「はじめてのおつかい」「とん ことり」「こんとあき」などで知られる絵本作家、林明子さんの原画展が、仙台の宮城県美術館で開かれています。
小さい頃から大好きだった林さんの絵本、
大人になり、自分も縁あって絵本を描かせてもらうようになってからは
こんな絵を描けたらいいな!!と憧れが募っていました。
そんなとき原画展があると知り、
息子をお供に新幹線に乗って行って来ました。
「ついに来た!!」と感無量でした。
林さんの絵は思った以上に繊細でした。
子どもの肌の肉感を大切にするような輪郭、
その輪郭の色も顔と脚ではまた違いました。
林さんが甥っ子さん姪っ子さんを写真に撮って描いた子どもの絵は本当に生き生きとして、
「子どものこんなところが可愛い」と思いながら描いているのがひしひし伝わってきました。
あと、子どもの振り絞った勇気や、心細い気持ちもものすごく大事に描いているのがよくわかります。
動物やぬいぐるみが出てくる絵本の時は、
実際に布でミニチュア版モデルを自作されて、
それを使いいろんなポーズをさせて描いたようです。
写実を基本として、
実物の魅力を大事に描く林さんのスタイル。
姪御さんたちをモデルにしている話は以前から知っていたので、
わたしも先日小学1年になった姪と
3歳の息子にモデルをお願いしました。
出版となるかどうか、まだ決まっていませんが、
林明子さんの原画展で吸収したエッセンスを参考にしたり、
絵に取り組むときの楽しい気持ちを大切に
良いものが描けるといいな、と思います。
仙台ではすこし観光もしましたよ。
雨だったけど美味しい牛タンを食べたり、
市内周遊バスに乗ったり、
1日楽しみました。