1961年製作の映画「ウエスト・サイド物語」から、
オーケストラの音楽部分だけを完璧に取り除き、
大スクリーンから流れるトニーやマリアの台詞と歌は、51年前の映画のオリジナル音源そのまま。
佐渡裕さんが指揮する100人のオーケストラは舞台上で、映像に合わせて生演奏・・・・・・」
というものすごいコンサートを鑑賞しに、先日オリックス劇場に参りました。
オーケストラの演奏に合わせて
映画の中の俳優たちが歌い出したように聞こえます。
ですが、この音楽のみが・・生なのです。
51年前の若いトニーやマリアが、指揮者を見ることなく勝手に歌い出すのですから
映画の中の彼らがオーケストラの演奏するテンポに合わせてはくれませんので大変です。
最新技術を駆使して
歴史上初めて映画にオーケストラの生演奏をピッタリ合わせるという試みのコンサートでございます。
劇場は満員で、50年前の映画ということもあり、
ご年配の方々の姿も沢山あり、
青春の頃を思い出したりするのかな・・・。
と思ったり。
佐渡裕さんは、
レナード・バーンスタインさん
の最後の愛弟子だったそうです。
幼き頃
「これ見なさい」
と叔母にビデオを見させられたのを覚えています。
時を経ましてて見たこの映画は、感じるところがまた違っておりまして
時代を越えても不滅のものだなぁ・・・・と。
映画が生まれて50周年。
渋谷のシアターオーブのこけら落としも
「WEST SIDE SORY」
このコンサートも
「WEST SIDE STORY」
ウエストサイド~な1年でございますね。
舞台のウエストサイドに関わることはありませんでしたが、
当時の映画に関わった振付家の方から
沢山のナンバーを教えていただきましたこと、
それもとても貴重な経験でございました。
シャンソン同様、今ならもっと違う感覚で、踊ることができたのだろう・・・
当時、わたくしたちがちょっと踊るたびに
「NO---------!!!!!!!!NOーーーーーーーーーーーーー!!!!」と本気で怒っておりました先生。
先生、本当にごめんなさい・・・・
と心から謝るわたくしでございます。
素敵なものをみることができました。
このような機会に、感謝です。