今日もお立ち寄り有難うございます。

 

 先日の台風並みの春の嵐の最中、夫の手術後の検査と説明を聞きに病院へ行ってきました。検査結果が出るのに時間がかかり、結局朝の9時半前に家を出て、帰宅したのが午後3時頃となってしまいました。 手術の時と同じ時間を要したわけです。

気晴らしに席を外すわけにはいかなく…時間を拘束されるという辛い時間を過ごしました。

 

 私は、今までに何度か家族の手術に立ち会っていますので、慣れてはいるのですが、待つことが大の苦手な夫は、段々と体が椅子からスライムになった感じでとろけるようにずり落ちていました。

 

 さて、先日のブログの続きに入ります。

昨年からの夫のことに続いて、次女の病気と離婚話に私はもう何も考えることが出来ないようになっていました。

 

 今年に入って早々に能登半島の大地震、そして羽田空港の大惨事が続き…それでなくとも気持ちが落ち着かないのに、大きな出来事のニュースにますます何か得体の知れない不安感に包まれる日々を送っていました。

 

 そして、続いて次女がラインで婿殿との別居の知らせが入ってきました。

 もう、私は何の反応も示す力はありませんでした。昨年の秋に私はすでに次女を自分の人生から抹消していたので、正直他人事のように感じていました。

 

 その時期…私には夫でもなく次女でもなく、キキのことで頭がいっぱいでした。

 実は、一時餌を替えて食欲も増し、便通も良かったのですが、すぐに餌を食べなくなり…段々と薬入りのちゅーるも嫌がるようになっていたのです。

 

どうやら便が詰まっている感じで何度もトイレでキバっているのですが、ほんの少ししか便が出てきません。

  キキのお腹をマッサージしたり、薬入りのちゅーるにマタタビを振りかけて誤魔化し誤魔化し2カ月間を過ごしました。

 

 こんな時は、すぐに病院へ連れていくべきと頭では分かっていたのですが、年末年始で私も忙しく、さらに病院の方も時間制限があり…そして、何より私の中から全くパワーが出ないと言うか…全然やる気が出ないんです。

 

 まるで、全身をナイロン袋で覆っているといった感覚でした。魂

 

 もともと、ストレスによるうつ病の上にさらに日照時間が短くなり冬季うつが重なりで、自分をいかに奮い立たせて動けるようにするかを毎日考えていた時期でもありました。

 

 このままではキキが死んでしまう…でも、私の体の司令塔の脳みそが動かない…最低限の家事と猫達の世話で精いっぱい。

 

 あー、神様、私に力を与えて下さい…

 

 そんな悶々とした日が続いていた時、次女から電話が入りました。もう、次女とは縁を切ったつもりの私は複雑な気持ちでスマホを耳に当てました。

 

 「もう…ダメ、もう、無理… 日本に帰りたい…」

 

 と震える小さな声が聞こえてきました。

 昨年、私が日本へ帰ってきて人生の立て直しを提案した時に、次女は鼻であしらうようにNOを突き付け、米国で一生を終えると意気揚々としてアメリカに戻っていったのです。

 その次女が…日本に帰りたいと訴えている。

 

 私はすかさず、「そうだろうね…女独りでしかも病気持ちで、あの(隠れ共産主義国、弱肉強食で、犯罪大国、超インフレの)アメリカで暮らしていけるわけないよね」「一日も早く日本に帰っておいで」と告げました。

 そして、米国の左翼マスメディアに洗脳されている次女が間違った道に進まないようにするためにも…。

 

 

 

 

 

 

 

 そして、米国籍の次女が日本に帰国する第一歩として「在留資格認定許可」の申請に向けて動くことになりました。途方もない道のりです。

 

 そこから、私はこれからやらなければならないことが盛り沢山あることを思い、忙しくなる前に一番先に手を付けておかなければならないことに意識が集中しました。

 

 それは、キキを病院へ連れていくこと。

 

 先ずは国際行政に長け、しかも自分の居留地から最短距離にある行政書士を捜して、その方に業務を依頼することから始めました。 関係書類等は自分で収集し、なるべく資金を節約することにしました。

 こちらの条件に適った国際行政書士に連絡をし…次女の帰国への道筋を立てました。

 

 そして、翌日にはキキのかかりつけの動物病院へ予約を入れました。

 

 半年ぶりの診療なので、血液検査やエコーなど全身くまなく診てもらいました。 結果は良好だったのですが、やはり便がかなり詰まっているということで、摘便をしてもらいました。

 しかし、かなり長時間放置していたせいで、腸いっぱいにカチカチのウンチが詰まっていて、肛門の近くの便を掻き出すのが精いっぱいでした。

 摘便を中止せざるを得なくなった理由は、敵便中にキキの息が荒くなったからです。

 それほど、キキの体の負担が大きかったのだと思います。

 

 それからしばらく、家で様子を観ることにしたのですが…

 

 やはり、二日ほど経っても便が出る様子はなく、食欲も全くありませんでした。 なので、すぐにまた病院へ電話を入れて病院へ連れていきました。

 

 しかし、キキの便は肛門の方へ押し出されることなく、医師の指が届く範囲に迄下りてきていなくて、敵便をすることは出来ませんでした。

 

 それから更に二日ほど経って、また病院へ連れて行くことになりました。

 この日から、行政書士さんとのやり取り、すり合わせなどで、次女のことと、キキの病院通いの二つの仕事が重なるようになり、さらに家事が重なり、私は朝から深夜までフル回転で動かざるを得なくなりました。

 

 それからは毎日、キキを病院へ預けて薬投与と強制給餌をしてもらい、キキの奥に詰まった便が自然に肛門まで押し出されるようにしました。

 その間、追加の血液検査をしたのですが、キキに炎症反応が出てさらに抗生剤などの薬がプラスされました。

 レントゲンで診たらキキのウンチは腸の奥底まで詰まっていて、その詰まっている便が自然に押し出されるまで摘便をすることが難しい状態にありました。

 

 私は心の中でキキに謝り続けました。

 もっと早く病院へ連れてきてあげれば、キキはここまで苦しむことはなかったはずです。

 

 ごめんね…ごめんね…本当にごめんね…

 

 さて、そんな最中に小鉄の体調もかなり悪くなっていました。 夏頃からくしゃみと鼻水がひどくなってきていたのですが、猫用の風邪薬を輸入して与えてきました。

 ところが、ロン君の時には効果があったのですが、小鉄にはさっぱり効き目がありませんでした。

 

 そんなある日、お勝手口のすぐ外に、なんと「殺鼠剤」の袋が千切られた感じで置かれていたのです。

 

 私は身震いをしました。袋の中身は殆ど残っていませんでした。 まさか…最近の小鉄の元気がないのは、殺鼠剤を食べてしまった? もし食べていないにしても、小鉄がどこからか口に加えて持ち帰ったのだろう。 その過程で、殺鼠剤が小鉄の口に入っていることは間違いないだろう…

 

 以前から近所の二件あるアパートでクマネズミが繁殖していて、そのアパートのゴミ収集場所でクマネズミが行き来しているのを見かけます。 なので、そのどちらかのアパートで殺鼠剤が置かれているのだと思います。

 

 本当は小鉄を家から外へ出したくないのですが、野良猫としてこの近辺で生きてきた小鉄を家の中に縛り付けるのは至難の業ではありません。また、もともと家の中にいる保護猫達と一緒にするのは無理があります。 もう、保護猫達で一つのコロニーを作っているので、よそ者のオス猫が入る余地はありません。 なので、小鉄は2Fではなく1Fで外と出入り自由にしています。ただ、願わくば小鉄自身がこの家を気に入って外に出なくなることを思っています。

 

 何週間かして、小鉄が少し元気を出してくれたかと思うと、また元気がなくなりました。

 そして、またお勝手口のすぐ横に…

 

今度は前のと違う殺鼠剤が置かれていました。

今回は、少し袋に穴が開いていて、毒は袋の中に沢山残っていました。

 おそらく、また小鉄が持ち帰ったのだろうと思います。

しかし、今度は小鉄の口にはあまり毒物は入っていないのだろうと思いました。

 しかし…猫にとって外は危険だらけなのは間違いありません。

 できるものなら、小鉄を家の外に出したくない…

 

 

 そうこうしているうちに、2週間病院通いをして点滴と強制給餌などをして、再びキキの敵便をする日がやってきました。

 けっこう、便が取れましたが、まだ腸に残っているとのこと。さらに様子を観ることにしました。

この間、キキはずっとケージの中で過ごしていました。

 

 そして、さらに1週間病院通いをして…その日もキキは餌を口にしてくれなかったのですが…夜、キキが自力でウンチを出してくれたのです。

 

 感激! 猫のウンチでこんなに感動をするとは…

 でも、本当に嬉しい! ウンチさん、出てくれてありがとう!

 

 それから、キキの食欲も戻り薬入りのちゅーるも口にしてくれるようになりました。

 そして、いままでの薬の内容も見直しました。

 病院で頂いていたモサプリドや便秘薬はキキに効果が薄いことを感じまして、人間用の「酸化マグネシウム」を薬局から買ってきて与えることにしました。

 

 とりあえず、便を柔らかくするためには病院で調達するラクツロースとコンスーベンは今まで通りで、さらに腸で水分の吸収をよくするためと、お腹が痛くならない、癖にならない、安価に手に入ることを考えて「酸化マグネシウム」を与えていくことにしました。

 もちろん、病院の医師にもその旨を伝えて許可を得ています。

 

 そして、現在までキキは快便で過ごしています。

 

キキがケージから出られるようになると、ニンニンが入り込むようになりました。ニンニンは自分も私に相手にして欲しいようです。 健康で元気な子はどうしても放っておかれるものですから…

 

 

ただ、時々、キキが薬入りの餌を嫌がるので、おやつを混ぜ込んだりしてあの手この手で騙しだましやっていますが。

 そして、たまに荒いことですが、酸化マグネシウムの量を多めにして下痢状態にすることもあります。

 時々、下痢状態にしないと、気が付かないうちに結腸に便が溜まってしまうからです。

 

  モモ君のことを書きたかったのですが、今日もかなり長文になりましたので、次回へとさせて頂きます。<m(__)m>

 

 最後までお読みくださいまして有難うございます。

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