フランス旅行3日目。
前半はレミル収容所見学という今回の旅で私が一番緊張していたコンテンツを終え、
後半はマルセイユへ。

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郊外へ出て向かったのはこのお洒落な集合住宅。

建築家のル・コルビュジェ(1887~1965)の傑作とされる建築で、
その名も「Unité d'habitation(ユニテ・ダビタシオン)=住居の統一体」。
第二次世界大戦後着工し、1952年完成。
もちろん今も人が住んでいますが、見学できるとのことで訪ねました。
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ユニテ・ダビタシオンは建物がひとつの都市として成立しています。
屋上庭園、体育館、幼稚園、レストラン、総菜屋、本屋、プールと至れり尽くせりなのです!
戦後、人々に生活を楽しむゆとりが出来たんですね。
収容所見学に行った後なので、余計そう思いました。


外見の特徴は一階部分を柱で持ち上げたピロティがあること。
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車が増えてきた時代だったので、駐車場に利用したりそのまま車が通り抜けたりと、
いろんなことを考えてのピロティだったようです。

中に入ってみると…
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コンクリートの壁、コルビュジェらしいです。(彼の建築・上野の国立西洋美術館とやはり同じ雰囲気)

光がたっぷり差し込む廊下
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カラフルなポスト!
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え?不動産屋さん??
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屋上はマルセイユの街が一望できる広いテラス。
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撮影できませんがプールではこの建物内の幼稚園の子どもたちが遊んでいました。


屋上には色々立体作品もあり、コルビュジェ本人がモチーフの作品もあります。
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コルビュジェにだっこされてみました笑
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ユニテ・ダビタシオンは建設当時、前衛的で人工的な印象から、
地元民から大反対されたそうです。
「住居はもっとぬくもりがあるべき、これは人間的でない。」と。
でも実際住んでみた人からはとても好評で
60年たった今でも多くの住民が住み、観光客の見学も絶えない場所となったようです。


じつはこの中にホテルもあるのですが、
まあ、もうこのへんで充分かな笑
寝泊まりするならそれこそもうちょっとぬくもりのある場所に行きたいと思いました。

ということでマルセイユ市街地へ!
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パリが東京ならマルセイユは大阪、とよく聞きます。
距離的にも、言葉のなまり的にも。
そして、ちゃきちゃきした人が多いとも聞いていたのですが、
案外ふつうでした。
(ただし!男の子の上下アディダスジャージ率は高かったです。)
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港には船がいっぱい、人もいっぱい!
そしてその港を取り囲むようにレストランもいっぱいで、
ここは青い屋根の綺麗なお店が並んでいました。
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夕食には海の幸を。
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マルセイユといえばブイヤベースが有名ですが、
「どうせ余った魚のくずを煮たやつなんでしょ?」と失礼な誤解していた私は、
ふつうのお魚料理をメインに選んでしまいました…。
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これはこれでおいしかったけど、
やはりせっかくなら名物をいただけばよかったな★


この翌日は、原野のワイルドな風景を楽しむ旅です!