「2001年(中高年)夫婦世界旅行―妻編」の落ち穂日記


2001年(中高年)夫婦世界旅行―妻編」が中断したまま、
もう何年も経ってしまった。ガックリ
日々記憶が薄れていく。叫び

話としてまとめるほどではないなぁ……と、あせる
旅行記を完成させてから、補足としてまとめようかなぁ……と思い、あせる
記事からは削除していた細かいことなどを、
とりあえず、備忘録として、思い出すままに記録しておこうと思う。あせる





1 帰国直後の第一印象

1年間の世界旅行から帰ってきて、
よく「浦島太郎のような気分じゃない?」と聞かれた。
1年間日本を離れて、すんなり日本の生活に馴染めないのではないか? と。

2001年、小泉政権に変わって、日本にも新しい風が吹くか?的なムードに盛り上がっていた日本。
一方、小学校でいきなり数人の小学生たちが殺されるなどという凶暴な事件なども起こっていて、9月11日には例の“セプテンバーイレブン”が起こった年であった。


しかし、
帰国して、隔世の感は、まったくなかったのだ。

一晩眠って、
“1年間の世界旅行”という長い愉快な夢を見て、
いつものように目覚めた翌朝の気分。
なんの違和感もなく、昨日の続きのように、普通の生活を始めていた。
我々の周りの状況は、近所の商店街の店がひとつふたつ様変わりしただけで、
平安な日常に何にも変わりはなかった。
(我々が無職状態であるという問題点を除いては、だが。)


だが、
前々から感じていたことではあったが、
帰国して、はっきりと、
心底ぞっとしたことが1つあった。ガーン

それは、TVに映る日本人の曖昧な笑顔だった。にひひ



アンフェアな目に遭って怒っているはずなのに、
にやにや笑って、「困っちゃいますよね~」ニヤニヤ

呆れる犯罪に対して、
にやにや笑って、「許せないですよね~」ニヤニヤ

笑っている場合じゃないのに、
どーして、にやにや笑っているの? 
と、ぞっとした。(((゜д゜;)))

自然災害に遭った方々が、もう笑うっきゃない状態で、
苦笑まじりにコメントを言うのは、わかる。

しかし、それ以外について、
悲惨な事故や卑劣な事件に対して、
にやにや笑っている日本人……こんな民族、他にはいないだろっ!
と思ったことであった。( ̄□ ̄;)!!


1年間日本以外の国にいて、
こんなににやにや笑う人は、大抵は悪い奴だった。
愛想笑いさえない国の方が多かった。
日本人のこの曖昧な笑い、にやにや笑いは
外人からしたら、とても不気味に映るだろうと思われた。


憤慨していてさえニヤニヤ笑う日本人……ニヤニヤ

そして、その印象は、10年以上経った今も続いている。
……というより、「印象」ではなく、
明らかに”にやにや笑い“って多いよね。
なんなんだろう、あれは……。


竹中直人の「笑いながら怒る人」という芸が以前あって、
見事に日本人を揶揄しているなぁ!と感服したことだったが、
それはいまだに変らない。
あれは、まだ「笑い」顔が明確で面白かったが、
実際、TVなどで見られる「笑い」は、“にやにや”としたもので、
薄気味悪い。

にやにや笑う……って、すっごく感じ悪っ!!!((>д<))


でも、日本人って、シャイだから、
街頭でいきなり番組クルーにマイク向けられたり、意見求められたりすると、
恥ずかしさを誤魔化そうとして、無意識に“にやにや”笑っちゃうのだろうか?はてなマーク

相手を批判するような内容のときは、特に、「和」を保とうと、
無意識に“にやにや笑顔”を作ってしまうのだろうか。はてなマークドキドキ(ノ^^)八(^^ )ノ

“にやにや笑い”は、日本人の遺伝子のなせる業なのだろうか。はてなマーク


私も、もしいきなりマイクを突きつけられて、マイク
「消費税アップをどう思われますか?」なんて聞かれたら、
「え~? うふふ~。いや~、まず無駄遣いをやめるなど、
すべきことをしてからにしてほしいですよね~? どへへへへ。にやにや 」
と、にやにや笑いながら答えてしまうのだろうか……
と、ちょっと怖い。ガーン