姉は、脳波に乱れがあり
その発作で倒れていた可能性があると。
2週間入院になりました。

退院しても
またあの家に
子供を送り届けるなんて
出来ない。

それに姉と暮らさせるのは
無理なんじゃないか。

頭が痛くなる…。

毎日、学校に送り迎え。
凄く凄く大変だったけど
姉の子は日に日に
笑顔も増えて
自分からも話しかけてくるようになり
我が子のように
ソファーで横になり

おかえりーウシシ

と言うようにニコニコ


後は、ゴミ屋敷を掃除しなければ…
でも、1人では無理なので
親戚にゴミ屋敷写真を送り
姉の子供の為に
手を貸してほしい!と
頼みました。

姉が退院する3日前。

私を含め大人6人で
軍手2枚重ね
土足
ゴミ屋敷の掃除に入りました。

家の中とは思えない家…。
冬じゃないから臭いも最悪に…。

キッチンには
虫がぶんぶん飛んでいて
虫嫌いな私は
悲鳴をあげそうなほど。

下水、汚水、汚物臭。

嗚咽が止まらなくて
涙を流しながらやっていたら
親戚のおじさんが
代わるよ!!と
ガシガシ生ゴミを手で取り
捨て始めました。

強者、賢者えーん

すみません…。
使えない私。

居間とは思えない場所には
開けていない缶ビールが
10本以上転がっていたり
コンビニの棚ごと買ったのか?
と思うような
食べていないパンが
賞味期限切れで転がっていたり…。

悲惨

本当に
座れないし住めない。

文句と弱音しか出ない場所を
みんな黙々と
分別しながら掃除。




少しずつ床が見えてきた。

ゴミも一気に捨てたら
ゴミ捨て場がパンク。
だからゴミの収集業者に連絡をして
捨てていい場所まで
車で持ち込んだり
捨てる曜日を聞いて
後日分けて捨てる事に。

6人全員が
分担して
お風呂場もキッチンも
部屋も全部
8時間かけて掃除。

床が見えたとは言え
とても座れないし
寝転べないラグ。
畳は変色。

でも、、、
姉の子供が
探していた物が見つかった事と

座る場所が出来た!!
おかあ←姉が帰ってきたら
びっくりするんじゃない?ニコニコ

って喜んだ顔をみて
やって良かったと思ったし
どんな親でも
子供って親を好きなんだなって。

胸が締め付けられました。

そして掃除を手伝ってくれた
親戚一同と
姉と姉の子
そして私で
姉が退院したら
今後を話し合う事に決めました。


魚しっぽ魚の骨魚からだ魚あたま

③になってしもうた。
もっと短く書けないかと
思ったのですが
濃すぎて無理でした…。

ここまできて…ですが
後は
結末を出来るだけ
簡潔に書きたいと思います。


魚しっぽ魚の骨魚からだ魚あたま


姉が退院をして
なぜ、こんな家になっているのか。
子供にしている事は育児放棄。
育てる気がないなら
姉ではない別の場所で
子供を育ててもらうべき。

色んな話を真剣に
話し合いました。

姉は

遊びたかった。
私には育児は向いていない。
育児放棄だとわかっていた。

認めたのです。
ならばもう
うちでしばらく預かる!!と言うと

静かに聞いていた
姉の子供が

俺がゴミも捨てる。
お母さんを支えていきたい。
この家に住んでいたい。

と泣いて言いました。

姉は

ごめん。ちゃんとする…。

と泣いて誓ったのです。

そうか…

こんなどうしようもない母親でも
そばにいたいんだね…。

それを聞いたら
サポートするしかないと思い
新しくラグやテーブル
キッチン用品やバス用品
生活に困らない程度に
新しく揃え
生活出来る環境にしました。

姉の子供は
携帯を持っていたので
LINEを交換して
いつでも連絡してね!と
部屋も綺麗になり
姉と子供との関係も
クリアになったと思っていました…。

念の為、児相に相談。
私もみていくから
少し様子を見て欲しいと
事情を伝え
後日訪問をしてくれました。

それが嫌だったのか、、


今日もしっかりご飯たべたー?おねがい

や、くだらない話を
1日1通はやりとりしていて
最初は

親子丼たべたよー!美味しかった爆笑

とか

モンストやってたよー!ゲーム面白い!

と即レスだったのに
だんだん既読スルーするように。。

何かあったらいつでも
連絡しておいでね!

と入れると

うん

だけに。

最後は

どスルー。


家を綺麗にしてから
3週間。


知らない番号から着信。

出てみると

◯◯←姉の子
毎日連絡きて
監視されてるみたいで
うざいって。
だからもう連絡されたくないから
してこないでって。

と。

はっ?

言わされてるの…?
それとも本気で言ってんの?

みんな誰の為に
なんの為にやってきたの?
それに姉も、よくそんな事言えたな!!

怒りで何を言ったかも覚えていない、、、
でも電話を切ってすぐに
親戚から電話。

◯◯←姉の子とLINEしてたけど
家はどう?って聞くと
大丈夫!とかシカトするの。
だからなんで?って聞いたら
心配されるのが面倒で
いちいち返すのがカッタルイなんだって。
恩を仇で返されたね。

と。

そして私に直接

もう心配されなくても大丈夫!
ちゃんとやってるから!
LINEとかもいらない!

と言ってきたのです…。

そして
ブロックされました。

私、なんにもしつこいこと
していなくて…
嫌なことも言ったつもり
ないんだけどな…。
引き離されると思ったのでしょうか。

突然の事だし心配で家に行ったら
はぁ、、また来たの?と。。

元気なら良かった、、、。
ちゃんと食べて生活してね!
困ったら連絡しておいでね!
と伝えると

うん。  バタン

自分が馬鹿みたいで
帰り道泣きました…。


2ヶ月後

知らない番号から着信。

出ると闇金からでした。
姉がお金を借りるのに
私の情報を売ったようです。
そしてその闇金に

金返さねーと今からそっち行って
子供も一緒に
ぶっ◯ろすぞ!!!

と脅され
警察を呼ぶ事態に…。
勿論、闇金は来ませんでしたが
知られた以上
嫌がらせはあるかもしれないから
番号変えた方がいいと
警察に言われ

私は自分の家族を守る為に
電話番号をかえ
子供は転校する羽目に。
引っ越し先も告げずに
姉にバレないように
今の地に来たのです。
関わっていても
いい事なんてなにもないと
姉とそのまま本当の疎遠に。


後に親戚に聞いた話では
すぐにゴミ屋敷に元どおり。
それを親戚達が再度
綺麗にしたのに
心配なら
そっちがやればいいでしょ?
という態度になった
姉と子供…。
姉の子も食べてゴミを片付けず
捨てよう?と言うと
面倒と言ってスマホ。
スマホ中毒で
ゲームに課金をしまくり
携帯代に4万円を使い
支払えず携帯はとまる。

おばあちゃんや親戚が
家に行っても
スマホ貸して!と言い
貸してもらえないと
早く帰ってほしいと
言うように。

最後は居留守…

児相と連絡を
取っていましたが
子供本人も
しっかりしているし
引き離す必要なしと判断。
訪問も必要なしと言われました。

ゴミ掃除をしてくれた全員を
姉と子供は
ブロック

皆、それならいいよ!と
関わりなくそのままになりました。


そこから4年。
姉が、おばあちゃんに
泣きながら連絡してきたそうです。
↑私は後から聞きました。

◯◯←姉の子
家の中で暴れて怖い。
トイレから出られない。
助けて。

と。

おばあちゃんでは
どうにも出来ないと
姉が自ら
警察に連絡をし
警察を待っている間に

姉の子供は
自殺しました。


まだ10代です。
これから楽しい時に
心の病に蝕まれて
愛を受けずに
亡くなりました。


火葬に行きました。

穏やかな顔をしていました。


私は
あの時、ブロックされても
何されても
しつこく家に行ったり
施設に入れるように
粘り続けるべきだったのかもしれない。
あの時あぁしてあげたら、、と
悔やんでも
悔やみきれません。

救ってあげられなくて
ごめん。本当にごめんなさい。

姉とはこれから先
一生会う事はないと
思います。

姉の子の命日は
姉と別に
手を合わせていきます。


これが
このお話の結末です。

後半、詰め込みすぎました。。

自分で書き始めたのに
やはり書くべきでは
なかったのかもしれないと
思いました。
すみません。
心配して下さった方々
ありがとうございました。


長々と
お読みいただき
ありがとうございました。