2014年4月京都の春 2婆の旅

2014年、4月に、2婆(姉・私)で、京都に花見旅行に行ったときの覚書です。

29 老舗和菓子店の蓬饅頭の正体


蓬饅頭
(ネットより拝借画像)
私がこの日記を最後までアップしたかったのは、最後の最後に
蓬饅頭のことを書きたかったから。

二条城界隈の路地裏には、由緒ありげな京都風情満々のお店が
古びた家並みと新しい家並みとが入り混じる通りの中に、
ぽつんぽつんとあって、
その中の和菓子屋はいかにも老舗どす!というムード。

私は結構好きな和菓子屋さんだった。
で、今回もあれこれ色々買って帰ってきた。


が、

そこで今回試しに買ってみた蓬饅頭がっ!!!

よーく原材料を見たら、

「蓬」の他に、

「青1号、黄4号」……だったか、(もう包装紙を捨ててしまったので、確認は出来ないが)

とにかく、蓬だけではなく、
タール系の着色料を使っていた!
なんでー?

蓬饅頭なんだから、蓬だけ入れておけばいいやん?
なんで、タール系着色料なんて、使いはるん?
青と黄色で蓬の緑色を出したんだね?
蓬だけじゃ出来上がりの色が冴えないほど、たいして蓬を入れていない……ということだよね?

で、もっと蓬饅頭らしい色にせんと……と着色料を使ったということだよね。
そうなると、蓬の風味も壊されたりするだろうから、
もしかして、蓬の香料なんてもの使ってたりして?

あぁぁぁぁぁぁ、「老舗」といえども
信用ならないっ!
老舗ならば、なおのこと、
妙な添加物などなかった昔から作ってきたように、
安全で美味しい和菓子を
今も作り続けてほしいものだ。

タール系の着色料は有害だとか、
いや、天然の着色料だって有害だとか、
いや、そんなことはない、タール系着色料は安全だとか、
ネットでは色々な意見が飛び交っているけれど、
わたしゃ、やっぱり
蓬饅頭は蓬と餅と餡子だけで作ってほしいぞ!


蓬饅頭の緑が、「青1号、黄4号」で作り上げられているなんて……。
今回の旅で、一番残念なことであった。




まぁ、着色料は和菓子に限ったことではなく、
私の大好きなマカロンにも、他の市販の食品にも、いやというほど使われている。あせる
多量に摂取しなければ大丈夫……と厚生省は認可しているのだろうが、
これだけあれやこれやに使われて、(°Д°;≡°Д°;)
いったい全体、どれほどの量までOKなのか。はてなマーク
我々は1年間にどれほどの着色料などの添加物を摂取してしまっているのか……。はてなマーク
どうして、そうしたことが、さくっっとわからないままなのか……。はてなマーク



             おしまひ




ついでに

今回、あれこれネットでチェックしていたとき、
見つけた豆知識:

薬屋さんは江戸時代以降のもの

「kotobank」くすりや【薬屋】

薬局,薬店(やくてん)(薬種商が薬の販売を行っている店)および薬問屋等の総称。

薬店,薬舗,薬種屋,木薬屋(あるいは生薬屋)などの名で,店舗を構えて薬をあきなう店を薬屋と呼んだのは江戸時代に入って以来といわれている。

かつて,越中富山の売薬にみられるように,各地を行商したり,市に出て売ることがふつうで,これは西洋や中国においても同様であった。





江戸時代以前は、世間に行き渡っている薬の量も少なかったんだろうねぇ。(=◇=;)


最近は色々なドラッグストアが目白押しに町中に出来て、
多種多様な(……ってゆーか、どれも同じような)市販薬が山積みになっているけれど、
そういえば子どもの頃は、薬の種類も限られていた気がする。
タブレットというより、「〇〇丸」なるネーミングの薬が多かったように思う。(///∇//)


子供の頃は、まだ富山の薬売りが来ていた。
そのほうが、年に一回家の常備薬をチェックできてよかったのではないかしら。チョキ
不要な薬は引き取ってくれるし、いいよね。チョキ

それに、富山からわざわざ来ているんだ……と
玄関先で母親と話しこむ富山の薬売りさんを盗み見て、| 壁 |д・)
子供ながらに、ある感動があったわ。ドキドキ


近所に薬局はあったけれど、薬しか売っていなかった。
今はドラッグストアでは薬以外に色々な生活雑貨が手に入る。ネイルお団子
便利な時代になったものだけど、
その反面、薬剤師さんがいるにはいるけれど、あまり相談ができる雰囲気ではない。ダウン
ただ売られている「商品」としての薬を売っているだけ……という感じ。
薬剤師の説明が必要とされる薬を買うときだって、その説明は、かなりいい加減。┐( ̄ヘ ̄)┌


その点、タイの薬局などは、こちらの症状を聞いて、薬を目の前で調合してくれて、
“自分のためだけの薬”感が強い。
効きそうに感じる。ラブラブ!


薬の歴史なんてものも、調べてみたら面白そうだね。ひらめき電球