「しょうぎのくにのだいぼうけん」息子も気に入ってくれて、毎日読んでいます。
この絵本の製作にあたって、息子には色々たすけられました(o^^o)
まず、わたしの作業時間の確保のために
絵の具での本描きが始まった頃、息子には週二回、プレスクールに行ってもらうことにしました。
本描きの前、まだ鉛筆の下描きをしていた頃は、息子を寝かしつけてから夜中に描き、明け方まで作業していたのですが
さすがに本描きに入ったらそれでは難しいと思ったからです。
(初めての登園で、ドキドキの日。まもなく2歳という頃)
学校は家の目の前にあり、送ってすぐに私は自宅で作業を開始、お迎えの時間ギリギリまで絵を描いて、
夕方5時にお迎えに行く、というありがたい環境でした。
これまで私のテレビや司会の仕事があるときには
区の一時預かりを使っていたので
朝から夕方まで長時間コンスタントに預けるのはほとんど初めてのこと。
週二回ではありますが、
最初は息子が慣れてくれるかどうか、不安もありました。
実際、はじめは朝スクールに連れて行くと泣いて私にしがみついていました。
後ろ髪引かれる思いでわたしは家に帰り作業に入りましたが、
息子がプレスクールで頑張ってくれているんだよなあ〜〜、、、と思うと
絵の大変な作業もやる気が湧いてくるのでした。
幸い息子はプレスクールにすぐに慣れ、
インターナショナル系の学校なのですが
期待していた以上に英語のフレーズや歌を覚えてきたり、
何よりお友達がたくさんでき、良い先生方にも恵まれたことが
親としてはとても喜ばしいことです。
さて、絵本に出てくる赤ちゃんのふうくん。
実は息子がモデルです。
絵本の製作の話をいただいた頃、まだ一歳を迎えたばかりの赤ちゃんだった息子。
物語に直接関係ないのですが、
絵本に出てくるふうくんのしぐさやお気に入りのおもちゃで遊ぶ姿は、
息子の姿がヒントになりました!
読んでくれた方からも「ふうくんがグズったりしてるのが可愛い」と感想をいただいて
我が子を褒められているようで嬉しかったです。
ほかにも、
あがってきた校正原稿を「ママのえほん、よむ!」と何度もせがんでくれたのは、
小さな子どもの反応を出版前にチェックすることにもなりましたし、
あとからより場面をわかりやすくするためにセリフを変更した箇所が一部あったのですが、
それは息子が校正を見ていつも叫んでいた言葉を聞いて提案させてもらったセリフでした。
製作の話が持ち上がった頃はまだハイハイしていた息子は、
中倉宏美さん宅での打ち合わせの途中、初めて一人歩きをした思い出もあります。
(親である私は彰子先生と構成の打ち合わせに夢中で、その記念すべき瞬間を見ておらず、宏美さんが第一目撃者でした!)
今は、一人歩きどころか外でも家でもダッシュ!
ペラペラ喋るし、歌うし、
数字が大好き。0〜13まで数えられるようになりました。
絵本のふうくんも、終盤に思わぬ成長を遂げるのですが、、、
描いているとき、
どんどん大きくなって赤ちゃんでなくなってしまう息子の姿と重なり、
なんだか切なくなって涙しながらふうくんを描いたこともありました。
そんなふうくん、私の特に大好きなキャラクターです(o^^o)!