趣味道楽、着道楽の奧さまが亡くなりました
飽きれるほどの着物が残った…と聞きました
ご遺族は、私の着物趣味をご存知で・・・49日、親類の形見分けが済んだら、好きなもの拾って頂戴、と、声かけをいただきました
本当は先にあなたに見せたいのだけど、着道楽で有名だったせいか、初七日明けには親戚の女性たちが、あれもあったこれもあったと話題にしたそうで・・・
失礼なような話ですが、ちょっと趣味つながりのあった私にはとてもうれしい話
こういうとき、みなさんが興味を持つのは、高価な訪問着や、使いやすい色無地 大島 帯
私は、普段お稽古に使われていたような木綿や地味な紬が残ってたらうれしいな
『宝の山』が違うのです
さて、声がかかり、出かけてみると・・・あらら? 垂れものばかりですよ・・・・
聞けば
あまりたくさんあったこと、小汚いものがあると故人の恥じになると思えたこと、から・・・形見分けの前に『うつくしいもの』を選別して、『小汚いもの、地味なもの』は、『燃えるゴミ』として持ち込んでしまったそう!!
がっかり・・・が伝わったのか ???という顔をされるので、そのあたりを茶話
結局、古着屋に持ち込む人も、そんな風なんだろうね
色柄美しい垂れもの・・・には値がつきそうだけど・・・と
若いころ、お邪魔した着道楽さんの家 衣替えシーズンだったのか、藍の木綿着物が畳まれ積まれていました そのころ、そういうジャンルが嫌いだった私
地味でパッとしないもの、こんなに大量に、変わった趣味・・・と思ったのです
『燃えるゴミ』の中には・・・ときどき拝見していた、木綿や田舎紬が押し込まれていたんだろうな・・・煙になって、彼女があちらで纏えば、それはそれでよかったんだ・・と思いながら 『取らぬ狸』になった私でした