落ちつき | こども めいそう 

こども めいそう 

こどもとおとなが『のびのび暮らす』をモットーに、
瞑想(メディテーション)を通して、心の落ちつきを取り戻し、
自分にやさしくみんなにやさしく過ごしていけるように支えていきたい。
宮﨑 央桂(みやざき ゆか)

 

落ちつき

 

 

瞑想は心の落ちつきを得られるものと思われがちです

間違いではないのですが

落ちつきを作ろうとすることとは少し違います

 

正直なところ

今すぐにでも落ちつきたいものですが

心の落ちつきを求めれば求めるほど

私たちの心は防衛的になり

落ちつきとは違う方向に向かいます

 

瞑想は心の落ちつきのなさに向き合います

 

例えば 緊張しているとき

うまくいくかな どうしよう

この間あんまりよくなかったよな

もう少し頑張ればよかったな

どうしよう どうしよう

落ちつけ 落ちつけ

といつもなら思うところ

ちょっと勇気をだして

『私ドキドキしてるわ』とただ気づき

今の呼吸に戻ります

 

このような練習を繰り返していくと

心に空間 スペース が生まれてきます

このように 落ちつきのなさの邪魔をしなければ

その空間の一部になり 落ちつきを取り戻します

 

 

『 …瞑想とは、落ち着きのない牛に、広くておいしい草の茂った牧草地を与えることだ。広大な牧草地の中で、牛はしばしば落ち着かないかもしれないが、ある段階にいたると、あまりにスペースが広いために、落ち着きのなさなどは関係なくなってしまう。そして牛は食べに食べてリラックスし、眠りに落ちる。』

(The Myth of Freedom and the Way of Meditation チョギャム・トゥルンパ)