
すっかり久留米な人になったね・・といわれました
母はずっと久留米好き。今は高い作家物を一昔前、田舎価格で買った世代です。
ヤカベチカエさんの絣が好きでした。ヤカベさんは、これほど久留米が脚光を浴びる前、お嫁さんが仕事を続けるため孫を預かることになり、仕事をやめてしまいました。それでヤカベ家の絣は途絶えてしまい、今残ったものは相当の高値が付いています。ぱっちりの井桁が特徴です
松枝家、森山家は、現在超有名作家・・ということで、昨今100万超の値の付くものもしばしば。
でもね、ほんの2.30年前は、食べるのもやっと。ただこだわりの絣を織り続けていた。それを、全国の旦那衆の奥様が、支えてきたんです。本物の奥様は派手な着物は着ません。それは遊女の着る物だから。
素朴な中で手の込んだもの、本物の贅沢を求めていました。
ずっと聞かされてきたけれど、久留米は私の価値観には合わなかった。私の育った家にも、木綿にたいそうなお金を払う、そんな空気はなかった。ただ、母は、奥様方の仕立てをする付き合いからいろいろ感じて、学んでいたらしい。松枝さんは買えないから、ヤカベさんを買ってきた。それだけのこと。
私のあれ、着てね・・今日言われました。前にも言われたけど身丈が10センチ違うんです。そのときは断りました。でもこのごろ、自分もそういうものにはまりだして、つん丈も、継ぎも、なんとも思わなくなってきました。木綿の単だったら、自分でいかようにも楽しめます。
そこをわかってくれたのかな。だといいけど・・
今日、まだ、私(母)のほうが似合うと思うけど、じきにあんたのものになる・・といわれて、ちょっぴり寂しい気がしました。
古着屋で買った久留米(自分で仕立て直し)
博多単帯・・よく締まります・・