関西桜ツアー17
(役行者像)
(↑金峯山寺裏手)
金峯山寺(キンプセンジ)の本堂を過ぎて、境内をさらに行くと、
3重の塔?(「南朝妙法殿」)、「仏舎利宝殿」などが現れる。
ここら辺までは人の姿もあるのだが、
右手の坂道をさらに下っていくと、人の姿は途絶える。
役行者の像など、あと一歩足をのばして見に行く人は少ないようだ。
細い道のすぐ脇は、山の傾斜なだらかながらも谷底を示している。
桜の木が随分若い。やや太い幹もあるが、多くはほっそりしたか弱げな幹で、しかし、その華奢な枝先にも花を満開に咲かせていた。
吉野の山は古い木も若い木一緒に咲いているから、一面満開、一面桜色でも、なんとなく野趣を感じるのかもしれない。
この道でよかったの? と不安になりながら進んでいくと、まもなく役行者(エンノギョウジャ)の像が現れる。
役行者を真ん中にして、左右に鬼が控えているではないか!Σ(・ω・ノ)ノ!
鬼を踏みつけている像はしばしば見かける。
蔵王権現だって悪魔(鬼の類?)を踏みつけて憤怒のポーズだった。
鬼を引き連れている像は初めて見た。(=◇=;)
(↑向って左=役行者の右手に控える鬼)
手には斧?∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
鬼は「金棒」じゃないんかい?
随分固太りしてる。
腹の筋肉が割れるのでなく、アバラの筋肉が割れてる?
(↑向って右=役行者の左手に控える鬼)
手には徳利? 酒飲みの鬼か?
よくみりゃ、目がスワッテルみたい。
それにしても、こういうパーマヘアのオバサンって今もいるよね。
追記:
これは「理水リスイ=霊力のある水」の入った「水瓶」だって。
斧を持っている方は「前鬼(善童鬼)」と言う赤鬼、水瓶を持っている方は「後鬼(妙童鬼)」と言う青鬼。この2鬼、夫婦だそうだ。
(↑役行者の像)
おっ…………、面白いっ!ヾ(@^(∞)^@)ノ
杖持って巻物掲げて、
「ウ~ラウラウラ~~~~~ッッ!」とか今にも唱えそうだ。
呪術に長け、鬼をも操ったという役行者。
不思議な風貌だ。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
(注: 「杖」は「錫杖」、巻物は「経巻」らしい。)
「錫杖 シャクジョウ」=密教法具。「僧侶や修験者が身に降りかかる危険や煩悩を振り払い、己の身を守るために使われる法具。」
http://www.butsudanya.co.jp/shop_butsugu_mikkyou.html
仏教にもとんと疎い頭でつらつら考えるに、
寺社で祀られている像は、
「行 ギョウ」を積んで「仏」になったり「菩薩」になったり「観音」になったり?
つまり、行を積んた結果の姿。
「行者」という「行を積んでいる最中の人」の像は、日本中探しても、役行者くらいのものではなかろうか?
そう考えると、「行」が何のための行であるのか、色々考えさせられる。
役行者は、生涯「行者」であり続けたということなんだろうか?
(16へ) (18へ)
(役行者像)
(↑金峯山寺裏手)
金峯山寺(キンプセンジ)の本堂を過ぎて、境内をさらに行くと、
3重の塔?(「南朝妙法殿」)、「仏舎利宝殿」などが現れる。
ここら辺までは人の姿もあるのだが、
右手の坂道をさらに下っていくと、人の姿は途絶える。
役行者の像など、あと一歩足をのばして見に行く人は少ないようだ。
細い道のすぐ脇は、山の傾斜なだらかながらも谷底を示している。
桜の木が随分若い。やや太い幹もあるが、多くはほっそりしたか弱げな幹で、しかし、その華奢な枝先にも花を満開に咲かせていた。
吉野の山は古い木も若い木一緒に咲いているから、一面満開、一面桜色でも、なんとなく野趣を感じるのかもしれない。
この道でよかったの? と不安になりながら進んでいくと、まもなく役行者(エンノギョウジャ)の像が現れる。
役行者を真ん中にして、左右に鬼が控えているではないか!Σ(・ω・ノ)ノ!
鬼を踏みつけている像はしばしば見かける。
蔵王権現だって悪魔(鬼の類?)を踏みつけて憤怒のポーズだった。
鬼を引き連れている像は初めて見た。(=◇=;)
(↑向って左=役行者の右手に控える鬼)
手には斧?∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
鬼は「金棒」じゃないんかい?
随分固太りしてる。
腹の筋肉が割れるのでなく、アバラの筋肉が割れてる?
(↑向って右=役行者の左手に控える鬼)
手には徳利? 酒飲みの鬼か?
よくみりゃ、目がスワッテルみたい。
それにしても、こういうパーマヘアのオバサンって今もいるよね。
追記:
これは「理水リスイ=霊力のある水」の入った「水瓶」だって。
斧を持っている方は「前鬼(善童鬼)」と言う赤鬼、水瓶を持っている方は「後鬼(妙童鬼)」と言う青鬼。この2鬼、夫婦だそうだ。
(↑役行者の像)
おっ…………、面白いっ!ヾ(@^(∞)^@)ノ
杖持って巻物掲げて、
「ウ~ラウラウラ~~~~~ッッ!」とか今にも唱えそうだ。
呪術に長け、鬼をも操ったという役行者。
不思議な風貌だ。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
(注: 「杖」は「錫杖」、巻物は「経巻」らしい。)
「錫杖 シャクジョウ」=密教法具。「僧侶や修験者が身に降りかかる危険や煩悩を振り払い、己の身を守るために使われる法具。」
http://www.butsudanya.co.jp/shop_butsugu_mikkyou.html
仏教にもとんと疎い頭でつらつら考えるに、
寺社で祀られている像は、
「行 ギョウ」を積んで「仏」になったり「菩薩」になったり「観音」になったり?
つまり、行を積んた結果の姿。
「行者」という「行を積んでいる最中の人」の像は、日本中探しても、役行者くらいのものではなかろうか?
そう考えると、「行」が何のための行であるのか、色々考えさせられる。
役行者は、生涯「行者」であり続けたということなんだろうか?
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