旅行最終日、アヌシーから、高速道路でスイスへ。
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ジュネーブを越え、この旅最後の宿のあるコムュニーへ向かいました。
レマン湖ほとりの小さな街です。

宿泊するホテルはピッツェリアが副業的に経営しているとのこと。
なぜここに泊まったかというとこの日、ジュネーブで大きな国際的催しがあり、周辺のホテルは空いておらず、空いていても値段が信じられないほどに上がっていたからです。

それで、ジュネーブから車で30分ほど離れたコムュニーに来たわけですが、、
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ここも周りも寂しい感じ。なぜかタイ料理屋(ジンジャーという店)がありました。

到着したのはちょうど昼時で、ホテル一階のピッツェリアには車でどんどんお客さんが来ています。
ここは地元で人気の美味しい店だそう。

それにしても、まだ昼時。あす帰国にしても、
今日夜まで自由時間があるし、ここから近い小規模な観光地・ニヨンに行き、そこで昼食を取ろうということになりました。
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まだ雨は降っているけど、街歩きもしたいし!

荷物だけホテルの部屋に置き、車でニヨンへ。

レマン湖沿いの道を東へ20分ほど行きます。
小さな港町、ニヨンに着きました。
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車を駐車場に停め、少し街を歩くと建物がアヌシーとも似ていると思いました。
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街並み自体は素敵です。でも人が少ないのと雨なのとで、なんだか少し寂しい感じはしました。

ショーウィンドウ越しに、ニヨン焼きというここの街の地場産業である陶器が飾ってあるのを見ました。
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小花柄の乙女な陶器です。
他に、チーズフォンデュの鍋など、お国の料理に使う器具が売っている店がありました。

シャトーのほうに行ってみると、高台から湖を見下ろす感じで、家々の屋根の向こうに湖が見えます。
この旅行の初日に訪ねたエビアンやイヴォワールが、ここのちょうど対岸。
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それを示す図解もありました。
5日前にはあそこにいたんだ、懐かしい。
もう明日帰るなんて、あっというまだなあと寂しくなりました。

さてレストランを探します。
フランスではどの街もカフェやブラッスリーが所狭しと並ぶけど、スイスは食べ物屋が少ないのかしら。なかなか店がありません。
ここ、と思ったら満席だったり。
少しまた歩いて、ひっそりして寂しげなドイツビールの店に入りました。

しかし、中に入ると意外に混んでいました。
満席に近いほど。しかもかなり広い。
フランスもそうだけど、外からみた様子と中に入ったときの様子がまったく違ったりすることがよくあります。

メニューを見ると、料金が高いなと感じます。
高級なお店でもないのに、ランチのサラダで三千円くらい。
物価が高いとは聞いていましたが、本当につくづく高いので、もしスイスに住んだら大変そう(;^_^A

羊の赤ワイン煮込み
これはよくブラッスリーなどであるような味。美味しかったです。
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そして湖魚・ペルシュのソテー。
レモンとバターでソテーしてあります。
さっぱりしていて、美味しい!
レマン湖対岸のイヴォワールで食べたペルシュよりも大きな身でした。
フリットがよく合います。タルタルソースもついていました。

レストランを出て散歩を続けました。
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湖の方へ行ってみることに。雨はまだやまないものの小雨程度でした。

湖岸の街はやはりカラフルでメルヘンチックな建物が並びます。
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ディズニーシーを歩いているみたい。きっと天気がもっと良ければ、アヌシーのように可愛い街並みを楽しめそうな感じ。


湖畔に出ると鴨がたくさんいました。
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水はやはり澄んでいてとても美しい。
心が和みます。

しかしこのあたりで雨がざあざあと強くなり、散歩を続ける感じではありません。
駐車場に戻り、コムュニーのホテルに帰ることにしました。

4時ごろ、部屋でほんの少しゆっくりしましたが、飲み物が何もなくビールなどを買いにスーパーまで車を走らせることにしました。

マノールという大きなスーパーを目指します。
途中の道は、日本の田舎そっくり。
畑、畑の景色。そこへ現れるマノールは、まるでジャスコやイオンのようでした。

マノールに入るとH&Mなどもある中規模のショッピングセンターでした。


食料品売り場へ。やはり物価はやや高め。チーズやハムは、フランスのメーカーのものでも、フランスの1.3倍くらい。
レバノンやアジアの惣菜コーナーもありました。
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お寿司もあって、カリフォルニアロールのようなものが5つか6つで1200円くらい。
スイスの物価事情、少し見られて面白かった。
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チーズと、辛そうなサラダをビールのおつまみにと選びました。




部屋でビールをアペリティフとして飲みながら、もう明日は帰国かあ、と感慨にふけりました。

さて、雨だったこの日、息子は運動不足。雨も止んだようだし、夕食の前に少し遊ばせようと外に出ました。
ちょうどホテルの目の前に運動場と遊具があるのを見ていたので、そこへ。
若い男の人2人がバスケットボールをしていました。


雨が急にまた降り始めて、一時屋根のあるところへ避難したり、また止んだり。
最終的には晴れて、ボールも見つけたので息子の満足がいくまで遊びました。
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夕食はホテル一階のピッツェリアへ。
かなり混んでいましたが子連ればかりなので気楽。

前菜にカプレーゼ、そしてルッコラのサラダ。
ルッコラはまだ若い葉を使い、香りがとてもよかったです!
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メインにはピッツアマルゲリータ。
クールマイユールで食べたものと同様、バジルの葉がのっていませんでした。フレッシュバジルの葉が手に入らないのかしら。
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こちらは魚介のリゾット。お出汁がよく出てとても美味しい!意外にもこの旅行で一番美味しい料理かもしれないと思いました。

店は満席に。
店員さんたちはとても忙しそうで、キビキビ働いていました。
会計時に明日の朝食を部屋の前に置いてくれるよう頼みました。
店員さんは70のことをセプトーント、と言っていました。
フランス人が話すフランス語で70は、スワソント・ディス。60➕10という表し方なのに対して、セプトント、とはシンプルでいいなと個人的には思います。
フランスとスイス、フランス語にすこし違いがあるのを実際に体験した瞬間でした。

荷造りをして就寝。これで明日は日本へ帰るのか、と思いながら。

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翌朝、部屋の前に置いておいてくれた朝食をいただき、ジュネーブの空港へ。


一週間で3つの国、9つの街を回り、充実した旅でした。


この旅で、フランス語が前より聞き取れるようになったことを感じました。
去年の秋にタヒチに行った時より、聞き取りが少し楽でした。
でも自分で思ったことを表現するのはまだまだ未熟。語彙を増やして頑張りたいです。

3年ぶりのフランス。そして初めてのスイス、イタリア。
この3つの国を一度に回った結果、やはりフランスが好きです。
ただ、サヴォワ地方は料理のバリエーションに乏しい感じはしたので、またいつかフランスの別の地域にも行ってみたいです。
でも、アヌシーはサヴォワの中では特別でした。料理のバリエーションに関係なく、また必ず行きたいと思いました!


2016年のフランス旅行ブログ・完