結婚式の、親族紹介のシーン。
これ、いっつも、日本語が気になる。
他家の事を言う前に、自分達はどうだったか?
思い起こすと・・・・
ガッチガチに緊張した舅、滑舌も悪く、最初から最後まで、何を喋っているか?何にもわからなかった。
それを聞いていた、私の父、はっきり喋らないと、いけない!と、思ったんだろう。
緊張ガチガチに、年長者の祖母から紹介しようと、散々、タメを作って、あげく どもってしまった、
そ・・・・そ・・・ 深呼吸後、ハッキリと
新婦の そば です!
私のおばあちゃんは、 蕎麦になってしまいました。
全員に笑われて、その後、父は、もう、何をどういっていいのか、真っ白になり、言葉が出なくて、沈黙・・・
普段、仕事で話す仕事!と、言っていいくらい話してたのに、どうしたんだ?というくらい言葉が出てこなかった父。
仕方なく親戚が切り出した。
この後は、各自で、自己紹介します。
叔父叔母は、血縁者であるほうが、
「私は、新婦D子の叔母です。こちらが、夫で、こちらが、子供の桜子、椿子、菊子です。」
という具合に進んだ。
よくあるのが、
それぞれの家族が、立ち上がって、
例えば・・・
(自分で名乗るパターン)
「新郎の伯父の福岡太郎です。
こちらは、私の妻 花子で、子供達、松男、竹男、梅子、です。」
その新郎のいとこ(松男)に、配偶者がいて、子供がいる場合、
いとこ松男が、妻の鶴子、子供の 一郎、二郎です。と、紹介すると、スムーズだと思う。
バラバラの位置でもいいけど、その時にその一家だけ立つと、きっと分かりやすい。
新郎の父が、紹介すると、ありがちなのが・・・
こちらは、私の側の長男です。(新郎の父は、自分の兄の事を言っている。)
こちらは、私の次男です。 (その方は、あなたの、2番目のお兄さんでしょ===。と、ツッコミ たくなるときもあるが、ポーカーフェイス)
もっと、おかしな事になるのが、新郎の父が、自分の奥さんの実家側を紹介するとき。
新郎の母の姉の事を
「こちらが、妻の長女です。」
え? 妻の長女だと、あなたの娘と、言う事ですよ===!!と、言いたくなるが、我慢。
すっごくおかしいが、実際に、こうやっていう人、驚く程、多い。
または、新郎伯父立場の人が、
私は、新郎の伯父になります。(~になる。という言い方は、微妙)今これから、伯父になるのか?
これは、察すれば解る。
これ、ダントツ1番多い言葉。
もっと、微妙なのが、
新郎の兄にお嫁さんがいる場合、
「新郎兄の嫁になります。」
ん?今は、婚約中でまだ未入籍?
~になる。という 言い方、日本語は難しい。
新郎兄の嫁です。(または、自分でいう場合、新郎兄の妻の○○子です。) これで、いい。
一度、極度に緊張したお嫁さんが、『兄の』を言い忘れた為に、
新郎妻の○○子です。
一瞬、シーーーーーーん・・・
新婦側の親戚の人が、ざわついた事があり、言葉ミスに気づいた、新郎兄が、
私の妻です!と、フォロー入れた事もあった。(笑)
明らかな間違いは、誰にでも気づくので、訂正が入るが、微妙だと、そのまま
例えば、新郎側からしたら、新婦家の父親の兄弟が何人かいる場合、伯父なのか?従兄なのか?そこが、知りたいわけで、何番目のお兄さんか、あまり気にしてない場合が多い。
5人兄弟の場合、もう何番目でもいいのである。
新婦母の兄弟の場合も同じ。
たまに、7人兄弟とかで、5番目の・・・・6番目の・・・
初めて会うので、親族紹介の短い時間にいっぺんに覚えられないし、
叔父か、従兄か?それさえ、わかれば、あとは、披露宴でゆっくり確認出来る。
自分の親族なのに、どういう間柄なのか、説明できない人も近年いる。
別に婿養子とか、後妻とか、そういうのは、言わなくていい情報で、義理か、血縁者か、後で解るのだから。
親族が滅多に会わないと、名前も、わからないんだろうな~。と、思いつつ。
実際、私も、一番下の弟は子供が4人いるが、名前が出てくるのは、2人だけ。何年かに1回しか、会わないし、電話でも話さないから、さっぱり・・・。聞けば思い出すけど
将来、うちの長男の結婚式に、新郎父として、
夫が、私の血縁者の親族紹介したら、きっと、名前出てこない人がいると思う。
私は、今だに、顔と名前が一致しない夫の親族がいる。
全員同じ名字 やすえ、やすみ、やすこ、やすよ、やえ、ふみ、ふみえ、ふゆみ。
(実際の夫の親族の名)
実は、誰が誰か? わからない。
「や」で始まる名前が多いのだ。
ふよみさん、と言ってしまい、
譜読み じゃないよ~。と、言われた事もある・・・
男では、りゅうたろう、しんたろう、けんたろう、しんじろう、はちろう こういち・・・・など。
はちろう。っていう名前、まさかの長男だったり。
こういちという名が、次男だったり・・・
この一族は、一体・・・・・・・・。
どこからが いとこで、どの人までが、オジオバかもわからない。
夫の父の兄弟は、長男から、末っ子まで17才も年の差があるからだ。
ちなみに私の父の兄弟も長男から末っ子まで12才の年の差がある。
田舎は、本家を大事にするから、どの人が、本家の人なのか?
覚えたのは それだけ
叔父か、従兄か?は、覚えてられるが、名前は、その場で覚えられなかった。(いまだに)
結婚式の親族紹介、あったほうが良いが、覚えてもらおうは、無理だ。