「2001年夫婦世界旅行―妻編」が入っているPCは故障中。で、世界旅行記は中断中。(バックナンバーを読んだろう!と思ってくださる方はこちらから入れます。part1。)
<ささやかな日記>
ある男の思い出 no.4
転落事故!?
若い頃の思い出話をまた一つ。
我が兄は、昔から自分のことを家族にあまり語るタイプではない。
特に、皆が聞いて驚いたり、怒ったり、心配したりしそうなことは
絶対話さない。
(「点数の悪いテストは親に見せず、こっそり捨てる小学生」タイプね。)
家族を心配させたくないという優しさなのか、
ガーガーうるさく言われたくないと敬遠しているのか。
後から聞かされてびっくりすることがいっぱいある。ヽ((◎д◎ ))ゝ
あれは兄が大学を卒業し、社会人になって2年目か3年目の頃。
まだ残暑厳しい秋口だった。
家に帰ると、母が青い顔している。
聞くと、今日、岐阜県の警察署だか車の修理工場だかから電話があって、
「□□(兄)の転落事故の件だって言うのよ! 修理の終わった車を取りに来てくださいっていうのよ!」
「どぇぇぇ? 岐阜で転落事故ぉぉぉ? 一体いつの間にぃ?Σ(゚д゚;)」
兄は今朝も元気に(?)会社に出かけていた。
いままでだって、元気に生きていた。
一体いつ転落事故なんて起こしていたのだ?
「この間、ドライブ旅行に行って、そこで転落事故を起こしていたらしいのよ!」
「どええええ?(((゜д゜;)))」
確かに、短い夏休みを利用して、兄は1人でドライブ旅行に行っていたようだったが、ちゃんと元気で帰ってきていたではないか?(=◇=;)
ピンピンしていたよね。(´∀`)
兄が怪我をして帰って来た記憶は、ない。ヽ(;´Д`)ノ
しかし、岐阜警察署だか修理工場の人だかが人違いをするわけもなく、
その夏、兄は確かに転落事故を起こしていたのだった。
で、その日帰って来た兄に聞いてみた。
「転落事故起こしたって、本当?」
「んん~? あぁ。ま~、な。転がっちまったんだな。これが。」
「転落って、一体……?」
「んん~? まぁ、ゴロンゴロンってな。運転中、ちょっとよそ見してたら、ぐらぁっときて、道がなくなっていたんだな。そしたら、道の横が崖だったんだな。」
「なんでまた? 怪我はしなかったの? よく無事だったねぇ?」
「んんん? まぁ~な。朝早く、山道を走っていたわけだよ。霧が深くて見通しが利かないからゆっくり徐行しながら走っていたのが、よかったんだな。」
「それじゃ、慎重に走っていたんでしょ? それで、なんで転落するのさ?」
「んん~? 見えちゃったんだな。」
「何がさ?(`Δ´)」
「向こうの方に温泉の大きな看板が。」
「で、おお? 温泉か! いいなぁ。。。温泉入りてぇなぁ! どこだろう? もっとよく見ようと、看板に気を取られているうちに、ぐらぁっときたんだ、これが。がはははははは。」
「…………。∑(-x-;)」
「崖って、どのくらいの? どう転落したの?」
「んん~~~? そのまま、車がゴロンゴロンと2~3回転して、ずどん! と転がる前のように頭を上にして着地したんだな。これが。下が丁度原っぱのようになっていたんだよ。」
つまり、兄は「温泉の看板」に気を取られ、朝霧深い細い山道から、車ごと、崖をゴロンゴロンと2~3回転しながら転落し、下の原っぱに見事、転落前と同じ状態で着地したということらしい。Σ(~∀~||;)
なんと運のいい奴!
多分、車が動けば、そのまま何事もなかったように運転して、その転落着地点の原っぱからさらに旅を続けたことだろう。「おぅぅ。さすがにびびったぜよ。まいった、まいった!」と苦笑いしながら。
しかし、崖からの転落事故である! 兄は元気でも、車はそうはいかなかったらしい。
ローアーム(タイヤとハンドルを繋いでいるパイプの種類らしい)が折れて、車がまっすぐ走らなかったので、○○町の修理工場に入れて、電車で帰って来たということだった。
結局、兄の車が故障しただけで済んだらしい。ヾ(@^(∞)^@)ノ
しかも修理して直る程度の損害で済んだらしい。(* ̄Oノ ̄*)
まぁ、誰も巻き込まず、本人も無事でなによりだが……。('-^*)/
そんな大事件、黙っているなよ! で、ある。ヽ(`Д´)ノ
PS:白鳥町の修理工場の方、こんな兄の車を修理してくださって、ありがとうございました。^^ その他、きっとこんな兄を世話してくださった方、おられたでしょう。ありがとうございました。^^m(_ _ )m
追記:
こんな兄ですが、(こんな兄だからか?)
いまだ独身。
親戚一同、心より、お嫁さん募集中。
セールスポイント:運が強い!
<ささやかな日記>
ある男の思い出 no.4
転落事故!?
若い頃の思い出話をまた一つ。
我が兄は、昔から自分のことを家族にあまり語るタイプではない。
特に、皆が聞いて驚いたり、怒ったり、心配したりしそうなことは
絶対話さない。
(「点数の悪いテストは親に見せず、こっそり捨てる小学生」タイプね。)
家族を心配させたくないという優しさなのか、
ガーガーうるさく言われたくないと敬遠しているのか。
後から聞かされてびっくりすることがいっぱいある。ヽ((◎д◎ ))ゝ
あれは兄が大学を卒業し、社会人になって2年目か3年目の頃。
まだ残暑厳しい秋口だった。
家に帰ると、母が青い顔している。
聞くと、今日、岐阜県の警察署だか車の修理工場だかから電話があって、
「□□(兄)の転落事故の件だって言うのよ! 修理の終わった車を取りに来てくださいっていうのよ!」
「どぇぇぇ? 岐阜で転落事故ぉぉぉ? 一体いつの間にぃ?Σ(゚д゚;)」
兄は今朝も元気に(?)会社に出かけていた。
いままでだって、元気に生きていた。
一体いつ転落事故なんて起こしていたのだ?
「この間、ドライブ旅行に行って、そこで転落事故を起こしていたらしいのよ!」
「どええええ?(((゜д゜;)))」
確かに、短い夏休みを利用して、兄は1人でドライブ旅行に行っていたようだったが、ちゃんと元気で帰ってきていたではないか?(=◇=;)
ピンピンしていたよね。(´∀`)
兄が怪我をして帰って来た記憶は、ない。ヽ(;´Д`)ノ
しかし、岐阜警察署だか修理工場の人だかが人違いをするわけもなく、
その夏、兄は確かに転落事故を起こしていたのだった。
で、その日帰って来た兄に聞いてみた。
「転落事故起こしたって、本当?」
「んん~? あぁ。ま~、な。転がっちまったんだな。これが。」
「転落って、一体……?」
「んん~? まぁ、ゴロンゴロンってな。運転中、ちょっとよそ見してたら、ぐらぁっときて、道がなくなっていたんだな。そしたら、道の横が崖だったんだな。」
「なんでまた? 怪我はしなかったの? よく無事だったねぇ?」
「んんん? まぁ~な。朝早く、山道を走っていたわけだよ。霧が深くて見通しが利かないからゆっくり徐行しながら走っていたのが、よかったんだな。」
「それじゃ、慎重に走っていたんでしょ? それで、なんで転落するのさ?」
「んん~? 見えちゃったんだな。」
「何がさ?(`Δ´)」
「向こうの方に温泉の大きな看板が。」
「で、おお? 温泉か! いいなぁ。。。温泉入りてぇなぁ! どこだろう? もっとよく見ようと、看板に気を取られているうちに、ぐらぁっときたんだ、これが。がはははははは。」
「…………。∑(-x-;)」
「崖って、どのくらいの? どう転落したの?」
「んん~~~? そのまま、車がゴロンゴロンと2~3回転して、ずどん! と転がる前のように頭を上にして着地したんだな。これが。下が丁度原っぱのようになっていたんだよ。」
つまり、兄は「温泉の看板」に気を取られ、朝霧深い細い山道から、車ごと、崖をゴロンゴロンと2~3回転しながら転落し、下の原っぱに見事、転落前と同じ状態で着地したということらしい。Σ(~∀~||;)
なんと運のいい奴!
多分、車が動けば、そのまま何事もなかったように運転して、その転落着地点の原っぱからさらに旅を続けたことだろう。「おぅぅ。さすがにびびったぜよ。まいった、まいった!」と苦笑いしながら。
しかし、崖からの転落事故である! 兄は元気でも、車はそうはいかなかったらしい。
ローアーム(タイヤとハンドルを繋いでいるパイプの種類らしい)が折れて、車がまっすぐ走らなかったので、○○町の修理工場に入れて、電車で帰って来たということだった。
結局、兄の車が故障しただけで済んだらしい。ヾ(@^(∞)^@)ノ
しかも修理して直る程度の損害で済んだらしい。(* ̄Oノ ̄*)
まぁ、誰も巻き込まず、本人も無事でなによりだが……。('-^*)/
そんな大事件、黙っているなよ! で、ある。ヽ(`Д´)ノ
PS:白鳥町の修理工場の方、こんな兄の車を修理してくださって、ありがとうございました。^^ その他、きっとこんな兄を世話してくださった方、おられたでしょう。ありがとうございました。^^m(_ _ )m
追記:
こんな兄ですが、(こんな兄だからか?)
いまだ独身。
親戚一同、心より、お嫁さん募集中。
セールスポイント:運が強い!