フランス旅行ブログ、今回訪ねた5つ目と6つ目の街について書きたいと思います

フランスのシャモニー・モンブランからイタリアへ向かうため、モンブラントンネルへ向かいます。
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モンブラントンネルの入り口は入場規制があり、ゴーサインが出るまでは待たなくてはなりません。

なんでも10数年前に、トンネル内の事故が原因で大火事になり、たくさんの方々がなくなったそうで、トンネル内の車の数を制限することになったそうです。
車間距離を十分にあけるよう、配慮がなされているわけなのでした。

10分くらい?走りトンネルを出ると、そこはもうイタリア!!
私にとっては初イタリアです。
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でもあれ?なんだか暗い、曇っていて陰鬱、という感じで、ついさっきまでの晴れて暑かったシャモニーとは全く違う雰囲気。
しかも寒い。11度、と車内の表示に出ていました。

トンネルを抜けただけでシャモニーととても近いのに、不思議です。

イタリア側のモンブラン(イタリア語ではモンテ・ビアンコ)麓の町、クールマイユールに着きました。
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フランスとの国境近くにある街のため、フランス語が通じるイタリア、と聞きそれを実際に確かめたくて来たのです。

確かにクールマイユールCourmayeur、と初めて聞いた時フランス語の綴りと発音だ、と思いました。
昔、クールマイユールはサヴォイアという国の街だったそうで。
サヴォイアは現在のフランスとイタリアのちょうど国境あたりにまたがっていた国で、フランスとイタリアの両方の文化を合わせ持っていたそう。
シャモニーもかつてサヴォイアに属していたのだそうです。元々同じ国なのですね

それにしても空はどんより、寒い。コートを出しました。人もあまりいないし静かでした。

日曜なのでほとんどの店が閉まっていましたが、一軒、空いているピザ屋さんがありそこに行くことに。
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店に入るとあったかくて、人もたくさん、
賑やかで、妙にほっとしました。

後ろのお客さんはフランス人の家族連れで、接客の方もフランス語で対応していました。
メニューにもフランス語が併記されていました。

隣の三人組が席を立ち、チャーオ、と笑いかけてくれました。そのとき私は無意識にお辞儀をしたみたいです。すると、女性が、私にお辞儀をしてくれたのね?とお辞儀をし返してくれました。
男性は日本語を知っているらしくこんにちは、ありがとう、さようなら、と披露してくれました。
街は陰鬱な雰囲気だけど、人は明るいみたい

イタリア料理は、とても美味しい。
ラルドという生ハムを食べてみましたが、脂の塊なのにとろけるようでふわっとしてしつこくありません。
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サラダは自分でオリーブオイルとバルサミコ酢をかけるしくみでした。

ピザもとても美味しかったです。
美味しいけど、東京の美味しいピザ店もこのくらいの味かもしれない。
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東京の店って相当健闘しているのかも、と思いました。

食事を終えて街を散策しました。静かです。
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中心地にくると人がぱらぱらといました。
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広場からは景色がよく見えます。
真っ白な岩山、これはフランス側と同じ風景です。

教会に入ってみたり、来た道と反対の方にも行ってみたけど、寒いしなんだか寂しい場所だし、もう次の場所、アオスタに向かおうということになりました。

アオスタへは高速道路で40キロくらい。
標高が下がるので気温は少し上がってきたみたいです。
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イタリア国鉄の駅を右手に見ながら路地を入り、ホテルにつきました。

受付にはおばあさんがひとり。
ボンジョールノ、グラーッツィエ、イタリア語はこれくらいしかわからない私。
家族がイタリア語でチェックインし、おばあさんとやりとりする姿をぼんやり見ていました。
このとき聞いたら、おばあさんもフランス語を話せるようでした。
おばあさんは子どもが好きらしく、息子にたくさん話しかけてくれました。
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部屋に入ると可愛らしい花柄のベッドカバーや、ベビーベッドにかけられた手編みのブランケットが。
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ブランケット、あのおばあさんが編んだのかしら


少し休んでアオスタ観光。
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この街にはローマ時代の門や劇場跡が残っています。2000年以上も残せるローマ時代の建築技術ってすごい。そんな昔のものを今こうしてみることができるとは!歴史のスケールの大きさに驚きます。

通りを歩くと古い建物をそのまま使ったお店がズラリ。
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観光客がここにはたくさんいて、イタリア語もフランス語も聞こえてきました。

ジェラート屋さんがあったので入りました。
リモーネとヨーグルトをひとつずつ注文。
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ヨーグルトの表記はフランス語でヤウールになっていましたが、ヨーグルトはイタリア語でなんと言うのか聞くと、
普通に英語のようにヨーグルト、というらしいです。
店員さんと写真を撮って外のベンチでジェラートをいただきました!

散歩を続け広場に出ると、
市役所は、フランス語で「HOTEL DE VILLE」と書かれていました。
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広場にはイベントスペースがあり、Les motsというフランス語のタイトルのイベントが開かれていました。昔も今もイタリアとフランスの文化が混じるところなんだと感じました。

散歩の途中、いろんな人が息子に笑いかけてくれたり、立ち止まって話しかけてくれました。
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さてそろそろ6時半、手軽なバールでスパゲッティなど色々なメニューがあるところに入りました。

サラダ、生ハム盛り合わせ、サーモンクリームのペンネを注文。
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それにしても生ハム、すごいボリュームです!!
お店のおばさんが、「トゥット・ベーネ?」と聞いてきました。
「Everything is OK ?」の意味だそうで、
フランス語でいうTout va bien?トゥ・ヴァ・ビアン?フランス語とイタリア語は音がちょっとだけ近い気がします。

ささっと食事をし、あとはホテルでゆっくり休みました。

翌朝は、支度をして8時過ぎに朝食へ。
あの、受付のおばあさんの息子と思われる男性が食堂に案内してくれました。

食事のラインナップはこれまでとはやはり全く違いました。
大きく違うのは、甘そうなタルト、しかもアントルメがあること。
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ほかにも甘いお菓子。クロワッサンにも元からジャムが入っていて、とにかく何を食べても大抵甘い。

そして朝から生ハムでした。


おばあさんの息子も、トウット・ベーネ?と聞いてきてくれました。
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ゆっくり朝食をいただきました!

荷物を先にまとめ、駅の方へ散歩に出ましたが、寒いし、雨。こんな天気だと本当に、つくづく陰鬱な雰囲気です。道行く人も心なしか虚ろな目をして見えてしまいます。(失礼。。)
こちらの人はおでこが高く、目に深い影を落としているように見えるからかも?

駅に着き、ホームへも行ってみました。
ちょうど電車が止まっていましたが、かなり天井の高い電車。しかも乗り口は段差が50センチくらいあるのに驚きました。
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これは体の不自由な人や子連れは大変、と思いましたが、周りの人が助けてくれるから心配いらないらしいです。


ぐるっと周り、フランス系スーパー、カルフールの24時間営業のお店も発見しました。
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カルフールでも声をかけられる息子。



ホテルに戻りチェックアウト。
受付のおばあさんと写真を撮りました!
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これでアオスタをあとにします。
またクールマイユールを通り、モンブラントンネルを抜けてフランスへ。

寒くて雨だったからなんだか暗く感じてしまった、北イタリア。今度は陽気な南の方にも行ってみたいなあと思いました。

トンネル抜けたらフランス。
向こうは晴れているといいな、と思いながらトンネルをくぐりました。

このあとはフランスのアヌシーへ向かいました