2017年5月下旬の箱根 3 仙石原付近とポーラ美術館
ホテルは清潔で快適であった。
敷地内に大きな池があって、
池の中央辺りには踊り場のようなところが設けられていて。
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1匹蛙の大きな声が始まると、あちらこちらから、まるで輪唱するように他の蛙の小さな声が池の周りから続くのだった。
“蛙の歌”で輪唱するのって、蛙に倣っているのだったか!
そして、面白いことに、
蛙の一声が響くと、
しずしずとおもむろに1匹の鴨が踊り場の辺りまで出てきて、
ここが舞台とばかりに毛づくろいをし、
蛙の声が収まると
しずしずとまたどこぞの岸だか木の陰かに姿を消すのであった。
(憤怒の形相の馬頭観音)
(ほっこり顔の道祖神)
箱根2日目はしっかり雨降りだったので、ポーラ美術館へ。
丁度「ピカソとシャガール展」開催中だった。
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ポーラ美術館の収集力って、半端ない。
日本屈指の美術館じゃないかな。
その他に、化粧品の展覧会も開催されていて、
歴代の美人さんや化粧品などが見られて面白かった。
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ポーラ美術館の芸術作品のあの素晴らしい収集力は、化粧品を売って上げた業績のお蔭なのかもしれないよね。
つまり、ご婦人方の美しくなりたいという古今東西不滅普遍の欲求というか幻想というか、そんな切なる出費によって支えられてきたポーラ美術館といえるかもしれない。
(私はポーラ化粧品って使ったことがないけれど、宿でポーラのシャンプーなどを使った際は、いつも使い心地がとてもよいと思うわ。)
帰りしな、バス通りにあるお家の玄関先においてある生ゴミ袋を噛み切り漁っている動物がいて。
あらら。ひどい荒しっぷり。
犬? 猫?
…………猪だっっっ!
まだ子供だろう。中型犬ほどの大きさ。
箱根登山鉄道も、その車体に猪の絵が!
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可愛らしい猪だけど、
猪の被害はかなりなものだろう。
もっとうまく住み分けができればいいのになぁ。
箱根に行ったら、特に仙石に行ったら、行ってみたい蕎麦屋があった。
滅茶苦茶美味しいと評判なのだが、
“店員の愛想が悪過ぎる、30分は待たされる、追加注文しようとしても無視される”などの口コミを一応覚悟してほしいと伝えたら、
姉はそういうのが許せないタイプで。
諦め、小田原で蕎麦。
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これはこれで美味しゅうございましたが、
仙石原の蕎麦屋……食べてみたいなぁ。
おしまい