事はない、

ネパール特有のパサパサしたパンである事に変わりはなく

それが温かいから、ちょっとは美味しいかなぁ、と感じるだけの話である。

ただ、マサラティーはマジメに美味かったので許す。

ご馳走様でした。



その後もぞくぞくとルンビニ、スノウリ方面へ行く旅行者がターミナルにやって来たのだが

10人中10人と言っても過言ではないくり、このおっさんの商法に引っかかってパンとコーヒーをオーダーしている。

おっさん、ぼろ儲けである。

しかも、他にも店があるのだが、100パーセントの客がこの店に吸い込まれて行く。

このオヤジのせいで隣にある二店舗は閑古鳥が鳴いている状態である。



このおっさん、まだお客が少ない時間帯は一人一人チケットを確認する(振り)をしっかりやっていたが

客が集まってきたらいい加減なもので、チケットの、有無を聞いてはいるものの

客がそれを提示しても、もはやチラ見すらしていないレベルである。

毎日毎日これをやっているのである。

そりゃ手馴れているもので、プロなのである。



このおっさん、なかなかの商才の持ち主であり

私も商売人としてこの商魂逞しさを見習わないといけない。


が、しかし、


忘れてはならない!

このおっさん、半分はインチキで集客しているということを!





バスが到着し、スノウリへ向かう。
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さっきまで真夜中のように暗かった空も、既に明るくなっている。



っていうか、

長距離バスに4時間くらい乗っているところで、やっぱり体調悪くなってきた。

本当にインドへ入れるのか!?



移動中、バスの車内で「地球の歩き方」を読んでいたら、ルンビニという地の事も気になってきた。

なんでも、ブッダが生誕し、かの有名な「天上天下唯我独尊」と言い放った地というからには、行かないわけにはいかないのである。


それに、体調も芳しくないので、皆が口を揃えて言う”体力を使うインド”へ行く前に

ワンクッションおいて体調整えておくべきかな、とルンビニ行きも考えてみたりする。



その後、結局どうするか決めないまま、ルンビニとスノウリへの分岐点のバイラワに着いてしまう。


あー、どーしよどーしよ。

と迷っているうちに、

あー!もう降りてまえ!

とバックパックを持って勢いで降りてしまう。

ここからスノウリまでのチケットは放棄することになったが・・・。



で、その時点でかなりグロッキー。

いつもなら、そこからルンビニまで更にローカルバスを乗り継いで行くところだが、

今回は乗り合いのバンで欧米人とシェアして向かう事にした。



何もない道を走り、一時間くらいでルンビニの村へ到着。

ビレッジと書いてあるが・・・なんか、そのまんま、本当に村である。

『THE 村!!』

にしても、ブッダ生誕の地である割には地味すぎるのである。

良い意味でも悪い意味でももっと観光地化されててもいいはずなのだが・・・。

長い歴史があるこの土地、昔から地元の皆がもっと頑張っておけば

観光業で生活豊かにできたんじゃないかなぁ。と思ったのはわたしだけだろうか。



適当な場所に降ろされて早速宿探しに行くと

大概のゲストハウスが汚い・・・・くせに高い・・・・うえにどこも満室!

どないなっとんねん!!

なんで、こんなにゲストハウスあるのにどこも満室なんだよ!

なんで、こんな寂れた村がこんなに人気あるんだよ!!

むむむ。さすが!ブッダ生誕の地!

何も観光業なんか頑張らずとも人が集まってくるのである。



っていうか、チベタンの僧侶が村中にめちゃめちゃいるんだけど・・・

いくらブッダ生誕の地とはいえ多すぎじゃね??

彼らがいるせいで宿が埋まっているのである。

でも、まぁ、チベタンいるだけでなんか落ち着くわぁ。



で、

「地球の歩き方」に書いてあったブッダブーミゲストハウスというところへ行ってみると、空室有り!

で、きれい!で、安い!いや、決して安くないけど他のゲストハウスと同じくらいかな。

で、Wi-Fiも繋がるし。

完璧。

ここに決める。



レセプションで滞在日数を考えていると、

フロントの兄ちゃんに

「NONO。ノールーム!トゥモロー」

と言われる。


げげー!泊まれても今日の一泊だけって事!?

体調悪いのに厳しいなぁ・・・。

と思いながらも明日は明日の風が吹く

といつもながらの行き当たりばったりな感じで荷物を部屋に置きに行く。



で、熱を測ると・・・


38度!(・_・;


ガビーん!

これは、明日までにはやはり体調良くならない気がする。


とりあえず、ご飯は食べないといけないので、外に出かけることに。




食事できるところを探しながら、メイン通りに差し掛かった瞬間、


「チャオさーん!」


っと、こんな知り合いもいるわけがない土地で聞こえてくるはずもない呼び掛けが。

ん?ん?なんだ?なんだ?と振り向くと、なんと!タカ君発見!(笑)

ラオスのバンビエン以来の再会である!

しかも、この日本人が全くいないルンビニでまさかタカ君に会うとは!

しかも、数日前に「今からインドからネパールのポカラに向かいます!」って連絡があったので、

なんで、今頃ここにいるんだ?って思って聞いてみたら

インドで電車を乗り間違えて逆方向に向かい、4時間で着くところを40時間かけてきたそうな。

で、その疲れもあったので、ポカラ行く前にルンビニ寄ったんだって。


でも、その乗り間違いと私の行き当たりばったりなルンビニ行きが重ならなかったらこの再会は無かったかと思うと感動的な再会である。


とりあえずタカ君も宿を探すというので、数時間後に待ち合わせして別れる。



我々は軽く食べておくことにし、屋台で焼きそばとモモ(水餃子)を食べる。

人生あどりぶ

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屋台はこんな感じ。完全に不衛生。そこは見てない振りをする。
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一旦ホテルへ戻り、約束の時間まで寝る。体調はやはり悪い。

暫く寝る。




約束の時間になり、タカ君に会って話すと元気になった。

でも、インドで結構やられている感じでかなり疲れていた。

このTHEマイペースな男がやられるとはどれだけ凄いのだ!インド!

タカ君と。
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タカ君と別れてホテルに戻るとやっぱり体調悪く…。


おとなしく眠りにつく。

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