フランス旅行二日目の午前中はニースでした。

午後からは香水の街、「Grasse(グラース)」へ。
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ここは古くは皮革なめし職人の街でしたが、
動物の皮革独特のにおいを消すために香りつき手袋を考案。
そこから香水のメーカーが誕生して現在に至るそうです。(有名なのはフラゴナール、ガリマール、モリナールの三社)



こちらは国際香水博物館。
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香りの原料について学んだり、世界の香水の歴史を見たりすることができます。


ただちょっと時間がなかったので、こちらへ直行。
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老舗メーカー・フラゴナールの工場兼ショップです。



フランス語か英語の工場見学ツアーに参加できます。

Marie(マリー)さんの案内でツアー出発!
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原料となる花や果実などに熱を加えて香りを抽出する機械を見たあと、
それをコーヒーのフィルターのようなもので漉していることを聞きました。
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漉したあとのフィルターに、それぞれいい香りが残っていました!



またジャスミンの花のように薄くて熱を加えられない原料の場合、
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こうしてガラス板に紙とともに花を挟むことで香りを抽出する方法も聞きました。

新鮮な香りを引き出すために毎日花を取り替える必要があるそう。
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また、1キロのエッセンスを採るために1トンの花が必要だそうで
とても手間のかかる作業です。(この方法は70年代までしか取られておらず、現在は違う方法で作業するそうです)



そして香りを調合して香水を作る「調合師」には化学の知識と抜群のセンスが必要。

バカンス中に得たインスピレーションを香りと結びつけて、新たに香水を作るのだそうです。すべての香りに「感情」がある。ステキだと思います。



ショップコーナーでは実際に商品の香りを試すことができました。
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私はこのとき試した香水に一目惚れ(一鼻惚れ?)し、購入を決めました。…が、

マリーさんは「実は五本セットだと30%オフ。このツアーのなかで香水を買う方5人募ってあとでみなさんで分けるのもOKです」ですって!

なんて商売上手。
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そして、見知らぬ者たちながら同じツアーに参加した者どうし仲良く香水を購入したのでした。
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無事に購入!本当にいい香りなんです。

ちなみにフラゴナールの香水の容器はアルミです。

ガラス瓶だと光によって劣化が進みやすいのでアルミにしているそうですが、
金色なので十分エレガントだと思いました。



フラゴナールを出て街を散策。
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小さな街ですが建物の色が全体に黄色っぽく、可愛い雑貨屋などが立ち並んで歩いていてうきうきするところです。
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アイスクリーム屋さんを見つけたので入ってみました。
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すると!
ずらりと並んだアイスクリームのなかに、
なんと「ジャスミン」の花のアイスクリームが!
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さっきフラゴナールで聞いてきたジャスミンの香りのお話ですが、
今度はその香りを「食べる」ことができるなんて!


さっそくいただくと、ジャスミンのいい香りが口の中から鼻孔をくすぐります。
甘さ控えめでとても美味しかった!

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こちらの女性がたった一人で全種類のアイスクリームを作っているそうで、

このジャスミンのアイスクリームに使っている花は、
グラースの街で採れたものだそうです。



「香り」をテーマに、忘れられない旅ができました。



このあとは二日目の宿泊地、Aix-en-Provence(エクス・アン・プロバンス)へ。
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高速道路で二時間かけて移動です…

音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜
おまけ★
今日はロケで花畑をみて、わんちゃんと遊んできましたニコニコ
わんちゃん、私にまったくなつかなかったけど笑
可愛かったですラブラブ