昨日、
宝塚歌劇団名誉理事であられます
春日野八千代先生
がお亡くなりになりました。
戦前、戦後に渡り、日本の、宝塚の激動の時代を送られ、
そして、宝塚を守り抜いて下さった方です。
幸運にも、12年前に、所作事の授業、試験ががございまして
私達は先生から直接お習いすることができました。
春日野先生が残されましたもの、しっかりと今の宝塚に根付いております。
現在では当たり前となっておりますが
初めて男役で付けまつげをされましたのも、
靴のヒールを高くして、ズボンの裾の後ろの部分だけを長くして隠したのも
(これによって宝塚の男役は更に足を長く見せることが出来、のちにモーニングカットとして世間でも流行ったそうでございます)
現在宝塚は
花・雪・月・星・宙
と5組体制でありますが、
当時、創始者であられます
小林一三先生は、
春日野八千代さんを売り出す為に星組を創られたと聞きます。
宝塚はもうすぐ100周年。
先生は享年96歳。
宝塚とともに人生を歩んでこられた先生。
先生が守り抜いてこられたもの、
先生が築きあげてこられたもの、
今の現役である生徒さんたちに、大切に守り、伝えていってほしいです。
宝塚の永遠のトップスター
春日野八千代先生。
本当に、ありがとうございました。
心からご冥福をお祈りいたします。