2013年、秋、友に誘われ、3泊4日の台湾小旅行。
印象深かったことだけ、ちょっとだけ。

2013年 台湾旅行 5 猫空と木柵鉄観音茶②



猫空ゴンドラの終着点「猫空駅」を降りると、
インフォがあり、ちょっとした地図などが手に入る。チョキ
(しかし、係員さんが何度訪ねていっても不在であった。しょぼん


切符は自動販売機。
自動販売機


空猫情報:

月曜日:メンテナンスのため休業。(祝日の場合順延)
火~木 09:00~21:00
金、祝日の前日 09:00~22:00
土、祝日 08:30~22:00
日、祝日最終日08:30~21:00

運賃:1駅30元、2駅40元、3駅50元(悠遊カードも同様)

乗車券販売:猫空ゴンドラ各駅



このほか、MRT動物園駅と猫空ゴンドラ猫空駅を結ぶ「猫空遊園バス(左線)」もあるとのこと。電車

こんなこと、全然知らずに、思いつきで出かけていって、
無事にゴンドラに乗れちゃった。ラッキー?にひひ





駅前は、広場のような分かれ道のような……。(°Д°;≡°Д°;)
少し進むと、
案内板が。

地図



色々な散策コースがあるようだ。




パンフレットによると、サーチ
おすすめコース! なるものがあって、∑ヾ( ̄0 ̄;ノ


コース1(猫空でお茶を味わう)

「三墩石茶壺博物館」茶芸披露、茶器鑑賞→
樟樹遊歩道「赤エリア茶芸館」鉄観音茶料理→
「張迺妙茶師記念館」猫空茶の歴史を顧みる→
台北市鉄観音包種茶研發推廣中心→
「壺穴」茶の里の起源に思いを馳せる→
「天恩宮」参観
(途中の移動はバスや徒歩で)


コース2 (ロマンチックな猫空)

茶推廣中心駅:「壺穴散策」猫空を知る→
「青エリア茶芸館」お茶を味わう→
徳高嶺で星空鑑賞→ゴンドラ猫空駅

コース3 (猫空で花茶を味わう)

ゴンドラ猫空駅→「樟樹遊歩道」農村風景→
「樟山寺」台北を眺望→
「赤エリア茶芸館」鉄観音料理→ゴンドラ空駅


他にも

コース4 (猫空で自然の恵を感じる)
コース5 (猫空を訪ねて)
コース6 (神聖なる猫空)


など、登山・ハイキングを主にしたコースなどがあった。走る人
移動手段やかかる時間も表示されていて、分かりやすい。
まぁ、半日~1日、猫空を楽しむコースのようだ。


このパンフレットをインフォで手に入れながら、
しっかり読み込むことをしなかった我々は、(→o←)ゞ
気の向くままにふらりと歩を進め、走る人

道が大きく分かれているので、さぁ、どっちに行くべきか……悩む。あせる

メインコース?


道に立っている大雑把な地図を眺め、
適当にコースを見繕って、テクテク歩いた。走る人

途中に感じのいい鉄観音茶屋を見つけてお茶できれば
それでよかった……。チョキ




窯跡らしきもの……これが何かもわからず、f^_^;
とりあえず写真にパチリ。

窯跡




壺穴」……こけつ? つぼあな?Σ(・ω・;|||

壺穴

垣根の茂みに隠れるように置かれていた岩と看板。
内容が漢字で書かれているのに、わかりそうでよくわからない。あせる
なにやら地形の話みたい……。はてなマーク



で、後日調べたら、パンフレットに日本語説明があった。Σ(・ω・ノ)ノ!

猫空の名前の由来は、猫空に流れる大坑渓の川床の地形からきており、
猫とは関係ありません。ネコ

ここは、渓床の岩の硬度がさまざまなため、水の浸食ででこぼこになり、あせる
壺穴と呼ばれる多くの穴ができました
。」




穴だらけの岩! 
岩の硬度がさまざまだってのも、面白い。(-^□^-)
道端にひっそりと顔をのぞかせていた岩は、
「壺穴」と呼ばれる、でこぼこに侵食された岩(あるいは、その侵食された穴)を示していたのね。



パンフレットはさらに続けて、



昔の人々はここ一帯を台湾語で『ニャオカン』と呼んでいたことから、
後に音の近い『猫空』の字が当てられました
。」

と。



穴だらけのでこぼこな岩がごろごろしている一帯のニャオカンには、
しかし、当て字の「猫」にあやかってか、
猫マークがいたるところに使われていた。Σ(・ω・;|||

招きニャオ
招きニャオでしょうか。f^_^;


ニャオ2

とにかく、ニャオニャオ。(^_^;)


で、

猫空では、
鉄観音茶を使ったお料理が食べられるとか、ナイフとフォーク
鉄観音茶のカフェがいっぱいあるとかコーヒー
出国前に、ざっくり情報を仕入れていたのだけど、

現れる店らしきところは、
営業中なのか、準備中なのか、よくわからない雰囲気。σ(^_^;)

茶店?

お客が結構いっぱい入っている店もあったけれど、
団体客ウジャウジャ……って感じで落ちつかなそうだったり、
あまり美味しそうに見えなかったり……

茶食堂?


で、

やっと
ここなら、軽く鉄観音茶を楽しめるんでないか?ラブラブ
と思われるカフェを見つけた。
「猫茶町 高師傳菓子工房」とな。

カフェ



「菓子工房」と看板を掲げているからには、
鉄観音茶を使ったこだわりの美味しいお菓子にありつけるのでは?ラブラブ

期待に胸ふくらんだ。


入り口から、ちょっと階段を、山を下りるようにして行ったところにあるカフェで。ダウン

愛想のいい若い店員さんが笑顔で迎えてくれたのはよいが、
注文しようとしたら、
ちょっと申し訳なさそうに、
この店は“座るだけで料金を取る”という。Σ(~∀~||;)


なんじゃ、そりゃ? と店を出たくなったが、ドクロ
降りてきた道をまたすぐ上るのもしんどくて、あせる
仕方なくここで一休みすることにした。



一品一品が、また随分お高い。お金



鉄観音茶ソフトアイスクリーム(左側の灰色の)

ソフトアイスクリーム

うにゃ?ガーン
……別に鉄観音茶をソフトアイスクリームに入れなくても、
いいな……。汗


鉄観音茶入りチーズケーキと
鉄観音茶入りのお菓子(シュークリームだったか?)と、
鉄観音茶を……

チーズケーキ

ニャニャニャ!ビックリマーク
にゃんということでしょう。(((゜д゜;)))

チーズケーキもシュークリームも、

激マズ!(ノ◇≦。)


もったりねっちゃり重い。
クリームチーズケーキがまるで粘土のように感じられますぞ。パンチ!


この店は、いったい……?。(´д`lll)

ブランドストーリー

ご大層に、店の説明カードまであったよ。Σ(・ω・;|||


ブランドストーリー

高師匠は生まれ故郷の木柵に36年間住んでいました。

台湾の南北をわたり、お菓子の技を磨きました。

しかし故郷の猫空で栽培している鉄観音茶に心ひかれ、

故郷の木柵に戻り、

鉄観音茶の香りが漂う店―『猫茶町』を創立しました
。」メモ

ですって。(=◇=;)


ブランドを作って、故郷を再生させようというのね。
故郷の名産物を使って、新たなデザートを作り上げたのね?

その心意気や、よし。チョキ


しかし、はっきり言って、このチーズケーキはないっしょ。パンチ!
そのシュークリームは頂けないぞ。パンチ!
「話のネタ」にしかならないと思うぞ。((o(-゛-;)


わたしゃ、むしろ、素直に美味しい鉄観音茶と、パイナップルケーキなどを食べたかったわ。

もっと言えば、
街中のセブンイレブンの中華まんとペットボトルのウーロン茶で
十分幸せですわ。( ・д・)/--=≡(((卍




鉄観音茶の香りが漂う店」というものの、
何が鉄観音茶の香りだったのか、わからないまま、
ただ口の中が、マズッ! 爆弾
という不愉快な気持ちだけが残り、しょぼん

いったいこんなカフェを創った高師匠さんって、どなた?
この看板の人?
と店の人に聞いてみたら、

高師匠

そうだという。Σ(・ω・;|||

しかも、今、ほら、そこに、庭先に歩いているあの男性こそが高師匠だという。
呼びましょうか? などと言い出すので、
いえいえいえいえっ!とご辞退申し上げる。あせる

で、記念に看板だけ写真に収めさせていただいた。(^^ゞ



なんでもかでも、鉄観音茶を使えばいいというものではないぞ!
鉄観音茶を使った洋菓子は不味いじょ!!!Y(>_<、)Y




散々なカフェを出て、
気を取り直して、再び歩き始める。走る人


気がつくと、
山腹のあちこちに茶畑があり、

茶畑

可愛らしい草花も可憐に咲いており、

花

段々畑もあり

段々畑




あいにくの曇り空でも
のどかな散策路で、
穏やかなお山ではあったのだが

山からの風景


とにかく、まずい体験をしてしまった失敗感とボッタクラレ感100%のアンニュイが、
べっとりねっとり舌にこびりつくようなあの“鉄観音茶チーズケーキ”と“鉄観音茶シュークリーム”の後味のように心にこびりついたまま、
猫空をあとにしたのであった。パー


もしかして、もっと違うお店で、美味しい鉄観音茶料理に出会っていたら、
猫空のイメージも随分変わったかもしれない……。(^_^;)


まぁ、ゴンドラと軽い山歩きを楽しむには、いいお山であった……とは言えるだろう。
第一、「猫空」と聞いちゃ、それってどんな所? どんな山? と気になるじゃない。そこに“行った”というだけで、予は満足じゃ。
まずーい鉄観音茶菓子も、今となってはいい思い出だ。ヽ(;´Д`)ノ

    
                 つづく