ノルマンディー・ブルターニュドライブ旅行、

モン・サン・ミシェルが窓の外に見えてきたときは感動しました。

 

「わ〜〜〜〜〜!」

広い草原の向こうに見えるモン・サン・ミシェルがだんだん近づいてくる様子に大興奮。

このあたりから団体旅行のバスやキャンピングカーがたくさん。

そして、ホテルのあるエリアに入るためには宿泊者だけに知らされるパスコードを入力しないと、車で入れない仕組みになっていました。

 

モン・サン・ミシェルから続く一本道に沿ってホテルやレストラン、お土産屋さんが数軒。

道には馬車が通っていました。

 

ホテルにチェックインし、ちょっと休憩したら早速モン・サン・ミシェルへ!はやる気持ちを抑えられない!

ただ、この日はもう18時近いので下見程度に。

本格的な観光は翌日に取っておきます。

 

シャトルバスに乗って向かいます!

2012年から運行開始したシャトルバス。折り返し運転対応型!

ホテルのあるエリアから5分ほどでモン・サン・ミシェルにいけます。

(歩くと30分だそう。バスは快適でした!)

バカンス中なので3〜4分の間隔で来てくれました。

宿泊者の車はホテルの駐車場より先には行けないし、

一般の訪問者はモン・サン・ミシェルよりかなり手前の駐車場に停めることになっています。

(10年前に行った友人にバスの写真を見せたら何これ!?とびっくり。

以前はモン・サン・ミシェルの入り口付近に駐車場があってそこまで車で行ったそう。)

 

「わあ〜。」広〜い草原と海の中に浮かびあがる孤島!

神秘的です。

(フランス人の60代くらいのご夫婦がバスにいましたが男性が特にテンションが高く、

「マニフィーーーーーーーーーーーッック!(美しいーーー!)」と何度も叫んでいました。)

 

来ちゃった、ついに来ちゃった!とわたしも興奮しました。

 

 

早速中に入ります。

 

ふわふわオムレツで有名なお店だ!

 

すごくにぎわっていて、お土産屋さんがたくさん。帰りに買うものを決めました。

(息子の名前入りのボウルと、わたしの自転車に貼るステッカー、絵はがき!)

 

このあとは狭い通路や上り坂の急な道!いくつか階段もあり…

修道院までたどり着きました。

「明日改めてゆっくりと!」とこの日はここまでにしました。

 

またシャトルバスに乗り、ホテルへ戻ります。

 

食事はホテルのレストランで、

大好きなsoup du poisson(魚のスープ)と、

モン・サン・ミシェルの名物である羊をいただきました。

 

羊は「プレ・サレ」と呼ばれるもの。

海水を含んだ牧草を食べるモン・サン・ミシェルの羊の肉は、

少し塩気があるそうです。

そのためか味付けはあまりされておらず、シンプルに肉の味をまず楽しんでみました!たしかにほんのりとした塩気。

そしてお肉は分厚くて柔らかかったです。

その後、自分の好みで塩をつけていただきました。

 

翌朝の朝食は、団体客で大にぎわい。

イタリア人と日本人がグループで来ている率が高かったような!

でも、みんな急いでささっと食べてしまったのか、あっというまにいなくなってしまいました。

 

わたしたちも出発すると、外はシャトルバスを待つ大行列!

だからみんな急いでいたんだ…。95人乗りのバスを二回ほど見送りました。

バスは満員。大人気の観光地ですものね。

そんななか、イタリア人の女性たちにたくさん声をかけられる息子。

「チャーオ!ベリーッシモ!」

去年イタリアに行ったときもそうでしたが、

イタリアの人は本当に子ども好きな方がとても多い!嬉しいです。

 

そんなこんなで、この日も無事モン・サン・ミシェルに着きました。

 

朝だから、業者さんのトラックや配達の人もたくさん来ていました。

 

修道院の入り口。

 

チケット売り場で20分くらい並び、やっと入れました!

 

長い階段!

 

いい運動になります!

 

登っていくと、徐々にまわりの景色が眼下に広がり、大きな湿地が見えました。

 

シャトルバスで来た道が見えました。

 

途中に、モン・サン・ミシェルの出来上がった経緯を示す模型がありました。

708年にこの島に礼拝堂が建てられたのが最初、とのことですが、

模型は10世紀の姿から始まっていました。

 

11世紀&12世紀、少し建て増しされて、

 

17世紀&18世紀、村がしっかりと出来て、

 

 

そして現在の形に!裾を広げるように建て増ししているので、

上に行けば行くほど古い姿が見られるんだ、と模型を見てわかりやすかったです。

信じられないくらい長い時間を経て、

ちょっとずつ今の形になったんですね。

昔の建築に、その時代時代の最新の建築が重ねられていくのが面白いと思いました。

 

 

 

大聖堂。

 

 

修道士たちが歩く回廊は現在工事中。

(フランス語の先生に写真を見せたら、「残念だ!ここはすごく美しいところなんだよ」と。またいつか、工事が終わった姿を見たいものです!)

 

部屋の中心線上に立つと窓が見えないという部屋。

 

太い柱の部屋に、

 

監獄として使われていた時代は、この車輪に囚人が入り、

荷物を下から運び上げていたそうです。

それにしても、要塞だった時代もあるそうですし、

モン・サン・ミシェルは数奇な運命をたどったんですね…。

 

 

こちらの写真の右半分のところに扉があります。

普通は入れませんが

特別なツアーに申し込むと入れるのだとか。

モン・サン・ミシェル攻略法が色々とありそうで

一度来ただけでは、なかなか掴みきれない場所ですね!

 

 

ここは騎士の間というそうです。

 

だいたい1時間と少しくらいで回りました。

子どもがいたためにあまりじっくりゆっくりとは回らなかったし、

村の方には歩いていきませんでした。

それに、ミサも見学できるチャンスがあるそうなので、

またいつかくることがあれば、もう少し探検したいなと思いました。

 

でも、、、

外から見た方が、モン・サン・ミシェルの美しさはわかりやすいのかな!と思いました。

今回は夏だったし、日の入りが遅いから夜景はなかなか見に行けませんでしたが、

ライトアップされた夜のモン・サン・ミシェルも今度見てみたいです。

 

 

このあとはブルターニュ地方での旅に移りました。