フランス旅行の最終日は、ロワール川河畔の大都市・ナントへ。

この前にいた地点からは車で5時間くらいかかりました。

 

ナントは、わたしが通っているフランス語学校の先生の故郷で、

いろいろ行く前に教えてもらいました。

 

街の中心にお城!

 

そしてお城のまわりには路面電車。

こちらはお城から見た街。

お城と路面電車という共通点から、熊本や富山を思い出しました。

 

 

街歩きを始めたのがもう夜の8時半近くでしたが

やはり明るいしとても賑やか。

 

バカンス中だけ出ているらしい、ヤシの木を模したインスタレーションが広場にありました。

 

食事は、パテやクスクスなどをいただきました。

 

 

 

ノルマンディー地方とブルターニュ地方では、

牡蠣やムール貝などシンプルな海の幸のお料理ばかりいただいていましたが

ナントで食事をしてみるとフランスのビストロってこんな美味しいお料理があるんだった!と感動しました。

 

でも海の幸の美味しさも捨てがたいしなあ、

うーん、どちらも美味しい!

 

 

さて、翌日は帰国の日。

名残り惜しいですが、最後の街歩きです。

路面電車に乗りました。

 

路面電車に乗るのは、この旅では初めて。

その街の生活者の気分が味わえて、公共交通機関を使うのは好きです。

ほかの街では感じなかったけどナントは移民が多いんだな、とか、

お年寄りは買い物カートを持ちながら路面電車を利用しているんだな、

そのカートわたしも欲しいな、

とか色々見てきました。

 

 

路面電車を降りると、

道路標示に「BORDEAUX(ボルドー)」の文字。

ここに来るまでフランス北西部の海辺の街を旅していましたが

ボルドーという南西部の街の表示が現れるとは、

遠くまできたなあと思いました。

 

 

さて路面電車を降りたのは、この象に会うためです。

機械仕掛けの巨大な象。

こどもがぎょっとして、ちょっと泣いていました。

 

 

上に乗ることもできます!

 

 

鼻から水が出たり、膝の関節を微妙に動かしながらのっしのっしと歩く象。

体に窓があったりするデザインがなんとなくジブリを思わせる。

 

 

それにしてもリアルな動き!いやあー。本物そっくりだ!

 

 

 

面白かった!

 

すこし歩くと市場が。

布製品のコーナー。ほかにソファーやベッドなどの家具もありました。

生鮮食品のコーナーではイチゴも!

 

 

 

 

ひとパックください!

すごく真っ赤っか。

 

さっそくいただきました。

イチゴの中まで真っ赤でした。

普通すこし白かったりしますよね。でもこれは中が全部真っ赤でした。

甘くて美味しかった!

 

ランチはこちら「LA CIGALE(ラ・シギャル=せみ)」で。

フランス語の先生のおすすめだったんです。

本当はこの日の前の晩、ナントに到着した夜に行きたかったけれど

予約でいっぱいでした。

ものすごい人気店なんだそうです。

 

 

内装がとても美しい。

 

旅の出発前、フランス語の先生が「ここおすすめなんだよ」と、

このレストランの写真を見せてくれたとき、内装があまりに豪華なので

「もしかしてかなりお高いお店なんじゃないのかな?」と聞きました。

でも「そんなことないんだよ」と。

たしかに、ほかの至って普通のレストランと変わらない値段でした。

だから内装の豪華さに比して、お客様もみんなカジュアルでした。

 

 

 

 

 

心をこめて作られた、しみじみ美味しいお料理ばかり。

美味しかったです!

 

 

最後の最後は、パッサージュを見に行きました。

 

エルメスのショウウィンドー。夏ならではの楽しい感じでした。

 

ド派手なシャツのお店!

 

 

美しいパッサージュでした。

 

このあたりで時間切れ。

帰国のフライトへ向けて車で5時間かけてパリに戻ります。

 

帰りの高速道路では、

微笑ましい家族の夏休みの光景が思い浮かぶ車を何台も見ました。

さようなら、夏のフランス。

楽しかった!

 

次回はどの地方に行こうか、そしてそれは一体いつなのか、

全然決まっていないけど、

また必ず行きたいです。

 

その日までに、今よりもっとフランス語が話せて聞き取れるよう

勉強しつづけたいと思います。

 

 

長い旅行記となりました。

読んでくださった皆様ありがとうございました。