明治座×る・ひまわりの年末祭シリーズの今年のキャスト発表も先日あり、界隈では盛り上がりを見せていますね。
今年で9年目。
ここで始まりから振り返っていこうと思います。
ネタバレ大いにありますので注意してください。
全てはここから始まった
歴史がなんとなく学べるとお茶の間で評判のあのゆる~いバラエティ番組
『戦国鍋TV~なんとなく歴史が学べる映像~』から登場した戦国武将たちが池袋に集結!
1583年(十五夜さ、賤ヶ岳)の戦いの前夜をオリジナルストーリーで描く笑いと感動の
武将だらけの大運動会(ポロリ…じゃなくて、ホロリあり)・・・と見せかけた
本気の舞台、はじめます。
2部はミュージックトゥナイトだよ!!
公演期間:2011年1月7日(金)~1月16日(日) サンシャイン劇場(東京)
この頃テレビで放送されていた戦国鍋TVはとても人気のある番組でした。
テニミュキャストでなにか番組作ろうというのが始まりだったはずです。
テレビから舞台へ。
今となってはタイトルも内容もキャストも戦国鍋TVとは別になりましたが、この9年の祭シリーズの始まりはここからでした。
今では相葉くんも村井くんも祭シリーズには出演されてませんが、昨年は相葉くんが体調不良で出演されなかったものの、二部ゲストに出る予定だったんですよね。
また機会があれば相葉くんや村井くん、出演されなくなった今までの出演キャストにはなんらかの形で…と思っていたり。難しいかもしれませんが。
相葉裕樹主演 共演に村井良大 当時人気を博していた出演者たち
相葉裕樹くんが前田利家で主演。村井良大くんが秀吉でした。
小林且弥さんや井深克彦くん、大御所では大和田獏さん。他にも小林健一さん、佐藤貴史さんなどる・ひまわりではその後出演されてる方も。
大人が全力で舞台上でお芝居をしてふざける、というのを全面に押し出したような作品。
年末年始のお祭り騒ぎは脈々と受け継がれてますね。
ストーリーは戦国時代のはずなんですが、銀河に舞台を広げて壮大なスケールになっています。
本筋は歴史通りなんですが本当に基本がということで。基本以外のところの肉付けや展開が、まぁ新しいもので。
そのオリジナル解釈の脚本が毎年楽しみなんです。
まず体操服でキャストさんたちが舞台を行進 戦国時代とは…?
初見では戸惑うばかりだと思いますが、慣れます。
銀河を揺るがすクーデターが起こる! 本能寺の変???が始まる
柴田勝家たちの登場から飛ばしてるなと思うのですが、衣装がどこかで見たことあるものばかり。モザイク処理もされてて権利関係大丈夫!?と思わず突っ込んでしまいます。
祭シリーズでは毎年毎公演、演劇の中に役者本人ネタも盛り込まれていまして。それが普通に受け入れられる不思議な空間です。今回の新春戦国鍋祭でも多数。
フォースの力を感じるというセリフがあるのですが、アウト寄りのアウトだと思います。
場面が変わり光秀登場。小さな機体に乗り、手動でくるくる回りながら(回してもらいながら)の登場です。会場で笑いが沸き起こる。
光秀がクーデターを起こすことを高らかに宣言。
信長と蘭丸のシーンは、岩﨑大さんがキャラをてんこ盛りにした信長を演じるのと照明効果で怪しい雰囲気になるのですが、光秀謀反の報せが入ります。
本能寺の変のシーンだ!と思った瞬間に光秀が先程の機体に乗りものすごい速さで運ばれて(攻めて)来ます。
ここでBGMがどこかで聞いたことあるやつなんですよね。笑
る・ひまわりの公演・イベントではオマージュが多用されています。オマージュです。
戦いが始まると思えば、爆破スイッチひとつで信長は討たれてしまうのでした…爆破って!
所変わって秀吉軍。王様ゲーム始まり。
最近も王様ゲーム(殿様ゲーム)をしてる舞台を見たので暇の象徴=王様ゲームなんですかね。
銀河英雄伝説やって、想像でやってと楽しそうに無茶振りをする秀吉。
やってみるんですけど、どんどん突っ込まれてアントニオ猪木になったり客いじりを始めたり、果てには桃太郎になってロボ化してました。
一通りやらせて銀河英雄伝説について客席に解説する秀吉だったりやりたい放題。
そこへ戦国鍋TVでもおなじみの、太ももをさらけ出した官兵衛登場。寿里さんは大江戸鍋でも太もも出してましたね…余談です。
光秀を討ち取る決意をするも、でかい二人に遮られる小さな村井秀吉に笑ってしまいます。
スタンドマイクが用意され、歌う瞬間に終了。「曲終わっちゃうんだ!?」
信長を討っても銀河最高議長になることを考えていなかった光秀は改めて議長を意識します。議長ってなんだと思うんですけど。
盛り上がっている光秀のところに秀吉が現れ、追い詰め、戦いへ。
その戦いがですね、光線銃やライトセーバーではなく…テニスなんですよ!
おそらくアウトだったテニミュのセリフであろう音声が効果音で消され。でもBGMがテニミュなんですよね。
出演者がジャージにテニスラケットを手に集合し、替え歌を歌って踊るという反則技。笑
テニミュ出身者もいるので会場は笑いで大盛りあがりです。
曲が終わり、光秀を討ち取るとセリフがまた消される。村井くんが演じていた役のセリフでしょうか。ラケットを取り上げてやっと正気に戻る秀吉。
銀河を取る!と、またテニミュが始まりそうになるのを戻れ戻れと解散させて、光秀の三日天下も終わりです。
秀吉と勝家に挟まれる利家はどうするのか
先の戦いが終わり、次は秀吉と勝家の戦いに発展していきます。
協力してくれという秀吉と世話になっている勝家を思って断る利家。
おもしろおじさんたちが出てくるのですが、当時の海老蔵ネタやらなんやら盛り込んできて、さらにセリフが消されてるところが多くて全くわかりません。使えないネタいっぱいだったんですね。
勝家もその場に現れ、秀吉と対峙。二人に挟まれる利家。親友とお世話になってる方に板挟みなのです。
秀吉と勝家が去り思い悩んでいるところに商人の小西が高額な壺売りに困ってると出てくるのですが、小西のアンドロイド事業の話を聞きなにかのヒントを得た様子。なにをするつもりなのか。
清州会議中は音声が消され映像のみが流れます。編集されすぎて実際に観劇されたひとにしかわからないところが多いんだろうなと。動きでなんとなくわかりますが。
音声が戻った途端にマイケル・ジャクソンですし。そしてまた音声なし。はたしてDVDにして良かったのか?と疑問に思ったり。
勝家にはなにか秀吉に対して手は打ってあるとのことでした。
商人の小西が困っていた壺売りが再び出てきます。壺売りの方々のちょっとしたコントのターン。こういう小ネタを持ってくるところが祭シリーズの楽しさです。
見たことある顔だ!と言われ、壺売りは足利義昭だと判明します。
あっという間に前半が終わってしまいました。
普通の時代劇と違って斜めの切り口から作り出されたものなのでとてもおもしろい。
ネタも盛りだくさんで、この楽しさはキャストさんたちの爪痕を残そうという気概も含めて常連にならざるを得ないんです。
ストーリーテラーと光秀の家紋を覚えよう!があり、前半戦と後半戦の間の小休止のような時間があります。
光秀が出番ないので語り部やりたいと言うと用意されたのは、松坂桃李の銀河英雄伝説の宣伝。笑
相葉くんがラインハルトの姿で出てきます。
前半から入れてくる銀河英雄伝説ネタはなんなんでしょう…後からDVDを購入して見てるので当時の様子がわかりません!
無茶振りの光秀のアドリブを終えて後半戦へ。
フォースの稽古?をする利家。
信長と秀吉、勝家も出てきて、まだみんなで楽しく過ごしていた時の様子を思い出しているのでしょう。
みんなでフォースの鍛錬に励んでいた頃。岩を相手にフィースを発揮しようとします。信長のフォースは黒子でした。(フォースがよくわからなくなってきました)
そして足利義昭が勝家の秀吉への打つ手だったとわかります。
勝家は秀吉への怒りを抑えきれずダークサイドに落ちてしまいました。
アンドロイドからヒントを得た先に
小西がアンドロイドをつれて利家の元へやってきます。どこからどうみても信長と蘭丸です。二人のアンドロイドを作ったようです。
信長が生きていれば戦わなくてすむと利家は考えたのでした。
時間とコストの関係で言葉の機能が充分でなく、4言しかしゃべれないアンドロイド。
「織田信長だ」
「それで良い」
「うつけが」
「爆発しちゃうぞ☆」
最後の一つは完全にバグ。笑
しかも蘭丸も信長と同じ言葉しかしゃべれないというから完全に失敗だと思うのですが。
テストしてみるけど不安しかない。
それでもアンドロイドを連れて、秀吉と勝家の戦いの場へ出陣していきました。
信長アンドロイドは戦いを止められるのか
ストーリーテラーに光秀も参加し、物語は進んでいきます。
秀吉軍では信長を見たとの話を耳にします。
そんな中で勝家との戦いに突入。
と、いきなり戦国鍋TVの賤ヶ岳の七本槍(全部一人)が登場します。戦いが始まるという時に空気を変えていきますね。笑
一番槍がはけて行ったところでライトセーバーで戦いが始まるのですが、途中で七本槍(全部一人)がまた出てきます。
足利義昭も参戦し、七本槍一人でやろうとしてるな、と言われまさかーと。
再戦しようというところで利家登場。向けられた銃弾を白刃取りした時は笑いました。
信長アンドロイドも信長として登場し、これで戦いは必要ないだろうと説得するのですが、どうも信長の言動がおかしいと気づく秀吉軍。
アンドロイドを切り倒され偽物だとバレてしまいます。
ピリッとしたところで七本槍がまたまた登場。槍が3本…もはや消化作業のような七本槍。笑
そして戦いへと戻ります。
若手とおじさんのイロモノチームの出番がやってきました!武器を捨ててノープラン即興コント。
若手側の考えた挙げ句のお題はメロン。すごい悩んでたのにどこからメロン出てきた。
全くのノープランで始めるのでぬるっと始まりいきなり終わる。お題のメロンを出さないおじさんチーム。
おじさんチームの出したお題は尖閣諸島。時事ネタだし即興コントにしては難しすぎると思うんですが。
若手チームも頑張るんですが勢いだけでなにも生まれない。笑
結果4人とも目が死んでると言われました。
勝家フォースの力は黒子で秀吉もフォースは黒子。黒子頑張れ。
僕のフォースも捨てたもんじゃないでしょう、と秀吉が言うのですが、いよいよフォースがわからなくなってきました。
6・7番目の七本槍も登場し切られる。一人でよくできました。
最後の戦い 次に繋ぐ
利家が必死に止めに入り、勝家が引きます。それを逃さないと進軍する秀吉。
もうどうやっても戦いを止められないことに、これからどうすればいいのか利家は立ち止まる。そこへ信長が姿を見せる。アンドロイドではなく、本物の信長です。
「戦を終わらせろ、秀吉についていってやれ」と残し姿を消し、それを受けて利家は秀吉側に立ち出陣を決めるのでした。
利家と勝家の邂逅。少しの間語らう二人には今までの笑いの要素はなく。
自刃に倒れる勝家は迎えに来た信長とともに去っていきます。
ストーリーテラーがNHK大河ドラマの話題を。お市の方のドラマありましたよね。
最後に明かされるストーリーテラーの正体は家康でした。最初この終わり方を見た時にちょっとびっくりしました。おもしろいなと。
これで終わりというところで光秀が「家康だったの!?」と最後の最後に出番がありました。
中間の閑話休題のところでの無茶振りを振替して終劇でした。
終劇後の挨拶は音声なしで映像が流れるもの。
今出てるものが充実しすぎてもっと欲しかった
新春戦国鍋祭はお祭り騒ぎでとても楽しいのですが、現在まで公演を重ねてだんだんと内容もDVDも充実してきたので、今見返すとちょっと物足りない気もします。
編集部分ももうちょっと使えてたらなとも思います。
雰囲気は感じられるので、年末祭シリーズが気になっている方は一番初期のものを見てみるのも良いのではないでしょうか?


