2013年、秋、友に誘われ、3泊4日の台湾小旅行。
印象深かったことだけ、ちょっとだけ。
2013年 台湾旅行 8 九份(キュウフン)でティセレモニー
台北から、ちょっと足を伸ばせば九份(キュウフン)で。
でも、個人で行くとなると、電車とバスを乗り継いでいくようで、
さて、乗り換えがうまくいくか、帰りのバスはうまくあるか?など
調べるのが一苦労だったので、
旅行会社の“九份ツアー”を申し込んでみた。
そのツアーにも色々あったが、
夜の街も雰囲気あるのではないかと、
夕方出発の、イブニングツアー(?)を選んだ。
集合場所になっているホテルから、ツアーバスに乗って、
九份についたら、途中までは、ツアーご一行様、カルガモのごとくツアーガイドさんの後をついて歩いたら解散。
自由時間をそれぞれ楽しんで、
集合場所に集合して、再びバスに乗って帰ってくる。
その日はあいにくの雨で。
かなりボタボタ雨降る中、
ただでも狭い路地を、傘を差して歩かねばならず、
↓
ガイドさんの説明も、雨音に掻き消されてしまうのだった。(((( ;°Д°))))
あいにくの天気にも関わらず、観光客でごった返していた。
同じツアーの人の服装を覚えて、その姿を見失わないように歩く。
路地にはいろいろなお店が並んでいるが、
ゆっくり足を止めてもいられない。
ちょっと見て、へぇ~! ちょっとみて、ふんふん……。
筆屋さんやら、
↓
刺繍の文字屋さん?やら。
↓
ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の舞台になったという専らの評判の街、九份だが、さもありなん、と思う。( ´艸`)
↓
なんとも幻想的なムードが漂う。
そして、我々の最大のお目当ては
お茶屋でのティーセレモニー!
「ティーセレモニー」といっても、それを懇切丁寧に教えてもらえるのか、
なにか講義があるのか、
ただ出されるままに試飲するのか……?
とんと詳細はわからないまま、
茶屋に入ってみる。
↓
茶屋に入ると、空いているテーブルに案内される。
テーブルには、なにやら細い排水溝のある水受けのような物体が
すでに置かれていた。
これは、まるで、かつてアンコールワットの遺跡の中で見た「ヨニ」のようだわ……(「カンボジア旅行記⑥」)
と思いつつ、言葉にはせず粛々と待つ。
愛想のないお姉さんが、忙しくやってきて、
お茶請けの小さな甘い菓子やら茶器やら、
お茶の準備をドカドカっと始めた。
↓
足元の火鉢に、大きなヤカンがどーん。
このお湯を使ってお茶を入れるのだった。
↓
お姉さんが一度だけ、お茶の入れ方を説明しながら
お茶を入れてくれた。
以下、ぼんやりと記憶していることをメモっておこう。
①茶葉を急須の3分の1ほど入れる。
②お湯を注ぎいれ、
すぐに捨てる。(=茶葉を洗う。)
お湯の温度はよくわからないけれど、
この時は80~90度って感じ?
中国茶も上等なものになるほど、70度とか、低めのお湯で入れるみたい。
③捨てるお湯は、湯のみなどの他の茶器に注ぐ(=湯のみなどを温める)
④急須に新しいお湯を注ぎ、20秒待つ。
⑤湯のみに入れた③のお湯を、急須の蓋の辺りに上から掛ける。(=要らないお湯を捨てるのと、同時に急須をさらに温める?)
捨てたお湯はヨニのごとき排水受け(?)に溜められていく。
⑥20秒経ったら、急須のお茶を別の温めておいたカップに一気に注ぐ。
↓
これほど急須がひっくりかえんばかりにするとは……。(=◇=;)
で、
⑦⑥で入れたお茶を、細長い湯のみに注ぎ、
その細長い湯のみを、小さなぐい飲みのような茶碗で蓋をし、
⑧⑦をさっとひっくり返し、そっと細い湯のみをはずし、
⑨まず、空になった細い湯のみを鼻へ持って行き、香りを嗅ぐ。
↓
これが、実に香りがわかる!Σ(=°ω°=;ノ)ノ
細長いから香りが残るんだね。
で、やっと
⑩小さなぐい飲み茶碗のお茶を頂く。
これで、ワンサイクル。
この後、同じ急須にお湯を注いで何度も飲めるのだが、
次は、お湯を注いで30秒。
その次は40秒。
その後は、もう大差ないから、40~50秒。
で、適当に茶葉を捨て、新しい茶葉で入れ直し、また①から繰り返す。
捨てる茶葉の量は、お湯を吸って膨らみ、てんこ盛りになるのだった。
↓
洒落た紅茶専門店のような砂時計が出てくるのでもなく、
適当に飲め!とばかりにお姉さんはさっさと行ってしまったので、
自分たちでおそるおそる入れるのだが、
お湯を注いで秒数を空でカウントダウンするのが、
また楽しかった。( ´艸`)
友と顔を見合わせて、1、2、3……39、40!
それ! と、急須をひっくり返さんばかりに一気に容器に移したり、
細長い湯のみとぐい飲み茶碗をぐっと挟んで
お茶がこぼれないようにひっくり返したり、
慣れない作業にドキドキワクワク。
ティーセレモニーとは、とりあえずざっくりと
“中国茶の正しき入れ方”を教えてくれるものだったのね。(-^□^-)
この入れ方をするには、お湯を大量に捨てられる排水盤が必要だなぁと思うが、
わざわざそれを買う気にはなれず。
しかし、あの香りをぐぐっと残してくれる細長い湯のみ!
あれは欲しい!
ってんで、買っちゃいました。(●´ω`●)ゞ
帰国して、家で中国茶、入れてみた。
やはり、あの細長い湯のみを使った方が、香りがよくわかる!
買って悔いなし!
つづく
印象深かったことだけ、ちょっとだけ。
2013年 台湾旅行 8 九份(キュウフン)でティセレモニー
台北から、ちょっと足を伸ばせば九份(キュウフン)で。
でも、個人で行くとなると、電車とバスを乗り継いでいくようで、
さて、乗り換えがうまくいくか、帰りのバスはうまくあるか?など
調べるのが一苦労だったので、
旅行会社の“九份ツアー”を申し込んでみた。
そのツアーにも色々あったが、
夜の街も雰囲気あるのではないかと、
夕方出発の、イブニングツアー(?)を選んだ。
集合場所になっているホテルから、ツアーバスに乗って、
九份についたら、途中までは、ツアーご一行様、カルガモのごとくツアーガイドさんの後をついて歩いたら解散。
自由時間をそれぞれ楽しんで、
集合場所に集合して、再びバスに乗って帰ってくる。
その日はあいにくの雨で。
かなりボタボタ雨降る中、
ただでも狭い路地を、傘を差して歩かねばならず、
↓
ガイドさんの説明も、雨音に掻き消されてしまうのだった。(((( ;°Д°))))
あいにくの天気にも関わらず、観光客でごった返していた。
同じツアーの人の服装を覚えて、その姿を見失わないように歩く。
路地にはいろいろなお店が並んでいるが、
ゆっくり足を止めてもいられない。
ちょっと見て、へぇ~! ちょっとみて、ふんふん……。
筆屋さんやら、
↓
刺繍の文字屋さん?やら。
↓
ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の舞台になったという専らの評判の街、九份だが、さもありなん、と思う。( ´艸`)
↓
なんとも幻想的なムードが漂う。
そして、我々の最大のお目当ては
お茶屋でのティーセレモニー!
「ティーセレモニー」といっても、それを懇切丁寧に教えてもらえるのか、
なにか講義があるのか、
ただ出されるままに試飲するのか……?
とんと詳細はわからないまま、
茶屋に入ってみる。
↓
茶屋に入ると、空いているテーブルに案内される。
テーブルには、なにやら細い排水溝のある水受けのような物体が
すでに置かれていた。
これは、まるで、かつてアンコールワットの遺跡の中で見た「ヨニ」のようだわ……(「カンボジア旅行記⑥」)
と思いつつ、言葉にはせず粛々と待つ。
愛想のないお姉さんが、忙しくやってきて、
お茶請けの小さな甘い菓子やら茶器やら、
お茶の準備をドカドカっと始めた。
↓
足元の火鉢に、大きなヤカンがどーん。
このお湯を使ってお茶を入れるのだった。
↓
お姉さんが一度だけ、お茶の入れ方を説明しながら
お茶を入れてくれた。
以下、ぼんやりと記憶していることをメモっておこう。
①茶葉を急須の3分の1ほど入れる。
②お湯を注ぎいれ、
すぐに捨てる。(=茶葉を洗う。)
お湯の温度はよくわからないけれど、
この時は80~90度って感じ?
中国茶も上等なものになるほど、70度とか、低めのお湯で入れるみたい。
③捨てるお湯は、湯のみなどの他の茶器に注ぐ(=湯のみなどを温める)
④急須に新しいお湯を注ぎ、20秒待つ。
⑤湯のみに入れた③のお湯を、急須の蓋の辺りに上から掛ける。(=要らないお湯を捨てるのと、同時に急須をさらに温める?)
捨てたお湯はヨニのごとき排水受け(?)に溜められていく。
⑥20秒経ったら、急須のお茶を別の温めておいたカップに一気に注ぐ。
↓
これほど急須がひっくりかえんばかりにするとは……。(=◇=;)
で、
⑦⑥で入れたお茶を、細長い湯のみに注ぎ、
その細長い湯のみを、小さなぐい飲みのような茶碗で蓋をし、
⑧⑦をさっとひっくり返し、そっと細い湯のみをはずし、
⑨まず、空になった細い湯のみを鼻へ持って行き、香りを嗅ぐ。
↓
これが、実に香りがわかる!Σ(=°ω°=;ノ)ノ
細長いから香りが残るんだね。
で、やっと
⑩小さなぐい飲み茶碗のお茶を頂く。
これで、ワンサイクル。
この後、同じ急須にお湯を注いで何度も飲めるのだが、
次は、お湯を注いで30秒。
その次は40秒。
その後は、もう大差ないから、40~50秒。
で、適当に茶葉を捨て、新しい茶葉で入れ直し、また①から繰り返す。
捨てる茶葉の量は、お湯を吸って膨らみ、てんこ盛りになるのだった。
↓
洒落た紅茶専門店のような砂時計が出てくるのでもなく、
適当に飲め!とばかりにお姉さんはさっさと行ってしまったので、
自分たちでおそるおそる入れるのだが、
お湯を注いで秒数を空でカウントダウンするのが、
また楽しかった。( ´艸`)
友と顔を見合わせて、1、2、3……39、40!
それ! と、急須をひっくり返さんばかりに一気に容器に移したり、
細長い湯のみとぐい飲み茶碗をぐっと挟んで
お茶がこぼれないようにひっくり返したり、
慣れない作業にドキドキワクワク。
ティーセレモニーとは、とりあえずざっくりと
“中国茶の正しき入れ方”を教えてくれるものだったのね。(-^□^-)
この入れ方をするには、お湯を大量に捨てられる排水盤が必要だなぁと思うが、
わざわざそれを買う気にはなれず。
しかし、あの香りをぐぐっと残してくれる細長い湯のみ!
あれは欲しい!
ってんで、買っちゃいました。(●´ω`●)ゞ
帰国して、家で中国茶、入れてみた。
やはり、あの細長い湯のみを使った方が、香りがよくわかる!
買って悔いなし!
つづく