今日も精神科実習

統合失調症の患者さんとお話しました

と言っても、患者さんは抑揚のない小声でボソボソと話すので
九割五分は聞き取れません

それでも患者さんの表情やしぐさに合わせて
私も笑ったり真剣な顔をしてみたりして
なんとか一時間半を乗り切りました

後で指導者さんに
「○○さん(←私ね)、辛抱強いね。感心したよ」って言われました

いや、ほとんど会話の内容分かってませんよって言っても
「いやー、普通なら話が通じないから、すーっと逃げるよ。ここまで通じた人は貴重よ」だって

いやいや、全く通じてないですけども

恐ろしく一方通行な会話だったけど
あるポイントをつつくと患者さんがすごくはっきり話すのを発見し
五分に一回はそこをつついてたんですね
そこがすごく興味深かった

最後には患者さんも声を立てて笑うようになって
傾聴してる態度を表せたし、割と良いコミュニケーションがとれたんじゃないかと思いました

あたし一般科の患者さんとはコミュニケーションをとるのが苦手なのですが
精神科ってなぜか気負わずコミュニケーションとれる
不思議だなぁ

今日の日記の題名は
その患者さんが見せてくれたノートに書いてあった言葉
全部のページの端っこに筆記体で書いてました


Never say die spirits

文法は正しくない気がしますが、気持ちは伝わる

「魂が死んだなんて言わないぜ!」って感じかね
誰かのTシャツに書いてるヘンテコ英語のような気もする
傷心な私には妙に刺さる言葉でした