上野で無実を訴える人々


上野の駅前でビラを配っている人がいた。


判決もないままに独房に16年! こんな人権侵害許せますか
私たちは無実だ!
迎賓館・横田裁判 
権力によるデッチあげ許すな!
」Σ(・ω・ノ)ノ!


冤罪は聞き捨てならない。パンチ!
しかし、「迎賓館・横田裁判」って、なに? な私。(°д°;)

思わず足を止め、ビラを読むと、




1986年、中曽根政権当時、
東京サミット開催「直前の4月15日に米軍横田基地に向け、
5月4日にはサミット歓迎式典が開かれていた迎賓館に向けて、
飛翔弾が発射され
」たという事件だという。(=◇=;)


両事件とも中核派によるゲリラ事件で、サミット粉砕とともに強い反戦・反基地の意志が込められたたたかいでした。

とビラの文章は続く。


むむ? まるで、その事件が「反戦・反基地」といった市民の声を代弁した正しい行いのような言い振りではないか?むっ
反戦・反基地を叫ぶために、爆弾(?)を発射する必要はないでしょ?| 壁 |д・)



「飛翔弾」って、何かと、後日調べたら、サーチ

飛翔弾=「迫撃弾」とも言うらしく、(参照:「迫撃弾」)

精度は全く期待できないためピンポイントで目標を狙う事は不可能であり、また射程も短い

標的を大きく外れて見当違いの場所に着弾することが多かったせいか、実際に人的被害の報告はなく、嫌がらせ目的が主であったと思われる。

産経新聞の報道によると、迎賓館ロケット弾事件で中核派に使用された榴弾の爆発は、道路に直径20cm、深さ5cmの穴を開けたという。」

ですと。この「迎賓館ロケット弾事件」が、ビラの話なのね。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ



ビラは続く。

政府が何が何でも犯人を上げようとし、
87年に「須賀武敏・十亀弘史・板垣宏氏を、93年には福嶋昌男氏をデッチあげ逮捕・起訴しました。


しかし、4氏は両事件に一切関与していません。一貫して無実を訴え、デッチあげを弾劾して、不屈非妥協で裁判をたたかってきました。


こうしたたたかいに対し、裁判所は拷問でも加えるかのように3氏に16年、福嶋氏に12年にも及ぶ未決勾留を強制しました
」 と。メモ



「未決勾留」って、なに?と、これまたウィキらねばわからない。あせる

未決勾留(みけつこうりゅう)とは、日本の刑事手続において、犯罪容疑で逮捕されて判決が確定するまで刑事施設に勾留されている状態のことである。」(ウィキ)とな。(=◇=;)


ビラを配っていたのは、その「冤罪」で16年間「未決勾留」されていたご当人であった。

そして、保釈された後、一旦は無実が認められて、やっと出てきたのに、
検察側が控訴し、それを裁判長がちゃんと「事実審理」もせず、無罪判決を「破棄・差し戻し」にしたという。ヽ((◎д◎ ))ゝ

*「審理」=「裁判の対象になる事実関係および法律関係を裁判所が取り調べて明らかにすること。」(コトバンクより引用)


で、「上告」したけれど、「最高裁が棄却」。NG
で、現在、こうしてビラを配って署名を集めているとのことだった。

このままでは、私はまた無実の罪で勾留されてしまうと仰る。あせる


「無実」ならば、とんでもない話である。パンチ!
が、目の前の人が本当に無実なのかどうか、はてなマーク
私には俄かに判断ができない。(@_@)


こういうとき、自分なりに事の判断を下すことができないもどかしさ、恐ろしさを感じた。
目の前に冤罪です!と訴える人がいるのに。
その人がもしかしたら、「冤罪だ」と嘘をついている可能性だって捨てきれないのだ。


「無実」を訴え署名を求める男性を前にして、
そのまま立ち去ることもできず、
「冤罪はいかん!」、「審理もせず棄却」っておかしい!」、「無実を訴え続けている」ならば信じようと、
私は迷いながらも、つい署名をしてしまった。メモ


しかし……と、自分が深く納得もしていないのに署名してしまったことに
今、大いに反省中。叫び


冤罪は断固晴らされるべきと思う。パンチ!
無実を訴える限り、調べ直すべきだと思う。パンチ!
それをちゃんと「審理」もしない裁判というのは納得いかない。パンチ!


「迎賓館・横田裁判」があまりに一方的らしいのはなんとなく察せられるが

しかし、
“いやがらせ”にしても、精度を欠いてどこに落ちるかわからない飛翔弾などを飛ばした犯人を私は軽蔑する。パンチ!


なので、
「迎賓館ロケット弾事件」や「横田基地ロケット弾事件?」を
「反戦・反基地」の運動のように讃えているように受取れるビラには、賛同できない。NG


やはり、私は署名するべきではなかった……と思うのであった。ガーン


しかし、裁判所が当てにならないと「無実」を訴える人がいる以上、
どこかの報道番組がこの事件と経過をまとめて、彼が訴える「冤罪」を明白にしてみてほしいものだと思う。




参照:迎賓館ロケット弾事件

迎賓館ロケット弾事件(げいひんかんロケットだんじけん)とは、1986年(昭和61年)5月4日に東京都で発生したテロ事件。迎賓館迫撃弾事件とも呼ばれる。

日本の新左翼の中核派が起こした事件である
。」

87年に須賀武敏・十亀弘史・板垣宏氏が、93年には福嶋昌男氏が逮捕されたが、
当時、証拠としては弱い「メモ」を証拠として、彼らは犯人とされたみたい。

2004年3月に東京地方裁判所はメモ類には事件に直接触れた記載はないことを理由に3人を無罪としたが、

検察が控訴。二審の東京高等裁判所は2006年5月に『審理不十分』を理由に地裁に差し戻し、

2007年10月に最高裁判所も被告側の上告を棄却したため、一審からやり直すことになった。

2010年6月に須賀に懲役11年、十亀と板垣に懲役8年を言い渡した。この判決の中で裁判長は『適正な防御権の行使の範囲を明らかに超えた、被告側の不当な訴訟活動が審理を長期化させた』と述べた。

3人の被告が控訴したが、2013年6月27日、東京高等裁判所は控訴棄却

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%8E%E8%B3%93%E9%A4%A8%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E5%BC%BE%E4%BA%8B%E4%BB%B6



……って、ネットをちょっと検索しただけでは、やっぱり、わけがわからない。あせる



ウィキペディアにある「被告側の不当な訴訟活動が審理を長期化させた」という件もよくわからない。冤罪ならば、そりゃ必死で訴えるだろうが、いったいどんな「不当な」ことをしたというのだろう?はてなマーク

国家権力をもってすれば、冤罪なんて簡単に作られてしまう。(((゜д゜;)))
冤罪だと訴える人がいる以上、ニュートラルな立場で冤罪かどうかを追求する組織があればいいのに……。グー