霊感商法の舞台裏・・・すべて文教祖の指示 | ちゃぬの裏韓国日記

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カルト統一教会と世界支配層との関係をあばく
(統一教会=世界平和統一家庭連合)

<「堕天使のトリック」2009年9月29日の記事より>
http://plaza.rakuten.co.jp/kanteishoku800/diary/200909290000/


■霊感商法のA級戦犯

米本氏がお勧めの別冊宝島「『救い』の正体」の中に、ルポライター高山和雄氏による、<統一協会という堕落 「霊感商法」-----最強の霊能士「開天先生」の証言。>というルポが掲載されています。

多くの食口が「先祖が霊界で苦しんでいる」という統一原理を信じ、救済の為と信じて印鑑や壺などを売り続けました。
そしてその中枢には、「霊能士=トーカー」と呼ばれる人たちがいて、高額の壺や多宝塔を売り、後には、財界の大物や資産家たちを専門に献金を勧める“説得屋”の役割を果たしました。
数人いた霊能士のなかでも、「開天先生」は統一協会に最も巨額な数百億円の献金をもたらした実力者であり、統一協会による経済活動の裏側を深く知る人物です。
以下は、<統一協会という堕落 「霊感商法」-----最強の霊能士「開天先生」の証言。 高山和雄(ルポライター)>よりの抜粋です。

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質問:この時期、いろいろな事件が起こりましたが、その影響はなかったんですか?

開天:ええ。霊感商法が内部的に変わったきっかけは、あの「豊田商事事件」です。
あの事件から公安が次に統一協会をマークしているという情報が入って、即、トーカー団は解散した。
でもそれは偽装で、実際には解散していなかったんですが、とりあえず一時休止で印鑑、壺、多宝塔、霊薬は売らないことになった。
ちょうどそのころ、教祖の文鮮明は脱税でアメリカ・コネチカット州ダンベリーの刑務所に服役していた(注・84~85年にかけて1年1ヶ月の禁固刑)。
霊感商法という資金源が断たれたから、文鮮明は古田元男という霊感商法の元締め的存在の男を刑務所に呼び寄せ、怒鳴りつけたんです。
「なんで急に献金が来なくなったんだ」と文の逆鱗に触れたわけですね。
古田は、豊田商事事件という大事件が起こったために、警察当局が過敏になっていることなどを説明した。
しかし文に、「壺を頭にのっけてでも売るんだよ、それが日本の救いになる」とハッパをかけられて、また再開することになったんです。


質問:再開の指令は、ミスター霊感商法の古田元男ではなかったということですか?

開天:ええ。よく統一協会は、みんな幹部がやったんだと言うんですよ。
でも、文鮮明が言わないことはできない。
壺を売るのも、多宝塔を売るのもすべて、文の命令なんです。
私が全国の会議などで、幹部に話を聞いてもそうでした。
あの古田だって、基本的には文が言わないことをするわけがないんです。
古田は気が小さいから、文の一筆がないと何もできない。
当時、反古田派もいたわけですからね。
古田は、自分が指揮をとるために、どうしても文鮮明の、いわゆるお墨付きが必要だったんです。
文のご託宣がないかぎり何もできないのです。
したがって、霊感商法は文鮮明の指令がなければありえなかった。
古田がいくらやりたいと言っても、「そんな壺なんか売って・・・・」と、インテリ層の反古田派はいい顔はしない。
そうすると文鮮明から「みんな古田に従え」という指示が来るわけですよ。
実際の権限については久保木修巳(注・元日本統一協会会長)より古田のほうが上なんだから私たちも従う、そういう構造なんです。
逆に文鮮明が言わなかったら、そんなことは誰も認めませんから。

(別冊宝島 「救い」の正体 より)

(多宝塔の製造工場(韓国・一信石材)を視察する文教祖)





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文氏が霊感商法の最高責任者であることは、当時を知る多くの元信者の共通認識です。
警察当局が過敏になっていることなどを説明しても、「壺を頭にのっけてでも売るんだよ」と言われてしまえば、どのような状況でも、どのような卑怯な手段を使ってでも、「それが日本の救いになる」のを信じて再開する以外の選択肢はなかったでしょう。
それがカルト教祖と幹部(信者)の関係です。
「文先生は霊感商法の実態を知らなかった」「霊感商法の実態を知った文先生は激怒された」「古田は泣いて文先生に詫びた」などと言うアベルの戯言を必死で信じている食口は多いでしょう。
しかし、それは末端の食口を騙して組織を守ろうとする、幹部たちの“方便”です。
開天先生の証言は、私のような匿名ブロガーの証言よりも説得力があります。


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かつて日本統一協会は、12人の局長によって運営されていた。
しかし、そのなかでも全体の人事権を握り、組織を牛耳っていたのは、霊感商法の責任者・古田元男である。
古田は「コマンダー」と呼ばれ、文のいわゆる“傀儡”として権力をほしいままにしていた。
地方の統一協会支部では、古田に逆らい、「統一協会」の看板を企業名の看板に替えなかっただけでポストを外された幹部もおり、古田の権力は絶大なものがあったという証言をする、当時の信者も少なからずいる。

質問:古田元男は、あくまで文鮮明の下の「コマンダー」だったと認識していいわけですか。

開天:コマンダーというのは命令権者という意味です。
これは「文鮮明の代身」、平たく言えば「代理」という意味なんです。
だから古田の言うことはすなわち、文鮮明が言うことなんです。
でも、文の命令をそのまま伝えて命令しているだけですよ。
霊感商法の全責任が古田にあるというなら、それはそのまま、文鮮明に全責任があることを認めたことになる。
統一協会はいつも防波堤を築いたつもりで墓穴を掘ってしまう。
古田に本当の意味での人事権があるわけがない。
任命したり命令したりできるのは文鮮明だけですし、クビにできるのも文鮮明だけです。
その証拠に、文鮮明の言うことを古田は拒絶できませんから。


質問:やはり本当の司令塔は文鮮明とういことですか?
古田は教祖の意向を下につなぐパイプ役にすぎなかったと。

開天:韓国人の幹部は経済的な援助には弱い。
初期の幹部といわれている人たちは、統一協会の組織には飽き飽きしているけれども、結局、金にすがってつながりを切れない。
経済的な支援は手枷足枷になるけれども、教団運営にとっては大切な支えになるからです。
幹部でも「文鮮明はメシアだ」なんて本気で思っている人は、おそらくほとんどいないと思います。
側近の朴普煕でさえ、そう思っているとは思えないふしがあります。

FBIの調査資料によると「文鮮明がタンベリー刑務所にいたときに、朴普煕が巨額の資金(当時の日本円にして約17億円)を支出しており、その背後には統一協会の内部紛争があったと報告されている。
文鮮明の夫人と朴普煕が許可を得ないで文鮮明の金を勝手に運用していたことを、もうひとりの側近である郭錠煥が服役中の文鮮明に伝え、文鮮明が激怒し、返却を命令したという報告もある。


質問:これは一部の信者も知っていたことですか?

開天:あとになってわかったことですが、文鮮明は、いちばんの側近の朴普煕がまさか組織の金を勝手に運用しているとは信じられなかったわけです。
この件以来、人間不信に陥った文鮮明は、身近な人間でさえ信じられなくなったといわれています。
それでまず、朴普煕に隠したお金を出させたのはもちろんのこと、事件の裏付けを取るために、郭錠煥を使って、事故死した文鮮明の四男、文興進の霊が取り憑いたというアフリカ人のクレオパス・クンディオナという人物を「ブラック・フンジン」と称して連れてきて、神霊による裁判をやって自白させた。
「コンフェッション(告白)」という「自白」の儀式でした。
ブラック・フンジンを操ってコンフェッションさせたかったいちばんの目的は、文がもっとも執着しているお金なんです。
文鮮明は、自分の金をみんなが勝手に着服して使っているという疑心暗鬼にとらわれていました。


質問:100%本当のことを言っているのかわかりませんが、クンディオナも統一協会を辞めてからいろいろ発言しているようですね。

開天:彼は、公金をどれだけ横領したのか明らかにさせなきゃいけないということで、アフリカで興進君の霊が憑いた人物として利用されただけです。
公金問題、異性問題、不倫問題を告白させたんですが、もっとも文が執着したのは公金問題なんです。
このコンフェッションのときに、朴普煕は頭蓋骨が陥没するほど殴られて大怪我を負いました。
文鮮明という人間は結局、そういう残酷な人なんです。
幹部でさえ文鮮明をメシアであると本気で思わない者が多いのは、こうした理由からです。
12双(組)という、日本のごく初期の幹部は、「お父様は結局、朴先生らを信頼できなくなった」と言っていましたが。

(別冊宝島 「救い」の正体 より)
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文氏は妻・鶴子と朴普煕が、自分に無断でお金を運用していたことに立腹しました。
そこでブラック・フンジンを使って事の次第を告白させ、朴普煕は頭蓋骨が陥没するほど殴られることで、罪は赦されたそうです。(笑)
このブラック・フンジンは文興進の霊が憑依したはずなのに、アフリカ・ジンバブエ訛りのハングルが喋れなかったばかりか、兄弟の顔も名前も知りませんでした。


(ブラック・フンジンとコンフェッション(告白式)の様子)

統一原理では、霊人体が主体で肉体は対象のはずです。
文興進としてコンフェッションの儀式を司り、罪を赦す権能を与えられた人物が、ハングルが喋れないのは別にしても、兄弟の顔も知らない、生前の記憶も無いのは、何ともお粗末な話です。
この時の教訓から、次に“憑依”させる時は韓国人を選んだ方が無難だと思ったのでしょう。
現在、誰かの霊が憑依して活動中のおばさんは、ハングルも喋れるし生前の記憶もあるようです。(笑)
そして悪霊払いの内部霊感商法は、効果が無くとも大繁盛です。

しかし、思考停止状態の食口は、嘘のような話でもアベルの話だけを必死に信じ続けます。
目が覚めるその時まで・・・。