この前、一人の男性の噂を聞いた
 
中学のクラスメートの男の子
 
当時、ニューミュージックが好きでいろいろ教えてくれた男の子だった
 
注3のころから、一人でコンサートにも出かけていた
 
羨ましかった。コンサートを生で見ていたと聞いて
 
生のコンサートってどんなものなんだろう?
 
その夏に、近所の公園で野外でコンサートをしているのをたまたま見た
 
すごいでかい音だった。すさまじかった。
 
今から思えば、アマチュアバンドのコンテストだった。
 
 たった一曲の演奏に全身全霊をかけていたのだと思う。
 
格好良かった。体がしびれた。
 
そんな感想をその男の子にしてみた。
 
「くまちゃん!ロックよりも、こっちがいいよ」
 
あっさりと手渡されたカセットテープには、「かぐや姫」が入っていた。
 
「これは・・・という思いが入っている局なんだ」
 
「こっちは、実は、 ・・・という意味なんだよ」
 
といった音楽評論家のような裏話をいっぱいしてくれた。
 
聞いていてワクワクした。
 
そんな話を知ってから曲を聞くと
 
まったく違う歌に聞こえるのが面白かった。
 
ギター片手に歌っても、ぜんぜん今までと感覚が変わった。
 
深夜放送で、「かぐや姫」のメンバーが語ることを
 
さらに深く突っ込んでいろんな話を聞かせてくれた。
 
すると、おかしなもので、番組を録音したテープを
 
何度聞いてもドキドキしたり、楽しくてしかたなかった。
 
いつも笑顔で教えてくれるその男の子は
 
聞けば、今東京で看護師をしているそうだ。
 
「会っていると思う」
 
間違いなく笑顔いっぱいで、
 
薬や食事や運動や
 
病気や障害や検査のことを
 
楽しく相手に話していることだろう。
 
そして、患者さんや同僚の話を
 
笑顔いっぱいで聞いて傾聴してさらに認めて
 
心に光と暖かさを与えていることだろう。
 
なぜなら私が今でもあのことを忘れていないんだから
 
本当にありがとう。おかげで今でも歌っています。