パリに帰ってきました | シャンソン・パリ・歌と音楽

シャンソン・パリ・歌と音楽

シャンソンは、フランス人にとっての普通のうた。皆が歌う、生活のにおいのする歌のこと。

5月の頭に、日本からかえってきました。おかげさまで、コンサートも盛況でした。



早速パリで復活する、テレビっ子。わたくしnouvelle starを2週間分見逃しております。テレビをつけると7人になっていました。残った女性二人は、どちらも確実にうまい。男性は、若者もよい。最初に書いたように「5人」は確実にうまいので、おおよそ不安なく見られるのが楽です。



が、確実に一人は消えていかなくてはならない番組。4人の審査員が、よいなら青ランプ、だめとか、何か言いたいことがあれば赤ランプをつけます。この日は、全員2回ずつ歌いましたが、全部に青ランプをもらった男の子トマが最終的に消え、審査員たちはあぜん憮然としていました。



なーに、最後は視聴者電話投票で決まるんです。



最初から賛否両論でにぎやかさを呼んでいる男性が一人います。このAさん、見方によっては、やりすぎ、わざとらしい。本人はたしかにそのつもりはないのです。だから本人は自然なつもりです。でも、伝わってこないの。



この日はこのAさんが残るかトマが残るか、という段になってAさんが残ったので、さらにざわめいた感じ。ちまちま小細工している人よりは、のびのび歌っていたトマのほうが、うまい。審査員の一人の歌手sinclerが、なんとかしてくれることを祈っています。



”一見癖のある人”は話題性があります。Aさんはその意味で典型なのですが、前回優勝したジュリアンという強烈な(本当の)個性の歌手を見ていた私には、その二番煎じみたいな感じに見えます。審査員には、この手の歌手は、毎年見抜かれているような気がするんです。見た目に派手だったり、いかにも感情をこめているように見えるけれど、聞こえてこないものがある。なにか、かくしているようなものがある。本心じゃないようなものがある、うそっぽい・・・・そのかわり、審査員同士での話し合いが多いからでしょう、必ず電話投票は増えると思ってよいのです。ですから残ります。毎年、審査員が騒ぐ人に限って歌は下手でも最後のほうまで残ります。どっち道そういうテレビ番組だから仕方ないのですが、



今回は、もうトマの歌が聞けなくなってしまったのは、まことに惜しいというほかありません。