Bonjour 福山知沙です。
【Voyages d'affaires à Kyoto et à Sapporo】
ヒューリック杯白玲戦は8月末にお台場で開幕し、
その後、京都、指宿、札幌とここまで第4局まで進んでいます。
わたしは、開会式の司会者として、
お台場の後まず京都へお供しました。
西山朋佳白玲。
里見香奈女流五冠。
里見女流五冠の先勝で迎えた第2局、
ピリっとした雰囲気を感じました。
立会人の久保利明九段と大盤解説の出口若武六段による見どころ解説。
「相振り飛車なら何間飛車なんだろうね?」
開会式のあとには、大盤解説会・聞き手の室田伊緒女流と、記録係の北村桂香女流とお写真撮っていただきました。
出口六段とご夫婦で解説はないのですか??と
北村さんにお聞きすると、記録なので〜と^_^
伊緒さんも新婚さん、白玲の番組でご主人と筋トレしているところ見ましたよ〜!なんてお話を。
新婚さんに囲まれて、幸せ空気をいただきました。
日帰りでしたが、京都の美味しいものもいただかないと、帰れない。
京都駅で京三昧セットという、にしん茄子・くみあげ湯葉・生麩田楽に、万願寺とうがらしをいただきながら一杯飲んで新幹線にのりました。
ひとり日帰り出張だけど、偶然見つけたもの。
最近、真っ赤なワンピースを買ったので
きっとそれに合うはず!とこのピアスを買いました。
さて、この京都対局は里見女流五冠の勝利で
2勝0敗。
次の週には指宿での第3局が行われ
西山白玲が1勝を返しました。
そして札幌へ。
西山白玲含め、東京組が全員一緒に飛行機に乗って移動しました。
清水市代女流六段、「西山白玲は今回、【試練の七番勝負】と言っていました」
「里見女流五冠はどんな厳しい戦いも自分の成長のきっかけにしたいと話しています」と述べていらっしゃいました。
西山白玲「一手一手大事に。」
里見女流五冠「全力を尽くします」
東京からスタートして以降、
毎週金曜日に地方へ移動し、土曜に対局、日曜に帰って平日また別の対局、と
ハードスケジュールなお二人。
そろそろお疲れが出ている頃かなと思いました。
退場なさるときは、ゆっくりお休みになって明日に備えていただきたい旨をコメントしました。
立会人の深浦康市九段、大盤解説の遠山雄亮六段。
遠山六段「今年度ふたりは13局対局があり、そのうち11局が相振り飛車。」
深浦九段「ふたりの相振り飛車へのこだわりは、かつて矢倉ばかり指していた米長中原戦を思い起こさせる。」
とお話なさっていました。
深浦九段の愛弟子で、札幌出身の齊藤優希三段が今回の大盤解説のパソコン操作ご担当。
ひさびさの地元らしく喜んでいらっしゃいました。
会場の札幌ビューホテル大通り公園の湯上さんは齊藤三段の高校の先輩。
自身も将棋を指す湯上さん。
齊藤三段の四段への昇段を祈るとともに、
来月の加古川青流戦決勝進出を喜びエールを送っていました!
さて開会式が終わり、外へ出ると
大通り公園ではオータムフェストが開催されていました。
実は北海道にすむ家族がちょうど札幌出張で、
夜ご飯を一緒に食べてきました。
ジンギスカンのお店。
今まで食べたジンギスカンで一番柔らかいお肉!
お塩でシンプルにいただきました。
美味しかったです。
そしてシメラーしました。
朝、早く起きたのでゆっくりお風呂にはいって
朝食と支度を済ませて、
8時半に対局室・控室のあるフロアへいくと、
ピリっとした空気がもう漂っていました。
今回対局開始を久々に見守らせていただきました。
大体開始15分前くらいに対局室に待機して、
対局者の到着から駒並べを見つめます。
そして、そのあと開始までの数分が恐ろしく長く感じるのはいつものこと。
静寂の中、呼吸するのもはばかられるような雰囲気で、
ただただ、対局者おふたりの着物姿が放つ可憐さに見惚れるのでした。
大盤解説は14時から。たくさんのお客様がお越しになりました!
飛行機の時間があるので私はここで失礼。
帰る前にスープカレーをいただきました。
美しい夕焼けとともに羽田空港へ。
第4局札幌対局は、西山白玲が制しこれで2勝2敗のタイ。
改めて三番勝負ですね。
どうなるのでしょう。